165 / 336
ルートさんの反応
しおりを挟む
……なんか、急に外国人みたいなこと言いだしたぞ。
と、思ったけど、よくよく考えればここ異世界なんだから、外国人みたいな考えのが普通か。個人的には、この世界にはサルモネラ菌は存在しないから、「気にする理由なくね?」みたいな感じなんだけど。
やっぱ、あれか。肛門から一緒に出てくるのが、気になるのか。菌とかじゃなくて、その辺りのイメージが問題なのか。
「……意外ですね。ルートさんが、その辺りを気にするなんて」
セルドアとか、ハルクなら、そういう神経質なこと言いそうだけど、ルートさんっていうのが、意外だ。生肉でもなんでも、栄養になるなら平気で食べてそうな感じなのに。(なお、パックさんが生卵食べられないという可能性は、聞くまでもなくあり得ない。……多分、あの人畜産関係のものなら食べれないもの何もないよ。そんな気がとてもする)
そんな私の言葉が不本意だったのか、ドラゴン以外のことにあまり表情を変えないルートさんが、心外そうに片眉を上げた。
「……別に、気にしてるわけじゃない。ただ、機会がなくて食べたことがないというだけだ」
……そういうわりには、わりと躊躇しているように見えるのだけど。
私のアドバイスを受けて、先にご飯にショーユを混ぜてから生卵をかけたがいいが、それからなかなか口を運ぼうとしないルートさんを横目に、生卵かけご飯をすする。
金色に輝く産みたてコカトリスの卵がからんだ、炊きたてご飯は、それだけでもうごちそうだ。文句のつけようがない。
「きゅー♪」
「お。ラドも卵かけご飯気にいった?」
機嫌よくぶんぶん尻尾をふりながら、卵かけご飯にがっつくラドの姿に、口元が緩む。
……しかし、小さいとはいえ、ドラゴンが生卵かけご飯食べているとか、シュールな光景だよな。
「っ」
大好きなドラゴンが食べているのに、自分が食べないなんてと思ったかは知らないけど、そんなラドの姿にルートさんも意を決したように卵かけご飯を口に運び、一口口に入れた瞬間固まった。
と、思ったけど、よくよく考えればここ異世界なんだから、外国人みたいな考えのが普通か。個人的には、この世界にはサルモネラ菌は存在しないから、「気にする理由なくね?」みたいな感じなんだけど。
やっぱ、あれか。肛門から一緒に出てくるのが、気になるのか。菌とかじゃなくて、その辺りのイメージが問題なのか。
「……意外ですね。ルートさんが、その辺りを気にするなんて」
セルドアとか、ハルクなら、そういう神経質なこと言いそうだけど、ルートさんっていうのが、意外だ。生肉でもなんでも、栄養になるなら平気で食べてそうな感じなのに。(なお、パックさんが生卵食べられないという可能性は、聞くまでもなくあり得ない。……多分、あの人畜産関係のものなら食べれないもの何もないよ。そんな気がとてもする)
そんな私の言葉が不本意だったのか、ドラゴン以外のことにあまり表情を変えないルートさんが、心外そうに片眉を上げた。
「……別に、気にしてるわけじゃない。ただ、機会がなくて食べたことがないというだけだ」
……そういうわりには、わりと躊躇しているように見えるのだけど。
私のアドバイスを受けて、先にご飯にショーユを混ぜてから生卵をかけたがいいが、それからなかなか口を運ぼうとしないルートさんを横目に、生卵かけご飯をすする。
金色に輝く産みたてコカトリスの卵がからんだ、炊きたてご飯は、それだけでもうごちそうだ。文句のつけようがない。
「きゅー♪」
「お。ラドも卵かけご飯気にいった?」
機嫌よくぶんぶん尻尾をふりながら、卵かけご飯にがっつくラドの姿に、口元が緩む。
……しかし、小さいとはいえ、ドラゴンが生卵かけご飯食べているとか、シュールな光景だよな。
「っ」
大好きなドラゴンが食べているのに、自分が食べないなんてと思ったかは知らないけど、そんなラドの姿にルートさんも意を決したように卵かけご飯を口に運び、一口口に入れた瞬間固まった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2,456
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる