21 / 237
第20話 VSワイバーン in ニューヨーク(5)
しおりを挟む
2022年7月11日 アメリカ東部標準時
午後3時25分
アメリカ合衆国 ニューヨーク州
ウォール街
____________________
アナリスは、銀髪少女と共にワイバーンと戦っていた。
魔王の幹部のワイバーン。並みのワイバーンと比べ大きさも強さも桁違いだ。
それを2人で倒すのには、相当な強さがないと駄目だ。
「よし、行くよ!名前分からない人!」
「準備はばっちりです」
両者は顔を合わせずに言う。
ワイバーンは炎を散らしながらこちらへと突進してくる。
「行って、私が止める」
アナリスは、[運動変化]の魔法で、ワイバーンの突進を止めようとする。
ワイバーンはコンクリートの道路にヒビを割りながらこちらへと来る。
そして、ワイバーンの足の動きがアナリスの目の前に来たとき止まる。
「今だ!やっちゃえ!」
アナリスはそう叫ぶと両足でビルに張り付いていた銀髪少女がワイバーンに向かって飛ぶ。
そしてその手に持った剣の先がワイバーンに当たろうとした時
ワイバーンはコンクリートの道路に一層のヒビを入れながら、後ろへと跳ぶ。
これにより銀髪少女は空中に投げ出されるようになった。
それを逃すまいとワイバーンは撤退した矢先に炎のブレスを吐いた。
しかし銀髪少女に近づいていった炎はかき消されてしまう。
だが、ワイバーンも負けてはおられず、炎の威力をもっと高めようと集中した時
アナリスがビルの隙間から現れる。アナリスはワイバーンが銀髪少女に気を引いているすきに、ビルの影に隠れて近づいていた。
「伏せ」
アナリスは短くそう言うと、ワイバーンの体は突如地面に叩きつけられる。
ワイバーンは体を起こそうとするが、[状態変化]の魔法で変化した尖ったコンクリート群がビルの中から突き破り、そのままワイバーンの頭を串刺しにする。
だが、ワイバーンは死ななかった。ギャァァァという絶叫に近い声を出し、まだ動ける手で辺りを薙ぎ払うと、再び立ち上がる。
「そんな、ここまでやっても…」
後ろには、銀髪少女がいつの間にかこちらへと来ていた。
「これはきついね…ねぇ名前の分からない人ってのも嫌だからさ、君の名前教えてくれない?」
アナリスはワイバーンの方を向きながらそう言うと、その少女もワイバーンの方を向きながら言う。
「…カノンです。自己紹介はこの辺でいいですか?」
「名前だけじゃあ自己紹介とは言わないけど、まぁそれどころじゃないし」
ワイバーンはこちらを見つめていた。
私達が話している間、特に何もしていない。
おそらく傷を癒やしているといったところだろう。
両者はまだ動かない。見つめあって硬直したままだ。ワイバーンの傷は深くまだ完全には治りきれていない。
炎のパチパチと燃える音があちこちからしている。辺りはいつかオレンジ色に染まりそうなくらい変化している。
「おい、こっちだ!いいから早く」
いきなり後ろから声をかけられる。そこにはヒカルがいた。手に黒い何かを持っている。
ヒカルは手に持っている物をワイバーンに向ける。
そしてパァーンという音がしたあとに、キシャアンという音が響く。
どうやらその道具を使ったらしい。
ワイバーンは、顔を振ると、口に炎を貯める。
「おい、何しに来たんだよ!?」
アナリスは驚いてヒカルに言う。
だが、ワイバーンはこの状況に待ってはくれず、今まで一番大きい火の玉を放つ。
咄嗟に銀髪少女ことカノンが、炎の玉に剣を向ける。そのおかげで炎の玉は、着弾すふことなく消えた。
「いいから!」
ヒカルの言われるがまま、アナリスとカノンは、ヒカルの方へと行く。ヒカルは彼らがこちらへ来るのと同時にビルの影へと動き出す。
「お前ら!どうにかあいつの動き止められないか?」
「止めればいいのね?」
アナリスは、コンクリートの道路に手を当てる。するとコンクリートの塊がそこからでき、それをワイバーンに向けて投げる。
それはワイバーンの顔に直撃し、ワイバーンは怯む。
その隙に一行は、ビルの中へと隠れる。
「一体なんだよ?何かあるのか?」
アナリスは多少苛つきながらそう言う。
唐突に現れていきなりこっち来いって言い出したからだ。
「もうすぐでここら一体に、軍が来る、空軍が」
「空軍って?」
今度はカノンが聞く。
「空軍ってのは、空の軍隊だ。分かりやすく言うとね。今近くの空軍基地に動きが見られたらしい。Twitterにそうあった」
「空軍……ってことはここら一体が吹き飛ぶ?」
「あぁ、かもな。そうなる前に連れ出したってわけだ。あいつを縛っておくことは無理だが、あいつ飛べないしな。歩かせとってもニューヨークからは出られないだろ」
「いや、飛べるよ普通に」
「……は?アナリスそれどういうことだよ?。説明しろ」
ヒカルの声が荒くなる。
「私が魔法でずっと抑えつけてるから飛べないのであって普通なら飛んでる。だから本調子がだせないのよ」
「……マジか。でもそれならお前がずっと抑えつけとけばいい話で…」
「範囲がある。その魔法の範囲が。だからここから離れたら終わり」
アナリスの計算では、おそらくマンハッタン島から抜け出せば、抑えつけてる上位魔法[質量変化]の範囲外になるという。
「ところでガイムは?」
「あぁ、あいつなら多分地下鉄の人達を救助してる。それよりどうすんだ?この状況はまずいぞ。ここから抜け出せないとなると…
最悪アナリス1人を置いていくことになるが」
「私は別にそれでいいけど…てか待って。おかしくない?」
「どうしたんですか?」
カノンが私に真剣そうな表情で聞いてくる。
「なんか炎を吐いてなくないか?」
私がそう言うと、フェアリーが後を続ける。
「もしかして…炎を出し切ったんじゃないでしょうか?ワイバーンって確か、一定量炎を出すと、炎がしばらく出せなくなるはずです」
「つーことは、今は隙ありってことだな。よし私がガイムとワイバーンをなんとかするから、2人は今のうちにここから逃げちゃっていいよ」
「え?大丈夫ですか?あなた1人で?」
カノンが心配そうに私に聞いてくる。
「大丈夫大丈夫。私は賢者って言われてきたんだから。それじゃあよろしく」
アナリスは自信満々にそう言うと、ビルの中から抜け出す。
「よし、俺達は逃げようか…ところで君名前は?」
ヒカルは立ち上がると目の前の銀髪少女にそう聞いた。
午後3時25分
アメリカ合衆国 ニューヨーク州
ウォール街
____________________
アナリスは、銀髪少女と共にワイバーンと戦っていた。
魔王の幹部のワイバーン。並みのワイバーンと比べ大きさも強さも桁違いだ。
それを2人で倒すのには、相当な強さがないと駄目だ。
「よし、行くよ!名前分からない人!」
「準備はばっちりです」
両者は顔を合わせずに言う。
ワイバーンは炎を散らしながらこちらへと突進してくる。
「行って、私が止める」
アナリスは、[運動変化]の魔法で、ワイバーンの突進を止めようとする。
ワイバーンはコンクリートの道路にヒビを割りながらこちらへと来る。
そして、ワイバーンの足の動きがアナリスの目の前に来たとき止まる。
「今だ!やっちゃえ!」
アナリスはそう叫ぶと両足でビルに張り付いていた銀髪少女がワイバーンに向かって飛ぶ。
そしてその手に持った剣の先がワイバーンに当たろうとした時
ワイバーンはコンクリートの道路に一層のヒビを入れながら、後ろへと跳ぶ。
これにより銀髪少女は空中に投げ出されるようになった。
それを逃すまいとワイバーンは撤退した矢先に炎のブレスを吐いた。
しかし銀髪少女に近づいていった炎はかき消されてしまう。
だが、ワイバーンも負けてはおられず、炎の威力をもっと高めようと集中した時
アナリスがビルの隙間から現れる。アナリスはワイバーンが銀髪少女に気を引いているすきに、ビルの影に隠れて近づいていた。
「伏せ」
アナリスは短くそう言うと、ワイバーンの体は突如地面に叩きつけられる。
ワイバーンは体を起こそうとするが、[状態変化]の魔法で変化した尖ったコンクリート群がビルの中から突き破り、そのままワイバーンの頭を串刺しにする。
だが、ワイバーンは死ななかった。ギャァァァという絶叫に近い声を出し、まだ動ける手で辺りを薙ぎ払うと、再び立ち上がる。
「そんな、ここまでやっても…」
後ろには、銀髪少女がいつの間にかこちらへと来ていた。
「これはきついね…ねぇ名前の分からない人ってのも嫌だからさ、君の名前教えてくれない?」
アナリスはワイバーンの方を向きながらそう言うと、その少女もワイバーンの方を向きながら言う。
「…カノンです。自己紹介はこの辺でいいですか?」
「名前だけじゃあ自己紹介とは言わないけど、まぁそれどころじゃないし」
ワイバーンはこちらを見つめていた。
私達が話している間、特に何もしていない。
おそらく傷を癒やしているといったところだろう。
両者はまだ動かない。見つめあって硬直したままだ。ワイバーンの傷は深くまだ完全には治りきれていない。
炎のパチパチと燃える音があちこちからしている。辺りはいつかオレンジ色に染まりそうなくらい変化している。
「おい、こっちだ!いいから早く」
いきなり後ろから声をかけられる。そこにはヒカルがいた。手に黒い何かを持っている。
ヒカルは手に持っている物をワイバーンに向ける。
そしてパァーンという音がしたあとに、キシャアンという音が響く。
どうやらその道具を使ったらしい。
ワイバーンは、顔を振ると、口に炎を貯める。
「おい、何しに来たんだよ!?」
アナリスは驚いてヒカルに言う。
だが、ワイバーンはこの状況に待ってはくれず、今まで一番大きい火の玉を放つ。
咄嗟に銀髪少女ことカノンが、炎の玉に剣を向ける。そのおかげで炎の玉は、着弾すふことなく消えた。
「いいから!」
ヒカルの言われるがまま、アナリスとカノンは、ヒカルの方へと行く。ヒカルは彼らがこちらへ来るのと同時にビルの影へと動き出す。
「お前ら!どうにかあいつの動き止められないか?」
「止めればいいのね?」
アナリスは、コンクリートの道路に手を当てる。するとコンクリートの塊がそこからでき、それをワイバーンに向けて投げる。
それはワイバーンの顔に直撃し、ワイバーンは怯む。
その隙に一行は、ビルの中へと隠れる。
「一体なんだよ?何かあるのか?」
アナリスは多少苛つきながらそう言う。
唐突に現れていきなりこっち来いって言い出したからだ。
「もうすぐでここら一体に、軍が来る、空軍が」
「空軍って?」
今度はカノンが聞く。
「空軍ってのは、空の軍隊だ。分かりやすく言うとね。今近くの空軍基地に動きが見られたらしい。Twitterにそうあった」
「空軍……ってことはここら一体が吹き飛ぶ?」
「あぁ、かもな。そうなる前に連れ出したってわけだ。あいつを縛っておくことは無理だが、あいつ飛べないしな。歩かせとってもニューヨークからは出られないだろ」
「いや、飛べるよ普通に」
「……は?アナリスそれどういうことだよ?。説明しろ」
ヒカルの声が荒くなる。
「私が魔法でずっと抑えつけてるから飛べないのであって普通なら飛んでる。だから本調子がだせないのよ」
「……マジか。でもそれならお前がずっと抑えつけとけばいい話で…」
「範囲がある。その魔法の範囲が。だからここから離れたら終わり」
アナリスの計算では、おそらくマンハッタン島から抜け出せば、抑えつけてる上位魔法[質量変化]の範囲外になるという。
「ところでガイムは?」
「あぁ、あいつなら多分地下鉄の人達を救助してる。それよりどうすんだ?この状況はまずいぞ。ここから抜け出せないとなると…
最悪アナリス1人を置いていくことになるが」
「私は別にそれでいいけど…てか待って。おかしくない?」
「どうしたんですか?」
カノンが私に真剣そうな表情で聞いてくる。
「なんか炎を吐いてなくないか?」
私がそう言うと、フェアリーが後を続ける。
「もしかして…炎を出し切ったんじゃないでしょうか?ワイバーンって確か、一定量炎を出すと、炎がしばらく出せなくなるはずです」
「つーことは、今は隙ありってことだな。よし私がガイムとワイバーンをなんとかするから、2人は今のうちにここから逃げちゃっていいよ」
「え?大丈夫ですか?あなた1人で?」
カノンが心配そうに私に聞いてくる。
「大丈夫大丈夫。私は賢者って言われてきたんだから。それじゃあよろしく」
アナリスは自信満々にそう言うと、ビルの中から抜け出す。
「よし、俺達は逃げようか…ところで君名前は?」
ヒカルは立ち上がると目の前の銀髪少女にそう聞いた。
0
あなたにおすすめの小説
異世界で魔法が使えない少女は怪力でゴリ押しします!
ninjin
ファンタジー
病弱だった少女は14歳の若さで命を失ってしまった・・・かに思えたが、実は異世界に転移していた。異世界に転移した少女は病弱だった頃になりたかった元気な体を手に入れた。しかし、異世界に転移して手いれた体は想像以上に頑丈で怪力だった。魔法が全ての異世界で、魔法が使えない少女は頑丈な体と超絶な怪力で無双する。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
七億円当たったので異世界買ってみた!
コンビニ
ファンタジー
三十四歳、独身、家電量販店勤務の平凡な俺。
ある日、スポーツくじで7億円を当てた──と思ったら、突如現れた“自称・神様”に言われた。
「異世界を買ってみないか?」
そんなわけで購入した異世界は、荒れ果てて疫病まみれ、赤字経営まっしぐら。
でも天使の助けを借りて、街づくり・人材スカウト・ダンジョン建設に挑む日々が始まった。
一方、現実世界でもスローライフと東北の田舎に引っ越してみたが、近所の小学生に絡まれたり、ドタバタに巻き込まれていく。
異世界と現実を往復しながら、癒やされて、ときどき婚活。
チートはないけど、地に足つけたスローライフ(たまに労働)を始めます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる