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邪魔者
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美人転校生: 山川 美紅
side:美紅
どこの学校に行っても、私はずっと男子達からチヤホヤされてきていた。
なのに、この学校はおかしい。
たしかに顔は整ってる方かもしれないけど、あんな童顔、どこがいいのか。
男女共にチヤホヤされちゃって、嫌なこ。
でも、あの子、聞いた話によると彼氏がいるらしいじゃない。
どんな人かお試し拝見といこうかしら。
えっ、嘘でしょ?
なんで、あんなもっさいメガネ野郎なの。
はぁ~、見る目がないのね。
まぁ、でも、あんな人ならすぐ私が落とせそうね。
もっと、面白い予感がしたのにな。
残念、まぁ、いいや!
思いっきり、あの子から奪ってやろうじゃないの。
ふふっ、見てなさい、環奈。
私の方がどれだけ美しいか、証明してあげる。
所詮、好きなんて言葉だけなんだから。
環奈:「はぁ~、やっと自分の気持ちを整理することが出来たのに、全然話せないや。
美紅さん、やっぱり蓮くんのことを狙ってるのかな?あんなに、綺麗な方だし、蓮くんもきっと、、、
やだな。もう、鼻の下なんか伸ばしちゃって。
そんな、デレデレしないでよね。
もう、蓮くんったら知らないんだから。」
美咲「ふふっ、なんか、そんなに環奈があからさまに怒ってるの久しぶりね。
まぁ、そんな環奈も可愛いけど!!!」
環奈「もう、美咲ちゃんったら、ほんとに私悩んでるんだからね?どうしよ、、、ほんとに盗られたらこわいよ。。。」
美咲「ふふっ、大丈夫よ!だって、蓮くん一般的に見るとそこまでカッコイイ方ではないと思うし、誰もとらないから!」
環奈「うーん、だといいけど…なんかひっかかっちゃって。でも、そうだよね、私の考え過ぎだよね。たぶん、私と付き合ってること知らないだけで、蓮くん優しいから、仲良くしてるだけだよね。」
美咲「うん、そうだよ、大丈夫、大丈夫!!」
美紅「ねぇ、蓮くん、ここ分かんないんだけど教えてくれない??」
蓮斗「えっ、あぁ。」
美紅「ありがとう!!蓮くんってほんとに優しいよね!!」
軽く、蓮斗に抱きつく。
蓮斗「えっ、あのちょっと暑いんだけど」
美紅「へっ?あっ、ごめんね?つい…」
side:環奈
えっ、なんで、美紅ちゃん、蓮くんに抱きついてるの。
なんで、、、
美紅ちゃん、胸大きいし、可愛いし、あんな子に抱きつかれたりしたら、もう、絶対蓮くん好きになっちゃうじゃんか。。。
うぅ、蓮くんも蓮くんだよ、もっとこう、なんていうか、ちゃんと、断って欲しかったし、うぅ、モヤモヤする。。。
あっ、やばい涙出てきた。
とりあえず、教室から出ないと。。。
海斗「環奈、大丈夫か??」
環奈「うっ、うん、だいじょうぶだよ…」
海斗「いや、どうみたって大丈夫じゃねーよな。」
環奈「ううん、ほんと、平気だから。また、蓮くんに誤解されたらダメだし、ありがとう、海斗。ほんとに大丈夫だから。」
海斗「はぁー、なんでだよ、あいつはあの転校生と仲良くやってるんだぞ?だから、お前の相談乗るぐらいいいだろ。
お前のこと、諦めるって思ったけど、こんな辛い顔させるぐらいだったら、俺がやっぱり環奈を幸せにしたいって思う。
だから、せめて、相談相手にぐらいならせて?」
環奈「うぅ、うう~、ありがどう~!!!!!ほんとに、ありがとう!!
ほんとは、全然大丈夫じゃないよぉー。
悲しいし、苦しいし、しんどいよ。。
なんで、なんでこんなに上手くいかないんだろう。
苦しいよ。。。」
海斗「うん、そうか。」
ずっと環奈を優しく抱きしめて話を黙って聞いていた。
環奈「ふぅ~、もう、大丈夫になったみたい。
海斗に話して、スッキリした!!
ありがとう!!!!」
海斗「そっか!!なら、よかった!また、なんかあれば言えよ?」
環奈「うん、ありがとう!!」
蓮斗「え、何やってんの?」
環奈「へっ?あっ、えっと」
海斗「いや、何も。」
蓮斗「何もって、じゃ、なんで、抱きしめてんの?」
海斗「ん?じゃ、なんで、教室で転校生に抱きつかれてたの?」
蓮斗「いや、それは勝手に抱きつかれただけで、何もないし。」
海斗「なら、俺だって勝手に抱きしめてしまっただけで、何もないから。」
蓮斗「もう、いいよ、環奈行こう。」
環奈「っや。」
蓮斗「えっ?」
環奈「っや、いや、いやだ。」
蓮斗「えっ、いや、ほんとにあれは何もなかったんだよ。
だからその、ほんとに誤解させたならごめん。だけど、俺が好きなのは環奈だし、だから、そんなこと言わないでくれよ。」
環奈「…うん、ごめんね、勝手に思い込んでごめんなさい」
蓮斗「いや、いんだよ。ごめんな、辛い思いさせて。」
環奈「ううん、私が悪いの、勝手に勘違いして。」
蓮斗「いや、俺が、、、」
海斗「はぁ~、お前らめんどくさい。
もう、仲直りでいいだろ。どっちが悪いもなんもどっちでもいいわ。
とりあえず、仲直りしたんだし、はい、解散。散った、散った。」
環奈「ふふっ、そうだね!」
蓮斗「だな!」
side:美紅
ちっ、なーんだ。
もう、仲直りしたの。
面白くなっ。
こうなったら、どうしようかな。
大体、いままでだったら、これですぐに、男
コロッと私に落ちたのにな。
面白くない。
あっ、いいこと思いついた。
私、蓮くんが好きだから協力して?とでも言ったら意外と協力してくれたりして、、、
なーんて。そこまで馬鹿じゃないか。
まぁ、蓮斗って人、全然面白くないし、どっちかと言うと、海斗?って人の方がタイプだし、環奈にとりあえず、さっき思いついた作戦を実行して、断られて、悲劇のヒロインを演じて海斗っていう人に助けを求めるかなんかしようかな。
よし、それで行こうっと。
side:美紅
どこの学校に行っても、私はずっと男子達からチヤホヤされてきていた。
なのに、この学校はおかしい。
たしかに顔は整ってる方かもしれないけど、あんな童顔、どこがいいのか。
男女共にチヤホヤされちゃって、嫌なこ。
でも、あの子、聞いた話によると彼氏がいるらしいじゃない。
どんな人かお試し拝見といこうかしら。
えっ、嘘でしょ?
なんで、あんなもっさいメガネ野郎なの。
はぁ~、見る目がないのね。
まぁ、でも、あんな人ならすぐ私が落とせそうね。
もっと、面白い予感がしたのにな。
残念、まぁ、いいや!
思いっきり、あの子から奪ってやろうじゃないの。
ふふっ、見てなさい、環奈。
私の方がどれだけ美しいか、証明してあげる。
所詮、好きなんて言葉だけなんだから。
環奈:「はぁ~、やっと自分の気持ちを整理することが出来たのに、全然話せないや。
美紅さん、やっぱり蓮くんのことを狙ってるのかな?あんなに、綺麗な方だし、蓮くんもきっと、、、
やだな。もう、鼻の下なんか伸ばしちゃって。
そんな、デレデレしないでよね。
もう、蓮くんったら知らないんだから。」
美咲「ふふっ、なんか、そんなに環奈があからさまに怒ってるの久しぶりね。
まぁ、そんな環奈も可愛いけど!!!」
環奈「もう、美咲ちゃんったら、ほんとに私悩んでるんだからね?どうしよ、、、ほんとに盗られたらこわいよ。。。」
美咲「ふふっ、大丈夫よ!だって、蓮くん一般的に見るとそこまでカッコイイ方ではないと思うし、誰もとらないから!」
環奈「うーん、だといいけど…なんかひっかかっちゃって。でも、そうだよね、私の考え過ぎだよね。たぶん、私と付き合ってること知らないだけで、蓮くん優しいから、仲良くしてるだけだよね。」
美咲「うん、そうだよ、大丈夫、大丈夫!!」
美紅「ねぇ、蓮くん、ここ分かんないんだけど教えてくれない??」
蓮斗「えっ、あぁ。」
美紅「ありがとう!!蓮くんってほんとに優しいよね!!」
軽く、蓮斗に抱きつく。
蓮斗「えっ、あのちょっと暑いんだけど」
美紅「へっ?あっ、ごめんね?つい…」
side:環奈
えっ、なんで、美紅ちゃん、蓮くんに抱きついてるの。
なんで、、、
美紅ちゃん、胸大きいし、可愛いし、あんな子に抱きつかれたりしたら、もう、絶対蓮くん好きになっちゃうじゃんか。。。
うぅ、蓮くんも蓮くんだよ、もっとこう、なんていうか、ちゃんと、断って欲しかったし、うぅ、モヤモヤする。。。
あっ、やばい涙出てきた。
とりあえず、教室から出ないと。。。
海斗「環奈、大丈夫か??」
環奈「うっ、うん、だいじょうぶだよ…」
海斗「いや、どうみたって大丈夫じゃねーよな。」
環奈「ううん、ほんと、平気だから。また、蓮くんに誤解されたらダメだし、ありがとう、海斗。ほんとに大丈夫だから。」
海斗「はぁー、なんでだよ、あいつはあの転校生と仲良くやってるんだぞ?だから、お前の相談乗るぐらいいいだろ。
お前のこと、諦めるって思ったけど、こんな辛い顔させるぐらいだったら、俺がやっぱり環奈を幸せにしたいって思う。
だから、せめて、相談相手にぐらいならせて?」
環奈「うぅ、うう~、ありがどう~!!!!!ほんとに、ありがとう!!
ほんとは、全然大丈夫じゃないよぉー。
悲しいし、苦しいし、しんどいよ。。
なんで、なんでこんなに上手くいかないんだろう。
苦しいよ。。。」
海斗「うん、そうか。」
ずっと環奈を優しく抱きしめて話を黙って聞いていた。
環奈「ふぅ~、もう、大丈夫になったみたい。
海斗に話して、スッキリした!!
ありがとう!!!!」
海斗「そっか!!なら、よかった!また、なんかあれば言えよ?」
環奈「うん、ありがとう!!」
蓮斗「え、何やってんの?」
環奈「へっ?あっ、えっと」
海斗「いや、何も。」
蓮斗「何もって、じゃ、なんで、抱きしめてんの?」
海斗「ん?じゃ、なんで、教室で転校生に抱きつかれてたの?」
蓮斗「いや、それは勝手に抱きつかれただけで、何もないし。」
海斗「なら、俺だって勝手に抱きしめてしまっただけで、何もないから。」
蓮斗「もう、いいよ、環奈行こう。」
環奈「っや。」
蓮斗「えっ?」
環奈「っや、いや、いやだ。」
蓮斗「えっ、いや、ほんとにあれは何もなかったんだよ。
だからその、ほんとに誤解させたならごめん。だけど、俺が好きなのは環奈だし、だから、そんなこと言わないでくれよ。」
環奈「…うん、ごめんね、勝手に思い込んでごめんなさい」
蓮斗「いや、いんだよ。ごめんな、辛い思いさせて。」
環奈「ううん、私が悪いの、勝手に勘違いして。」
蓮斗「いや、俺が、、、」
海斗「はぁ~、お前らめんどくさい。
もう、仲直りでいいだろ。どっちが悪いもなんもどっちでもいいわ。
とりあえず、仲直りしたんだし、はい、解散。散った、散った。」
環奈「ふふっ、そうだね!」
蓮斗「だな!」
side:美紅
ちっ、なーんだ。
もう、仲直りしたの。
面白くなっ。
こうなったら、どうしようかな。
大体、いままでだったら、これですぐに、男
コロッと私に落ちたのにな。
面白くない。
あっ、いいこと思いついた。
私、蓮くんが好きだから協力して?とでも言ったら意外と協力してくれたりして、、、
なーんて。そこまで馬鹿じゃないか。
まぁ、蓮斗って人、全然面白くないし、どっちかと言うと、海斗?って人の方がタイプだし、環奈にとりあえず、さっき思いついた作戦を実行して、断られて、悲劇のヒロインを演じて海斗っていう人に助けを求めるかなんかしようかな。
よし、それで行こうっと。
応援ありがとうございます!
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