118 / 210
第三の手
しおりを挟む
バラエティ番組を観ていると、話題のキッチングッズが紹介された。包丁とピーラーが合体したキッチングッズだった。包丁で皮を剥くのが苦手な私からしてみれば、すぐにでも欲しい商品だった。一つになっているし、洗い物も減ってラクだ。
喉から手が出るほど欲しい商品だなと思っていると、喉に違和感を覚えた。どことなく息苦しく、何かがせり上がってくるのを感じた。
私は急に気持ち悪くなってむせた。その瞬間、喉から手が出てきた。私はあまりの出来事に絶句した。なぜ喉から手が出てきた? いったい私の身に何が起こったというのだろうか?
この状況に理解が追い付かず動けないでいると、手が意志を持っているかのように動いた。悲鳴をあげる暇もなく、手は私の頭を掴んできた。強い力で締め付けられていく。私は死ぬのだろうか?
すぐに私の意識は遠のいた。
☆☆
女の頭は爆ぜ、部屋中に血液と脳味噌が散らばった。
手は役目を終えたかのように消え失せ、あとに残るのは女の遺体だけとなった。
喉から手が出るほど欲しい商品だなと思っていると、喉に違和感を覚えた。どことなく息苦しく、何かがせり上がってくるのを感じた。
私は急に気持ち悪くなってむせた。その瞬間、喉から手が出てきた。私はあまりの出来事に絶句した。なぜ喉から手が出てきた? いったい私の身に何が起こったというのだろうか?
この状況に理解が追い付かず動けないでいると、手が意志を持っているかのように動いた。悲鳴をあげる暇もなく、手は私の頭を掴んできた。強い力で締め付けられていく。私は死ぬのだろうか?
すぐに私の意識は遠のいた。
☆☆
女の頭は爆ぜ、部屋中に血液と脳味噌が散らばった。
手は役目を終えたかのように消え失せ、あとに残るのは女の遺体だけとなった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる