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運命を求めた男(雄大視点)
運命を求めた男24※
「何で? ……カケもΩなら、ここ弄られると気持ちいいって、知っているでしょ」
「知ら、ないっ……怖いっ………」
ぐずる子どもみたいにいやいやと首を横に振るカケの姿に、俺はそこを舌で愛撫することを断念した。未練たっぷりに膝裏から手を離し、上体を起こす。
「……もしかして、カケ。自分で抜く時も、お尻の穴……弄ったことないの?」
必死に頷くカケの姿に、胸が苦しくなった。
……そこまでカケは俺の運命のΩになることを、受け入れられなかったのか。Ωとしての性感帯を、否定する程に。
苦い感情に耐えながら、そのままそっとこめかみの辺りに口づけた。
「………大丈夫だよ。カケ。大丈夫」
啄むように顔のあちこちを口づけると、カケの体の力が徐々に抜けて行くのが分かった。
唇を合わせて、再び深く深くカケの口内を貪る。
「大丈夫だよ。カケ。……怖くないよ」
口づけの合間に、言い聞かせるように囁きながら、背中をそっと撫でる。
……ごめん。カケ。
キスで誤魔化しながら、ゆっくりと手を下に滑り落として行く。
「気持ちいいことは、怖くないから……大丈夫だよ。優しくする」
--それでも俺は、カケと繋がることを、諦められないんだ。
カケを、俺の「運命のΩ」として、貫くことを。
「-----っ!!」
カケの口から飛び出て来るであろう叫びも、拒絶の言葉も、全て俺の口で封じた。
濡れたカケの尻穴は、カケの言葉とは裏腹に抵抗を見せることなく俺の人差し指を飲み込み、きゅうきゅうと締め付けてきた。
とろとろで温かいそこを、俺の指の形を覚え込ませるように、ゆっくりゆっくり広げ、解していく。
「……だい………うだい………」
名前を呼びながら、カケは俺の背中に手を回して、胸に縋りついて来たが、指は止めなかった。
止めてあげられる理性なんて、もう残ってなかった。
「ああぁっ!!」
二本目の指が入った時、唇は間に合わなかった。
……いや。感じてるカケの声が聞きたくて、わざと間に合わせなかったのかもしれない。
「雄大っ……雄大っ……怖いっ……気持ち良過ぎて、怖いっ……」
快楽と恐怖で泣き喘ぐカケが、可愛くて、愛おしくて、可哀想だった。
罪悪感すら、最早ただの興奮材料にしかならず、ジーパンの内側で俺の性器は痛いほどガチガチに昂ぶっていた。
「……怖がらないで、カケ。………くそっ……」
指を引き抜いて、ジーパンと下着を靴下ごとまとめて脱いだ。
猛猛しく反り返り、よだれのようにだらだらと先走りを零すそこを、カケの濡れた尻穴に当て、擦りつける。
「ねえ……カケ。俺、カケの中にこれ、挿れたい」
理性の最後の一欠片を振り絞り、カケに懇願した。
「挿れていい? カケ。……俺、カケと一つになりたい。カケの中に入りたい。……駄目?」
……ここまで散々好き勝手にしといて、今さらな懇願だと思った。
尻穴に触れられることを拒絶するカケの意思を無視して、無理やり指で押し開いた癖に。嫌われて当然なことを既にしている癖に、俺はこの期に及んでまだ、カケから嫌われることを恐れていた。
このまま無理やりカケを犯して、カケから憎まれたくなかった。
お願い。
お願い。
お願い、カケ。……許して。
俺を……どうか、受け入れて、
「挿れて、くれ……雄大……欲しいっ……!」
ほとんど言わせたようなカケの返事に、俺は歓喜した。
少なくともこれで……和姦、だ。
カケは、俺に抱かれることを、同意してくれた。
「カケ………」
再び膝裏を掴んで高くあげて、角度を調整しながら性器を尻穴に当てる。
太いカリ首が、ぬぷりと尻穴を割って、カケの中に押し入って行く様を、俺はじっと見つめていた。
温かいカケの肉壁が、優しく俺の性器を包み込む感覚を、脳内に深く深く刻み込む。
どうしようもなく幸福で、心地良くて……泣きたいくらい絶望的な瞬間だった。
「……全部、入った……」
ぴったりと根元まで性器がカケの中にはまった瞬間、もう元には戻れないのだと、改めて思った。
感想 17
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