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ダーザ・オーサムというショタキャラ
ダーザ・オーサムというショタキャラ4
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リア充になりたいと、そう思っていた時期がある。
幸せそうなカップルを見る度に、爆発しろと念じていた時期が。
そしていつか少女漫画のごとく、運命的に自分を愛してくれる白馬の王子様を待ち望んでいた恥ずかしい時期が、前世の私にはある。
だが現実は残酷で、結局王子様は私の前に現れることがないまま、私はうん十年(敢えてぼかすのがレディのたしなみである)の短い生涯を終えた。
だから、全てが超ハイスペックな美少女、ルクレア・ボレアに転生したのだと気付いた時、私の心は躍った。
これで、きっと私もリア充ポジになれる。
別に逆ハーポジなんていう、大それたポジションは狙わない。複数人を同時進行で相手スするなんて面倒だ。
一人でいいのだ。ただ一人、私を愛してくれる王子様がいれば……いや、でもせっかく美少女に生まれたんだから、出来れば、もう一人くらい当て馬キャラが欲しいな。二人の男(ただしイケメンに限る)に愛され取り合われるとか、それはもう乙女の夢だな。うん。私が望んじゃっても、仕方ない。仕方ない。
せっかくハイスペックに生まれたんだ――二人以上のイケメンに取り合われる、超リア充ポジションを手に入れたい……!
……そう思っていた時期が、今世の私にもありました。うん。青かったんだよ。多分。
しかし現実とは得てして残酷なもので。
超ハイスペック美少女な私は、崇拝レベルな若干気持ち悪い(そして悲しいかな、イケメンではない)ファンがつくこともあっても、純粋に想いを寄せる素敵男子は何故か現れなかった。
なぜだ……!? 私の何が悪いのだ!?
あれか。ボレア家の令嬢に相応しく、高飛車な態度をとり続けたのが原因か!?
でもルクレア・ボレアが、ボレア家の直系長姫が、高い矜持を持ってないとかそれ、駄目だろう!?
ヘコヘコ他人の機嫌を伺って生きるとか、ボレア家の人間としてまずありえないから!
あぁ、でも男は従順で愛らしい女が好きだって、前世で読んだ雑誌の恋愛特集に書いてあった……っ!
駄目じゃん。私。プライド山の様に高いうえに、見た目も完全肉食系美女じゃん。舌なめずりがエロくて似合う外見じゃないか。
……くそっ。私の素晴らしさを分からないとか、なんて見る目がねー男どもだ……。
地団太を踏みながらも、ボレア家のものとして自分のスタンスを曲げる気は無かった私は、その時点でリア充になることを諦めることにした。
……なに。どうせ結婚は家の都合で決まるのだ。前世のように、相手がいないからと言って必死に婚活をする必要はない。別にリア充にならなくても結婚は出来るのなら、焦る必要なんかない。
寧ろ「恋に落ちてしまったから、家柄とか関係なく、この人と結婚したいの……!」ってなった方がよほどボレア家に迷惑をかけることになる。
……無駄に懐深いお父様とお母様なら、相手が誰であろうと喜んで受け入れちゃう気もするけれど、それは置いておこう。相手が被差別民だろうと、庶民だろうと、犯罪者だろうと「お前に添い遂げる覚悟があるなら、私たちは応援するよ。ボレア家はそれしきのことで揺らぐような家ではない」とか言っちゃいそうだもんな。……まぁ、んな情熱的な恋に落ちること自体、おそらくないだろうけれど。
リア充を諦めることは少し切ない一方で、同時に私をどこか安心させる選択でもあった。
だってリア充なんて、完全に未知の領域だ。
未知の領域に踏み込むことは、わくわくする一方で、いつもどこか怖い。
だって、モテる自分なんて、全く想像できないのだから。
私は変われなかったことを嘆く一方で、変わらない自分自身に安堵していた。
だからこそ、分からない。
予想外のところから不意に振ってわいた展開に、どんな反応を示せばいいのか、分からない。
マシェルの想いにどう答えれば正しいのか。
どうすればマシェルを傷つけなくて済むのか。
向けられる想いの応え方すら、私には全く分からないのだ。
幸せそうなカップルを見る度に、爆発しろと念じていた時期が。
そしていつか少女漫画のごとく、運命的に自分を愛してくれる白馬の王子様を待ち望んでいた恥ずかしい時期が、前世の私にはある。
だが現実は残酷で、結局王子様は私の前に現れることがないまま、私はうん十年(敢えてぼかすのがレディのたしなみである)の短い生涯を終えた。
だから、全てが超ハイスペックな美少女、ルクレア・ボレアに転生したのだと気付いた時、私の心は躍った。
これで、きっと私もリア充ポジになれる。
別に逆ハーポジなんていう、大それたポジションは狙わない。複数人を同時進行で相手スするなんて面倒だ。
一人でいいのだ。ただ一人、私を愛してくれる王子様がいれば……いや、でもせっかく美少女に生まれたんだから、出来れば、もう一人くらい当て馬キャラが欲しいな。二人の男(ただしイケメンに限る)に愛され取り合われるとか、それはもう乙女の夢だな。うん。私が望んじゃっても、仕方ない。仕方ない。
せっかくハイスペックに生まれたんだ――二人以上のイケメンに取り合われる、超リア充ポジションを手に入れたい……!
……そう思っていた時期が、今世の私にもありました。うん。青かったんだよ。多分。
しかし現実とは得てして残酷なもので。
超ハイスペック美少女な私は、崇拝レベルな若干気持ち悪い(そして悲しいかな、イケメンではない)ファンがつくこともあっても、純粋に想いを寄せる素敵男子は何故か現れなかった。
なぜだ……!? 私の何が悪いのだ!?
あれか。ボレア家の令嬢に相応しく、高飛車な態度をとり続けたのが原因か!?
でもルクレア・ボレアが、ボレア家の直系長姫が、高い矜持を持ってないとかそれ、駄目だろう!?
ヘコヘコ他人の機嫌を伺って生きるとか、ボレア家の人間としてまずありえないから!
あぁ、でも男は従順で愛らしい女が好きだって、前世で読んだ雑誌の恋愛特集に書いてあった……っ!
駄目じゃん。私。プライド山の様に高いうえに、見た目も完全肉食系美女じゃん。舌なめずりがエロくて似合う外見じゃないか。
……くそっ。私の素晴らしさを分からないとか、なんて見る目がねー男どもだ……。
地団太を踏みながらも、ボレア家のものとして自分のスタンスを曲げる気は無かった私は、その時点でリア充になることを諦めることにした。
……なに。どうせ結婚は家の都合で決まるのだ。前世のように、相手がいないからと言って必死に婚活をする必要はない。別にリア充にならなくても結婚は出来るのなら、焦る必要なんかない。
寧ろ「恋に落ちてしまったから、家柄とか関係なく、この人と結婚したいの……!」ってなった方がよほどボレア家に迷惑をかけることになる。
……無駄に懐深いお父様とお母様なら、相手が誰であろうと喜んで受け入れちゃう気もするけれど、それは置いておこう。相手が被差別民だろうと、庶民だろうと、犯罪者だろうと「お前に添い遂げる覚悟があるなら、私たちは応援するよ。ボレア家はそれしきのことで揺らぐような家ではない」とか言っちゃいそうだもんな。……まぁ、んな情熱的な恋に落ちること自体、おそらくないだろうけれど。
リア充を諦めることは少し切ない一方で、同時に私をどこか安心させる選択でもあった。
だってリア充なんて、完全に未知の領域だ。
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だって、モテる自分なんて、全く想像できないのだから。
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だからこそ、分からない。
予想外のところから不意に振ってわいた展開に、どんな反応を示せばいいのか、分からない。
マシェルの想いにどう答えれば正しいのか。
どうすればマシェルを傷つけなくて済むのか。
向けられる想いの応え方すら、私には全く分からないのだ。
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