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第3章:幼少期・剣魔大会編
デュオ戦!
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次の日になりました。
「わぁ~!お母様、装備を一新されたんですね!」
グランとレイラは水をイメージした蒼色の装備に身を包んでいた。水の羽衣みたいな服装だ。
「綺麗ですね!」
「ふふふっ♪ありがとう!」
綺麗な新調したドレスを魅せるようにクルリッと回転してみせる。
「これでも防御力もなかなかなのよ♪」
アクエリアス家の財力を使えばレアな装備も手に入れ放題なのだ!わははははっ!
試合会場に着くと、アルデバランさんが挨拶に来ました。
「グランさん!先日のシングル優勝、おめでとうございます!グランさんのお陰でデュオ戦が戦い易くなりましたよ!」
シオンはふと疑問に思った事を言った。
「アルデバランさん、お父様が優勝したせいでエトワール王国の選手はマークされるのでは?」
「シオンちゃん、確かにそれもあるけどここ最近は、悔しい事にエトワール王国の成績が悪くて、侮られる事が多かったんだ。これは戦士にしては屈辱なんだ。でも、グランさんが個人で優勝した事によって、他国の選手は警戒して戦術を変えざるおえないだろうね!」
なるほど、そういう意味ではやり易くなるのか………
「あんまり持ち上げるなよアルデバラン?無論、貴様も狙っているのだろう?デュオの優勝を!」
一瞬、アルデバランさんの目付きが鋭くなった。
「ええ、無論です!ぶつかった時は公式戦の借りを返しますから!」
全く、この人は本当に気持ちの良い武人さんだよね!
「おいおい、盛り上がっている所を悪いが、俺もいること忘れるなよ」
えーと、誰…………?
「おい!そこの子供!お前誰って顔をするなっ!同国の選手の顔と名前ぐらい覚えておけよ!?」
おおっ!ノリ突っ込み!?けっこう話のわかる人っぽいね!
「なんか、変な事を考えている気がするがまぁいい。俺はガイ・キャンサーだ!シングルではベスト16位だったが、デュオでは優勝を頂くぜっ!」
「望む所だ!勝ち上がってこいよ!」
「おうよっ!」
「ガイさんて、な~んか弱そうだよね?」
ピキッ!?
「おい!クソガキ!もう一度言ってみろ!」
「だって、シングルはベスト16位だったんでしょう?」
「ぐっ!?デュオはペア戦だ!お互いを助け合って戦っていくんだ。連携では後れはとらん!」
うん、まぁ知っていたけれどね!
「ガイさんは長所だけ伸ばして、短所はそのままだから対策を取られて負けたのでは……?」
!?
ガイさん、何故そこで驚愕した顔をするんだよ!?もしかして脳筋なの?脳筋なんだな?脳筋だーーー!?
「おい、ガイ!お前に合った装備を貸そうか?」
「ふ、ふざけるな!そんな事が出来るか!」
シオンはガイに言った。
「ふざけているのはガイさんです!勝ちたくないのですか!少しでも勝率を上げる手段があるのなら貪欲に採用するべきです!」
ぐうの音も出ない正論にガイはバツの悪い顔で折れるのだった。
「ガイもシオンには勝てないな!」
「ガイのそんな顔を初めて見ましたよ」
ぐぬぬぬっ!
「まぁ、お互いに自分の名誉と国の看板を背負っているのだ。頑張ろう!」
選手達は拳を交えてお互いを鼓舞するのだった。
『さぁっ!いよいよ始まります!剣魔大会ペアで戦うデュオ戦が始まります!ここ最近は成績が芳しく無かったエトワール王国が得意とするジャンルで、先日シングル優勝者グラン選手もエントリーしています!今年のエトワール王国は何かが違います!』
???
「まぐれで優勝したぐらいでいい気になるなよ?俺達の主力はデュオとカルテットに集中しているのだからな!」
「しかし、予想が外れたな?エトワール王国ではシングルの優勝は無く、他国が優勝と思っていたのだが………」
「過ぎた事は良いだろ?デュオではベスト16止まりで終わらせるぞ!」
「ああ、エトワール王国の国力を削る為にな」
こうしてデュオ戦が開幕した!
『剣魔大会デュオ戦、すでに何試合かが消化し、どれも見応えある試合を戦ってくれています!エトワール王国から若きホープのアルデバラン選手、対するは亜人連合国から虎型獣人バーミア選手です!これはパワー対決の予感が致します!』
「よろしくお願いします!」
アルデバランは相手選手にお辞儀をする。
「がはははっ!礼儀正しい若造だな!良いぞ!良い勝負をしようぞ!」
お互いに構えの態勢をとり、ゴングがなるのを待った。
『では!試合開始ーーーーーーー!!!!!』
アルデバランとバーミアの試合が始まった!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「仲間のバトルもお楽しみに!」
「わぁ~!お母様、装備を一新されたんですね!」
グランとレイラは水をイメージした蒼色の装備に身を包んでいた。水の羽衣みたいな服装だ。
「綺麗ですね!」
「ふふふっ♪ありがとう!」
綺麗な新調したドレスを魅せるようにクルリッと回転してみせる。
「これでも防御力もなかなかなのよ♪」
アクエリアス家の財力を使えばレアな装備も手に入れ放題なのだ!わははははっ!
試合会場に着くと、アルデバランさんが挨拶に来ました。
「グランさん!先日のシングル優勝、おめでとうございます!グランさんのお陰でデュオ戦が戦い易くなりましたよ!」
シオンはふと疑問に思った事を言った。
「アルデバランさん、お父様が優勝したせいでエトワール王国の選手はマークされるのでは?」
「シオンちゃん、確かにそれもあるけどここ最近は、悔しい事にエトワール王国の成績が悪くて、侮られる事が多かったんだ。これは戦士にしては屈辱なんだ。でも、グランさんが個人で優勝した事によって、他国の選手は警戒して戦術を変えざるおえないだろうね!」
なるほど、そういう意味ではやり易くなるのか………
「あんまり持ち上げるなよアルデバラン?無論、貴様も狙っているのだろう?デュオの優勝を!」
一瞬、アルデバランさんの目付きが鋭くなった。
「ええ、無論です!ぶつかった時は公式戦の借りを返しますから!」
全く、この人は本当に気持ちの良い武人さんだよね!
「おいおい、盛り上がっている所を悪いが、俺もいること忘れるなよ」
えーと、誰…………?
「おい!そこの子供!お前誰って顔をするなっ!同国の選手の顔と名前ぐらい覚えておけよ!?」
おおっ!ノリ突っ込み!?けっこう話のわかる人っぽいね!
「なんか、変な事を考えている気がするがまぁいい。俺はガイ・キャンサーだ!シングルではベスト16位だったが、デュオでは優勝を頂くぜっ!」
「望む所だ!勝ち上がってこいよ!」
「おうよっ!」
「ガイさんて、な~んか弱そうだよね?」
ピキッ!?
「おい!クソガキ!もう一度言ってみろ!」
「だって、シングルはベスト16位だったんでしょう?」
「ぐっ!?デュオはペア戦だ!お互いを助け合って戦っていくんだ。連携では後れはとらん!」
うん、まぁ知っていたけれどね!
「ガイさんは長所だけ伸ばして、短所はそのままだから対策を取られて負けたのでは……?」
!?
ガイさん、何故そこで驚愕した顔をするんだよ!?もしかして脳筋なの?脳筋なんだな?脳筋だーーー!?
「おい、ガイ!お前に合った装備を貸そうか?」
「ふ、ふざけるな!そんな事が出来るか!」
シオンはガイに言った。
「ふざけているのはガイさんです!勝ちたくないのですか!少しでも勝率を上げる手段があるのなら貪欲に採用するべきです!」
ぐうの音も出ない正論にガイはバツの悪い顔で折れるのだった。
「ガイもシオンには勝てないな!」
「ガイのそんな顔を初めて見ましたよ」
ぐぬぬぬっ!
「まぁ、お互いに自分の名誉と国の看板を背負っているのだ。頑張ろう!」
選手達は拳を交えてお互いを鼓舞するのだった。
『さぁっ!いよいよ始まります!剣魔大会ペアで戦うデュオ戦が始まります!ここ最近は成績が芳しく無かったエトワール王国が得意とするジャンルで、先日シングル優勝者グラン選手もエントリーしています!今年のエトワール王国は何かが違います!』
???
「まぐれで優勝したぐらいでいい気になるなよ?俺達の主力はデュオとカルテットに集中しているのだからな!」
「しかし、予想が外れたな?エトワール王国ではシングルの優勝は無く、他国が優勝と思っていたのだが………」
「過ぎた事は良いだろ?デュオではベスト16止まりで終わらせるぞ!」
「ああ、エトワール王国の国力を削る為にな」
こうしてデュオ戦が開幕した!
『剣魔大会デュオ戦、すでに何試合かが消化し、どれも見応えある試合を戦ってくれています!エトワール王国から若きホープのアルデバラン選手、対するは亜人連合国から虎型獣人バーミア選手です!これはパワー対決の予感が致します!』
「よろしくお願いします!」
アルデバランは相手選手にお辞儀をする。
「がはははっ!礼儀正しい若造だな!良いぞ!良い勝負をしようぞ!」
お互いに構えの態勢をとり、ゴングがなるのを待った。
『では!試合開始ーーーーーーー!!!!!』
アルデバランとバーミアの試合が始まった!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「仲間のバトルもお楽しみに!」
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