異世界転生戦記!少女は能力を封印されて、異世界で勝ち上がっていく(仮)

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第3章:幼少期・剣魔大会編

出発!

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月日は流れ、剣魔大会が始まる季節になりました。王城の方から参加者が発表され、大陸中央にある隣国のペンタゴンへと向かう事になりました。

「忘れ物はないか?」
「大丈夫です!」

アクエリアス家は一家揃ってお出掛けです!その他に身の回りのお世話をするのに執事さんにメイドさん、そして衣類や生活品を準備して向かう為に、馬車5台もの大所帯になりました。

各選手は、概ね纏まって出発します。道中に盗賊に襲われても大丈夫なように国からも騎士団が護衛として一緒に行きます。ただ我がアクエリアス公爵家の様に、財力と武力のある家は自分達で出発するのです。

「初めての剣魔大会!楽しみだね♪」
「ああ、どんな猛者がいるのか楽しみだ!」
「どんな珍しい食べ物があるのか楽しみじゃの♪」

一人だけ検討違いな事を言っているカレンは置いておいて、お父様に聞いてみた。

「剣魔大会の開催国のペンタゴンってどんな所何ですか?」

お父様が腕を組んで答えた。

「大陸中央の交通の要であり、物流の収集所だから発展しているな。まぁ、シオンとセレス様の発明のお陰でアクエリアス領と同等ぐらいかな?」

おお!うちと同じぐらいとは、侮れないね!?

「それに、シオンの【あれ】のお陰で皆をびっくりさせれそうだ」
「ええ!それは期待していて下さいな!」

くっくっくっ!ちょっとした儲け話しがあるんだよね!楽しみだよ♪

こうして私達は片道5日間の道のり行くのでした。

ひま!!!
ヒマ!!!!
暇!!!!!!!


なので、トランプやリバーシなどで暇潰しをやりつつ、向かいました。
(後にアルファやなろう小説の定番で大流行してウハウハになるのですが♪)



「そういえば、お兄様も女神リューシン様の加護を授かったのですよね?」
「ああ、僕だけ貰って無かったからね。二人ともズルいよ?」

「そうじゃぞ?妾の旦那様だけのけ者とはいただけないのじゃ!じゃから接吻をした時に授けたのじゃ!」

「こら!そんな恥ずかしい事は言わないの!」

お兄様が顔を赤くしてカレンの口を塞ぐ!

「仲がよろしい事で!」

ツーンと顔を横にするシオンだった。












そして─

着いたどーーーーーーーーーー!!!!!!

道中は何事もなく平穏無事にたどり着来ました。

「まずは、選手達とその家族は国の管理する宿屋に泊まるので、まずそこに行くぞ。ちゃんと着いたかチェックされるからな」

「「「はーーーい!!!」」」

馬車は宿屋に着くと私達はチェックインして、執事さん達が荷物を部屋に運ぶ。

「うわぁ~すごいね!」

宿屋っていうか、高級ホテルのような造りの部屋で建物も大きかった。

「普段は高級宿屋として運営しているからね。剣魔大会期間中は国がお金を出して、家族まで泊まれるようにしているんだよ」

「おお!太っ腹だね!」
「まぁ、それ以上の利権が絡んでいるからね。選手には最大限、気を使っているんだ」

なるほど、国王様も大変だよ!

「剣魔大会はまだ数日先だし、この街を見て廻ろうか?」

「賛成!!!」

私達はわくわくしながらお出掛けするのでした。

馬車でとは違い、歩いて周辺を歩いて行くと様々な種族を見掛けた。

「色々な種族がいるな?」
「そうだね。あっ、うさみみの女の子!可愛い♪」
「あっちは紫の肌………魔族か?」
「本当に色々いるね!」

少し歩くと、露店屋台が並んでいた。食べ物を扱っている店もあれば、アクセサリーを扱っている店もある。活気に満ち溢れていた。

「おおっ!早速、よっていくのじゃ!」

カレンが真っ先に飛び付いた。獣人のおっさんが焼き鳥を売っている屋台だ。確かに良い匂いだよ♪
各自、一本買ってもらい食べてみると美味しかった!

「旨いのじゃ!このタレが絶品なのじゃ♪」
「美味しい!」
「旨いな!?」


私達は楽しく食べました。その後は幾つかの屋台を梯子して、お腹が満腹になった所で帰宅したのでした。

もう数日で大会が開催されます!
お父様とお母様の活躍をお楽しみに!




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】

愚者の声
「さぁ!本編がようやくスタートですよ~」


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