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お城のさゆら姫
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今日も気持ちのいい冬っ晴れ。
朝は寒いのに、昼間は暖かい。変な感じです。
日本のお城に、さゆら姫が
おりました。
お城の隣にある、お寺の境内で
一人で遊んでいると、家来が
さゆら姫に手紙を渡しました。
さゆら姫は今まで誰からも手紙を
貰ったことはありませんでした。
(なんだろう?)と、思って手紙を
開けてみました。
読むと、、、
”ここより南西に、川を越えると
辺り一面に、みごとに咲きほこった
花があります。さゆら姫にも是非とも、
一度観いていただきたく、お手紙を
差し上げました。”
と、書かれてありました。
手紙を裏返しにしても差出人が
誰かわかりません。
でも、(お花!!)と、さゆら姫は
心躍りました。
お城で一人で遊んでいても
いつもつまらないと思っていたので、
明日、一人で行ってみょうと思いました。
「バカモン!!
お前は姫なのだぞ!一人で外へでるなど、
だんじて許さん!!」と、お殿様である父上が
叱りました。
「とんでもないわ!
襲われたらどうするの!絶対ダメ!」
母上が言いました。
さゆら姫は、部屋に戻ると
いてもたってもいられない気持ちになりました。
(私は一度だって父上や母上の言いつけは
破ったことはないは!
でも、今は別!
絶対外へ行きたい!)と、思いました。
(でもどうやって?十三才の子供がお城を
出るなんて聞いたことがない!
でも、絶対行くんだから!!)。
さゆら姫は、普段からおとなしい性格だと
思っていたのですが、父上の血が流れて
いるのか、けっこう短気でした。
それに、悪知恵がききました。
まずとった行動は、お城の裏手に、
よく料理人が使っている通路がありました。
そこから業者の人がよく出入りしていることを、
いつもお城でくまなく遊んでいる姫は、
わかっていました。
さゆら姫がお城を歩いたって家来は、
何とも思ってません。
いつものことなのです。
だから、あっという間にさゆら姫は外へ
出ることができました。
次に、南西と手紙には書かれていました。
(南西?方向が全くわからない)。
でも、川の位置ならお城の天守閣から
よく見ていたので、(そこへ行ってみょう!)。
姫は、ダッシュで行きました。
一時間ぐらい走って、やっと川に着きました。
「ハァ。ハァ。ハァ」もうヘトヘト。
(やっぱり帰ろう)と恐い気持ちになりましたが、
そこはぐっとこらえて、川の橋を渡りました。
すると辺りは、すぐに夕方になってしまいました。
(川を越えた所ってどこかしら?)と思いつつ、
歩を進めます。
でも、結局見つかりませんでした。
(どうしょう夜になっちゃた。今から
お城に帰るのは無理だわ)。
どこか泊めてくれる所を探すしか
ありません。
しかし、家はこの辺りには一つもありません。
(どうしょう、、、)。
「お困りかね。お嬢さん」。
誰かが姫の背中ごしに語りかけてきました。
さゆら姫は、くるりと振り返ると、そこに、
ふくよかな初老の男性が立っていました。
その老人は、今までさゆら姫が見たことのない
服を身にまとっていました。
今では誰もが知っているサンタクロース
でした。
さゆら姫は、もちろん知るよしもありません。
「誰?。」
さゆら姫は、恐る恐る聞きました。
「わしは通りすがりの者じゃよ。こんな
夜更けに、小さい子供がいるので、
驚いて話かけたんじゃ」と、その
おじいさんは言いました。
さゆら姫は、「泊まる家がありません」と、
言おうとしました。
しかし、、、
「私、お花畑を探しています。
あなたが手紙を書いたのよね。
教えていただきます」と、勝手に
口が動いてしまいました。
「えっ!!」と、さゆら姫はビックリ。
サンタクロースは、まじまじと
さゆら姫を見ていました。
すると、「姫の後ろを見てごらん」と、
言いました。
すると、そこにみごとな白い花が
夜の暗闇を美しく照らしていたのでした。
おもわず、「きれい!」と、
さゆら姫は言いました。
そこで記憶がなくなってしまいました。
さゆら姫が起きたのは、屋敷の自分の
部屋でした。
「夢?」姫は小さい声で言いました。
「でも、なんて現実的な夢だったのかしら」と、
つぶやきます。
それから、、、、
お城で、いつものように一人で遊ぶ
さゆら姫なのですが、あの夢を見てから、
何か変わったような感じがします。
(寂しくない気がする、、)。
(あの人は、だれだったのかしら?
まったく知らない人)。
なぜか、鼻歌を歌っている
さゆら姫がいるのでした。
ーおわりー
朝は寒いのに、昼間は暖かい。変な感じです。
日本のお城に、さゆら姫が
おりました。
お城の隣にある、お寺の境内で
一人で遊んでいると、家来が
さゆら姫に手紙を渡しました。
さゆら姫は今まで誰からも手紙を
貰ったことはありませんでした。
(なんだろう?)と、思って手紙を
開けてみました。
読むと、、、
”ここより南西に、川を越えると
辺り一面に、みごとに咲きほこった
花があります。さゆら姫にも是非とも、
一度観いていただきたく、お手紙を
差し上げました。”
と、書かれてありました。
手紙を裏返しにしても差出人が
誰かわかりません。
でも、(お花!!)と、さゆら姫は
心躍りました。
お城で一人で遊んでいても
いつもつまらないと思っていたので、
明日、一人で行ってみょうと思いました。
「バカモン!!
お前は姫なのだぞ!一人で外へでるなど、
だんじて許さん!!」と、お殿様である父上が
叱りました。
「とんでもないわ!
襲われたらどうするの!絶対ダメ!」
母上が言いました。
さゆら姫は、部屋に戻ると
いてもたってもいられない気持ちになりました。
(私は一度だって父上や母上の言いつけは
破ったことはないは!
でも、今は別!
絶対外へ行きたい!)と、思いました。
(でもどうやって?十三才の子供がお城を
出るなんて聞いたことがない!
でも、絶対行くんだから!!)。
さゆら姫は、普段からおとなしい性格だと
思っていたのですが、父上の血が流れて
いるのか、けっこう短気でした。
それに、悪知恵がききました。
まずとった行動は、お城の裏手に、
よく料理人が使っている通路がありました。
そこから業者の人がよく出入りしていることを、
いつもお城でくまなく遊んでいる姫は、
わかっていました。
さゆら姫がお城を歩いたって家来は、
何とも思ってません。
いつものことなのです。
だから、あっという間にさゆら姫は外へ
出ることができました。
次に、南西と手紙には書かれていました。
(南西?方向が全くわからない)。
でも、川の位置ならお城の天守閣から
よく見ていたので、(そこへ行ってみょう!)。
姫は、ダッシュで行きました。
一時間ぐらい走って、やっと川に着きました。
「ハァ。ハァ。ハァ」もうヘトヘト。
(やっぱり帰ろう)と恐い気持ちになりましたが、
そこはぐっとこらえて、川の橋を渡りました。
すると辺りは、すぐに夕方になってしまいました。
(川を越えた所ってどこかしら?)と思いつつ、
歩を進めます。
でも、結局見つかりませんでした。
(どうしょう夜になっちゃた。今から
お城に帰るのは無理だわ)。
どこか泊めてくれる所を探すしか
ありません。
しかし、家はこの辺りには一つもありません。
(どうしょう、、、)。
「お困りかね。お嬢さん」。
誰かが姫の背中ごしに語りかけてきました。
さゆら姫は、くるりと振り返ると、そこに、
ふくよかな初老の男性が立っていました。
その老人は、今までさゆら姫が見たことのない
服を身にまとっていました。
今では誰もが知っているサンタクロース
でした。
さゆら姫は、もちろん知るよしもありません。
「誰?。」
さゆら姫は、恐る恐る聞きました。
「わしは通りすがりの者じゃよ。こんな
夜更けに、小さい子供がいるので、
驚いて話かけたんじゃ」と、その
おじいさんは言いました。
さゆら姫は、「泊まる家がありません」と、
言おうとしました。
しかし、、、
「私、お花畑を探しています。
あなたが手紙を書いたのよね。
教えていただきます」と、勝手に
口が動いてしまいました。
「えっ!!」と、さゆら姫はビックリ。
サンタクロースは、まじまじと
さゆら姫を見ていました。
すると、「姫の後ろを見てごらん」と、
言いました。
すると、そこにみごとな白い花が
夜の暗闇を美しく照らしていたのでした。
おもわず、「きれい!」と、
さゆら姫は言いました。
そこで記憶がなくなってしまいました。
さゆら姫が起きたのは、屋敷の自分の
部屋でした。
「夢?」姫は小さい声で言いました。
「でも、なんて現実的な夢だったのかしら」と、
つぶやきます。
それから、、、、
お城で、いつものように一人で遊ぶ
さゆら姫なのですが、あの夢を見てから、
何か変わったような感じがします。
(寂しくない気がする、、)。
(あの人は、だれだったのかしら?
まったく知らない人)。
なぜか、鼻歌を歌っている
さゆら姫がいるのでした。
ーおわりー
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