3 / 4
アンステア国
しおりを挟む
ケート村からアンステア国へは馬を使っても3日ほどかかるため、その間は簡易テントで過ごしました。
体力が回復するために一緒にテントの中で寝ましょうと提案しても、イルゼはかたくなに拒否。
「イルゼだけが外では申し訳ないですわ」
「いえ、私はお守りすると決めたので」
夜は野獣などもいて危ないとのことで、イルゼは外で見張っててくれました。
そのため朝は少しゆっくりしてもらって、私が木の実や果物などをとり朝食の準備を。
「イルゼ、昼食の準備ができましたよ」
少しうとうとしていたイルゼが目を覚まします。
一緒に朝食をいただいていたところ、急にイルゼが頭を下げました。
「どうしました?」
「このような生活をさせてしまい申し訳ございません。私が王に頭を下げてお城に居つづけていただいたほうが良かったのかもしれません」
「そんなことないですわ」
私の両親も欲がなく、自分たちが稼いだお金は困っている人に寄付したりしていました。
そのためお城に入る前は、おうちこそあれ、基本的に質素な生活をしていたので、こういった生活も全然苦になりません。
それにあのヴェルパス国から離れたら、思っていた以上に気が楽で、こっちの方が断然いいです。
「ケート村のように、人の役に立てている実感が得られるので、外のほうが楽しいですわ。でも」
「でも?」
「イルゼが一緒にいてくれるおかげで、おいしく食べられますし、旅も楽しいですわ」
「ありがとうございます」
イルゼがぱぁぁぁっと表情が明るくなり、くったくのない笑顔になりました。
イルゼが旅をしだしてから表情が豊かになったのは、あのお城のせいかもしれません。
やはりアルトゥール王のもとにいると、何かと気が滅入ることが多く、騎士団長という立場は日々緊張することも多かったのでしょう。
今の笑顔が素敵なイルゼこそ、本来のイルゼなのかも。
そういえば私もあのお城にいるときにあまり笑ったことがないのを思い出しました。
3日目の朝、アンステア国につきました。
海に近いため、船も多く、商人など人の出入りも多いようでした。
「ここもやはり黒い感じがしますわね」
ケート村の領主様から通行証を預かっていたので、国にはすぐに入ることができました。
「ユリアーネ、まずはグレグのお姉さんの家を探しましょう」
ケート村にいた少年グレグのお姉さん、サリーさんは、結婚してこの国に。最初はたまに帰ってきたり、手紙を送ってくれたりしたけれど、急に手紙も来なくなったとのこと。
ケート村の領主様が、アンステア国の悪い噂を聞きだしたころと一致しています。
大きな国でしたが、特徴など聞いていたのでイルゼが何人かに場所を聞いてくれてすぐに見つけることができました。
サリーさんのおうちの前に立ったとき、疲れ切った顔の女性が出てきたのでたずねると、その女性こそがサリーさんでした。
「グレグ、久しぶりに会いたいなぁ」
「どうして会いに行けないのですか?」
「主人の仕事が激減し、本人も落ち込みが激しくて」
ちらっと家の中を心配そうに見るサリーさん。外からでも寝転んでいる男性の足が見えます。
話を聞くと、ご主人と一緒にアンステア国で海外から取り寄せた食器を売っていたとのこと。
しかしあるときからサリーさんのところで売っている食器は質が悪いと噂がたつようになったけれど、誰かが言っているかわからない。
そしてご主人は人間不信になっており、サリーさんも気分が沈む日が増えたのだとか。
「少し考え事をしたいので、一部屋貸していただけませんか?」
聖女のお祈りというのは、町の人たちにはあまり知られていないので、考え事をするといって、お祈りをさせてもらいました。
お祈りをしていると、船、粗悪品、ここら辺とはちがう衣装の人たち、まだら模様の蛇のマークが見えました。
今見たイメージについてサリーさんにたずねましたが、心当たりがないようです。
外に出ると、周りの人から聞き込みをしていたイルゼも帰ってきました。
「見たこともない人が商品を売りつけようとしていたと聞いたくらいで、あまり有力な情報は得られませんでした。一度王様に会ってみたほうが早いかもしれません」
「そうですわね。でもすぐに会えるでしょうか」
「ユリアーネのことは王も知っていると思いますし、私は何度かお会いしたことがありますので訪ねてみてもいいかと思います」
そばで私たちの話を聞いていたサリーさんはきょとんとしていました。
「お二人はただの旅人ではないのですか?」
「いえ、ただの旅人ですわ」
サリーさんは良い人そうだけど、聖女を悪用しようとする人もいるらしいので、あまり素性を話さないほうがいいと、以前イルゼと決めていたのです。
「また詳細がわかったら来ますね」と伝えてお城へ。
立派なお城の前では、門番が立っていましたが、イルゼのことをよく知っていたようで、すぐにパトリック王のところに通してくださいました。
「イルゼ様に、聖女のユリアーネ様もご一緒とは! いかがいたしました」
まだヴェルパス国から追放されたとの話はこちらには来ていないようですわね。
「最近こちらの空気が悪いとの話を聞きやってまいりました」
「おぉ! それはありがたい。とても困っていたのです」
街中で食器などの粗悪品が出回っていること。それを売っていると噂の商人がサリーのご主人だけど、それは間違った噂で、ほかの人が流している可能性が高い。でも町の人たちは噂を進じている。そのほかの人が誰なのかがわからない。
といった内容を聞きました。
先ほど私が見たイメージを伝えると、パトリック王は臣下に地図を持ってこさせました。
「我が国は半分以上を海で囲まれている。船がどこら辺にいるかおわかりでしょうか」
うーん……。
イメージで見ただけなので、なかなか難しいですわね。
「ユリアーネ様の見たグループの服装の特徴から考えると、西の方面からきた可能性が高いですね」
イルゼ、王の前だと旅人のふりをする必要はないので、様付けにもどっていますわね。
それにしても、私のイメージを聞き、パトリック王からの情報も加味して船のある場所の検討をつけたようです。
ヴェルパス国はあまり戦争をしかけられることはありませんでした。
私がお祈りで国を守っていたこともありますが、戦略家で強いイルゼがいるため戦いを挑まれなかったのかもしれません。
「まだ見つけたわけではありません。慎重に行きましょう」
「そこは見落としていました! イルゼ様は頼りになりますな!」
パトリック王やほかの騎士たちを連れてきて一緒に海に行くことに。
商人たちが利用する船着き場より少しずれた位置、崖の下にまだら模様の蛇のマークがある船を発見しました。
「まさかこんなところから入国していたとは……」
パトリック王たちが見当もつかなかった場所で船を見つけて、驚いていました。
私と王は上で待ち、イルゼを先頭に騎士たちが崖を降りて船の中に入ると、詐欺メンバーがいたようです。
歯向かってきたメンバーもいたそうですが、イルゼの素早い動きであっという間につかまったそうで、ロープに縛られて詐欺メンバーは崖の上まで連れてこられました。
「商人たちの評判を悪くして、自分たちの商品を有利に売れるようにしたかったんだ」
詐欺メンバーのリーダーらしき人が王にいいました。
「やはり商人の売っているものが粗悪品というのはデマだったのか。商人のうわさは私が責任をもってデマだったことを証明しよう」
「ありがとうございます」
元々良い商品を売っていたのなら、そのご主人も商売は元に戻ることでしょう。
「お二人のおかげでとても助かりました。このようなお方がいらっしゃるヴェルパス国はうらやましいですな」
追放されているので、なんと申していいのかわからず曖昧に笑っていると、他の騎士が詐欺グループの売ろうとしていた商品を持ってきました。
食器や雑貨など。その中に、水の出る箱が。
水の出る箱?
どこかで見たことあるような……?
考えていると、どこかで聞いたことのあるような声が。
「このクズ女め! だましやがって」
身なりを隠すようにして歩いてきた人がいましたが、どう見てもおひとりはアルトゥール王。
ではもう一人の女性は、私が追放されたときに後ろで笑っていた水の聖女とかいうミューカでした。
体力が回復するために一緒にテントの中で寝ましょうと提案しても、イルゼはかたくなに拒否。
「イルゼだけが外では申し訳ないですわ」
「いえ、私はお守りすると決めたので」
夜は野獣などもいて危ないとのことで、イルゼは外で見張っててくれました。
そのため朝は少しゆっくりしてもらって、私が木の実や果物などをとり朝食の準備を。
「イルゼ、昼食の準備ができましたよ」
少しうとうとしていたイルゼが目を覚まします。
一緒に朝食をいただいていたところ、急にイルゼが頭を下げました。
「どうしました?」
「このような生活をさせてしまい申し訳ございません。私が王に頭を下げてお城に居つづけていただいたほうが良かったのかもしれません」
「そんなことないですわ」
私の両親も欲がなく、自分たちが稼いだお金は困っている人に寄付したりしていました。
そのためお城に入る前は、おうちこそあれ、基本的に質素な生活をしていたので、こういった生活も全然苦になりません。
それにあのヴェルパス国から離れたら、思っていた以上に気が楽で、こっちの方が断然いいです。
「ケート村のように、人の役に立てている実感が得られるので、外のほうが楽しいですわ。でも」
「でも?」
「イルゼが一緒にいてくれるおかげで、おいしく食べられますし、旅も楽しいですわ」
「ありがとうございます」
イルゼがぱぁぁぁっと表情が明るくなり、くったくのない笑顔になりました。
イルゼが旅をしだしてから表情が豊かになったのは、あのお城のせいかもしれません。
やはりアルトゥール王のもとにいると、何かと気が滅入ることが多く、騎士団長という立場は日々緊張することも多かったのでしょう。
今の笑顔が素敵なイルゼこそ、本来のイルゼなのかも。
そういえば私もあのお城にいるときにあまり笑ったことがないのを思い出しました。
3日目の朝、アンステア国につきました。
海に近いため、船も多く、商人など人の出入りも多いようでした。
「ここもやはり黒い感じがしますわね」
ケート村の領主様から通行証を預かっていたので、国にはすぐに入ることができました。
「ユリアーネ、まずはグレグのお姉さんの家を探しましょう」
ケート村にいた少年グレグのお姉さん、サリーさんは、結婚してこの国に。最初はたまに帰ってきたり、手紙を送ってくれたりしたけれど、急に手紙も来なくなったとのこと。
ケート村の領主様が、アンステア国の悪い噂を聞きだしたころと一致しています。
大きな国でしたが、特徴など聞いていたのでイルゼが何人かに場所を聞いてくれてすぐに見つけることができました。
サリーさんのおうちの前に立ったとき、疲れ切った顔の女性が出てきたのでたずねると、その女性こそがサリーさんでした。
「グレグ、久しぶりに会いたいなぁ」
「どうして会いに行けないのですか?」
「主人の仕事が激減し、本人も落ち込みが激しくて」
ちらっと家の中を心配そうに見るサリーさん。外からでも寝転んでいる男性の足が見えます。
話を聞くと、ご主人と一緒にアンステア国で海外から取り寄せた食器を売っていたとのこと。
しかしあるときからサリーさんのところで売っている食器は質が悪いと噂がたつようになったけれど、誰かが言っているかわからない。
そしてご主人は人間不信になっており、サリーさんも気分が沈む日が増えたのだとか。
「少し考え事をしたいので、一部屋貸していただけませんか?」
聖女のお祈りというのは、町の人たちにはあまり知られていないので、考え事をするといって、お祈りをさせてもらいました。
お祈りをしていると、船、粗悪品、ここら辺とはちがう衣装の人たち、まだら模様の蛇のマークが見えました。
今見たイメージについてサリーさんにたずねましたが、心当たりがないようです。
外に出ると、周りの人から聞き込みをしていたイルゼも帰ってきました。
「見たこともない人が商品を売りつけようとしていたと聞いたくらいで、あまり有力な情報は得られませんでした。一度王様に会ってみたほうが早いかもしれません」
「そうですわね。でもすぐに会えるでしょうか」
「ユリアーネのことは王も知っていると思いますし、私は何度かお会いしたことがありますので訪ねてみてもいいかと思います」
そばで私たちの話を聞いていたサリーさんはきょとんとしていました。
「お二人はただの旅人ではないのですか?」
「いえ、ただの旅人ですわ」
サリーさんは良い人そうだけど、聖女を悪用しようとする人もいるらしいので、あまり素性を話さないほうがいいと、以前イルゼと決めていたのです。
「また詳細がわかったら来ますね」と伝えてお城へ。
立派なお城の前では、門番が立っていましたが、イルゼのことをよく知っていたようで、すぐにパトリック王のところに通してくださいました。
「イルゼ様に、聖女のユリアーネ様もご一緒とは! いかがいたしました」
まだヴェルパス国から追放されたとの話はこちらには来ていないようですわね。
「最近こちらの空気が悪いとの話を聞きやってまいりました」
「おぉ! それはありがたい。とても困っていたのです」
街中で食器などの粗悪品が出回っていること。それを売っていると噂の商人がサリーのご主人だけど、それは間違った噂で、ほかの人が流している可能性が高い。でも町の人たちは噂を進じている。そのほかの人が誰なのかがわからない。
といった内容を聞きました。
先ほど私が見たイメージを伝えると、パトリック王は臣下に地図を持ってこさせました。
「我が国は半分以上を海で囲まれている。船がどこら辺にいるかおわかりでしょうか」
うーん……。
イメージで見ただけなので、なかなか難しいですわね。
「ユリアーネ様の見たグループの服装の特徴から考えると、西の方面からきた可能性が高いですね」
イルゼ、王の前だと旅人のふりをする必要はないので、様付けにもどっていますわね。
それにしても、私のイメージを聞き、パトリック王からの情報も加味して船のある場所の検討をつけたようです。
ヴェルパス国はあまり戦争をしかけられることはありませんでした。
私がお祈りで国を守っていたこともありますが、戦略家で強いイルゼがいるため戦いを挑まれなかったのかもしれません。
「まだ見つけたわけではありません。慎重に行きましょう」
「そこは見落としていました! イルゼ様は頼りになりますな!」
パトリック王やほかの騎士たちを連れてきて一緒に海に行くことに。
商人たちが利用する船着き場より少しずれた位置、崖の下にまだら模様の蛇のマークがある船を発見しました。
「まさかこんなところから入国していたとは……」
パトリック王たちが見当もつかなかった場所で船を見つけて、驚いていました。
私と王は上で待ち、イルゼを先頭に騎士たちが崖を降りて船の中に入ると、詐欺メンバーがいたようです。
歯向かってきたメンバーもいたそうですが、イルゼの素早い動きであっという間につかまったそうで、ロープに縛られて詐欺メンバーは崖の上まで連れてこられました。
「商人たちの評判を悪くして、自分たちの商品を有利に売れるようにしたかったんだ」
詐欺メンバーのリーダーらしき人が王にいいました。
「やはり商人の売っているものが粗悪品というのはデマだったのか。商人のうわさは私が責任をもってデマだったことを証明しよう」
「ありがとうございます」
元々良い商品を売っていたのなら、そのご主人も商売は元に戻ることでしょう。
「お二人のおかげでとても助かりました。このようなお方がいらっしゃるヴェルパス国はうらやましいですな」
追放されているので、なんと申していいのかわからず曖昧に笑っていると、他の騎士が詐欺グループの売ろうとしていた商品を持ってきました。
食器や雑貨など。その中に、水の出る箱が。
水の出る箱?
どこかで見たことあるような……?
考えていると、どこかで聞いたことのあるような声が。
「このクズ女め! だましやがって」
身なりを隠すようにして歩いてきた人がいましたが、どう見てもおひとりはアルトゥール王。
ではもう一人の女性は、私が追放されたときに後ろで笑っていた水の聖女とかいうミューカでした。
30
あなたにおすすめの小説
わたくしを追い出した王太子殿下が、一年後に謝罪に来ました
柚木ゆず
ファンタジー
より優秀な力を持つ聖女が現れたことによってお払い箱と言われ、その結果すべてを失ってしまった元聖女アンブル。そんな彼女は古い友人である男爵令息ドファールに救われ隣国で幸せに暮らしていたのですが、ある日突然祖国の王太子ザルースが――アンブルを邪険にした人間のひとりが、アンブルの目の前に現れたのでした。
「アンブル、あの時は本当にすまなかった。謝罪とお詫びをさせて欲しいんだ」
現在体調の影響でしっかりとしたお礼(お返事)ができないため、最新の投稿作以外の感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
妹の身代わりだった私に「本命は君だ」――王宮前で王子に抱き潰され、溺愛がバレました。~私が虐げられるきっかけになった少年が、私と王子を結び付
唯崎りいち
恋愛
妹の身代わりとして王子とデートすることになった私。でも王子の本命は最初から私で――。長年虐げられ、地味でみすぼらしい私が、王子の愛と溺愛に包まれ、ついに幸せを掴む甘々ラブファンタジー。妹や家族との誤解、影武者の存在も絡み、ハラハラと胸キュンが止まらない物語。
聖女の魔力を失い国が崩壊。婚約破棄したら、彼と幼馴染が事故死した。
佐藤 美奈
恋愛
聖女のクロエ公爵令嬢はガブリエル王太子殿下と婚約していた。しかしガブリエルはマリアという幼馴染に夢中になり、隠れて密会していた。
二人が人目を避けて会っている事をクロエに知られてしまい、ガブリエルは謝罪して「マリアとは距離を置く」と約束してくれる。
クロエはその言葉を信じていましたが、実は二人はこっそり関係を続けていました。
その事をガブリエルに厳しく抗議するとあり得ない反論をされる。
「クロエとは婚約破棄して聖女の地位を剥奪する!そして僕は愛するマリアと結婚して彼女を聖女にする!」
「ガブリエル考え直してください。私が聖女を辞めればこの国は大変なことになります!」
「僕を騙すつもりか?」
「どういう事でしょう?」
「クロエには聖女の魔力なんて最初から無い。マリアが言っていた。それにマリアのことを随分といじめて嫌がらせをしているようだな」
「心から誓ってそんなことはしておりません!」
「黙れ!偽聖女が!」
クロエは婚約破棄されて聖女の地位を剥奪されました。ところが二人に天罰が下る。デート中にガブリエルとマリアは事故死したと知らせを受けます。
信頼していた婚約者に裏切られ、涙を流し悲痛な思いで身体を震わせるクロエは、急に頭痛がして倒れてしまう。
――目覚めたら一年前に戻っていた――
辺境伯聖女は城から追い出される~もう王子もこの国もどうでもいいわ~
サイコちゃん
恋愛
聖女エイリスは結界しか張れないため、辺境伯として国境沿いの城に住んでいた。しかし突如王子がやってきて、ある少女と勝負をしろという。その少女はエイリスとは違い、聖女の資質全てを備えていた。もし負けたら聖女の立場と爵位を剥奪すると言うが……あることが切欠で全力を発揮できるようになっていたエイリスはわざと負けることする。そして国は真の聖女を失う――
リストラされた聖女 ~婚約破棄されたので結界維持を解除します
青の雀
恋愛
キャロラインは、王宮でのパーティで婚約者のジークフリク王太子殿下から婚約破棄されてしまい、王宮から追放されてしまう。
キャロラインは、国境を1歩でも出れば、自身が張っていた結界が消えてしまうのだ。
結界が消えた王国はいかに?
追放された偽物聖女は、辺境の村でひっそり暮らしている
潮海璃月
ファンタジー
辺境の村で人々のために薬を作って暮らすリサは“聖女”と呼ばれている。その噂を聞きつけた騎士団の数人が現れ、あらゆる疾病を治療する万能の力を持つ聖女を連れて行くべく強引な手段に出ようとする中、騎士団長が割って入る──どうせ聖女のようだと称えられているに過ぎないと。ぶっきらぼうながらも親切な騎士団長に惹かれていくリサは、しかし実は数年前に“偽物聖女”と帝都を追われたクラリッサであった。
聖女追放 ~私が去ったあとは病で国は大変なことになっているでしょう~
白横町ねる
ファンタジー
聖女エリスは民の幸福を日々祈っていたが、ある日突然、王子から解任を告げられる。
王子の説得もままならないまま、国を追い出されてしまうエリス。
彼女は亡命のため、鞄一つで遠い隣国へ向かうのだった……。
#表紙絵は、もふ様に描いていただきました。
#エブリスタにて連載しました。
地味で無才な私を捨てたことを、どうぞ一生後悔してください。
有賀冬馬
恋愛
「お前のような雑用女、誰にでも代わりはいる」
そう言って私を捨てたディーン様。でも、彼は気づいていなかったのです。公爵家の繁栄を支えていたのは、私の事務作業と薬草の知識だったということに。
追放された辺境の地で、私はようやく自分らしく生きる道を見つけました。無口な辺境伯様に「君がいなければダメだ」と熱烈に求められ、凍っていた心が溶けていく。
やがて王都で居場所をなくし、惨めな姿で私を追いかけてきた元婚約者。
「もう、私の帰る場所はここしかありませんから」
絶望する彼を背に、私は最愛の人と共に歩み出します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる