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第4章:学園編
姑息なシオン!
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1時間が経ちました。
ピンポンパンポン♪
『1時間が経ちました。各ブロックのルールが変更されます!』
アナウンスで、レグルスのいる山の中腹は魔法禁止エリアとなった。他のエリアでも細かい変更があった。
そして─
「な~ん~で~だ~よ~!」
シオンは憤っていた。
「何で、私の居たエリアが立ち入り禁止エリアになるんだよ~!」
シオン達は必死に罠をこしらえていた所に、退避命令と来たもんだ。
「シオン!5分以内に出て行かないと失格になりますよ!」
「わかってるよ~!」
動きの鈍いシオンにアイギスは耳打ちする。
「また次の1時間後には解除されますから!早く行きますよ!」
「おっ!?そうだね!」
シオン………忘れてたのね………
こうしてシオン達は隣のブロックへと移動するのだった。
「………抜かったのじゃ!」
「ええ、そうですわね……」
カレンとカウスペアは落ち込んでいた。バトル・ロワイアルが開始された早々、手当たり次第に同級生を倒してしまい、100Pを達成してしまったのだ。
カレンペアが1抜けとなり、それに続きレグルスとスピカペアが勝ち抜けた。
と、なるとだ。残った高得点首はシオンのみとなった訳だ。力を封印されている1番弱いシオンのみが残った。1番弱いシオンのみが残った。
(大事な事なので二回言いましたよ!)
そうなると、誰でも想像が付くよね?
シオンが力を出せない事は、逃がした同級生から周囲に知れ渡って、シオンが狙い目よ♪(ハート)ってな具合になったのだ。
しかも、罠を張ったエリアから離れてしまったため自分達の力で群がってくる同級生を相手しなければならなかった。
ドンッ!ドンッ!ドンッ!
バーン!バーン!バーン!
「ひぃぃぃぃぃいいいい!」
「なんでみんなが襲ってくるのよーーーー!!!!」
シオンは刀を振るいながら、遠距離から魔法を放ってくる同級生達を睨み付けた。
「シオンさん、ごめんなさいね?でも、高得点の賞金首で、力が出せない狙い目って聞いたら仕方ないでしょう?」
「うがあぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!」
シオンが壊れました。
「アイギスちゃん!とにかく防御よ!弾幕が落ち着いたら私が飛び出すから!」
「ぐっぎぎぎっ!?ちょっと…………持たないかも………デス」
複数の魔法攻撃をアイギス1人で防御結界を張り防いでいる状態であった。それでもしばらくの間を防いでいたのはアイギスの実力であるだろう。
バッリーーーーーン!!!!
アイギスの結界が破れ、魔法が一斉に飛んできた!
「危ない!!!!」
シオンはとっさにアイギスを守りながら飛んでくる魔法を刀で斬り払った。しかし、数が多く全てを捌ききれない!
魔法の1つがシオンの足下に着弾し、シオンは吹き飛ばされた。
「ぐっ!?」
地面に倒れたシオンは、持ち前のタフさでダメージを受けたものの、まだまだ戦える状態であった。しかし………
「シオン!血が!?」
シオンが頭から血を流したシオンにアイギスが悲鳴を上げる!
「だ、大丈夫だよ。これくらいかすり傷だからね」
カレンとの組手ではもっと酷い怪我をして、回復魔法で治して貰っている。この程度の怪我はシオンにとって本当にかすり傷なのだ。
「ごめんなさい!私の魔力が持たなくて、結界を維持出来なくて!」
大きな木の影に身を隠したシオン達にアイギスが頭を下げた。
「だから大丈夫だよ。それより、この状況を何とかしないとね!」
「シオン………」
アイギスはまだ納得してない顔をしていたが、敵はこちらを待ってくれない。敵の同級生で、接近戦闘を得意とする者が3名ほど近付いてきたのだ。
「誰が倒しても恨みっこなしだぜ?」
「ええ、わかっているわよ!」
「一斉にいくぞ!」
シオンは気配を感じ、相手の姿が見えない状態で、一気に飛び出した!
!?
「余り、私を舐めないでね!」
「なっ!?」
相手が身構える前に、シオンは1人を斬り伏せ、1人をクリスタルブレイクをした。
「このっ!武技 《一閃》!!!」
横に、大きな剣撃がカマイタチの様に飛んでシオンを襲った。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!」
シオンはスキルの剣撃を、剣術の力で防いだ!?しかし、スキルの力を我が身だけでは防ぎ切れず、後方に吹き飛ばされた。それを見たアイギスは─
『ダメ!あんなに頑張っているシオンが傷付くなんて!私は─』
アイギスは何を考え、思いきった様に顔を上げた。
「はぁはぁ!びっくりさせやがって。でも、これで俺にポイントが入る訳だ!ちょうど良かったぜ!」
まだ気を失っていないシオンのバッチを破壊すれば大量のポイントが手に入る。他の奴らの前衛はシオンに倒されて、後衛もすぐに攻撃に移れない。まさにチャンスである。
そんな時、アイギスがシオンを吹き飛ばした敵の前に立ち塞がった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「アイギスにも秘密があるのです」
ピンポンパンポン♪
『1時間が経ちました。各ブロックのルールが変更されます!』
アナウンスで、レグルスのいる山の中腹は魔法禁止エリアとなった。他のエリアでも細かい変更があった。
そして─
「な~ん~で~だ~よ~!」
シオンは憤っていた。
「何で、私の居たエリアが立ち入り禁止エリアになるんだよ~!」
シオン達は必死に罠をこしらえていた所に、退避命令と来たもんだ。
「シオン!5分以内に出て行かないと失格になりますよ!」
「わかってるよ~!」
動きの鈍いシオンにアイギスは耳打ちする。
「また次の1時間後には解除されますから!早く行きますよ!」
「おっ!?そうだね!」
シオン………忘れてたのね………
こうしてシオン達は隣のブロックへと移動するのだった。
「………抜かったのじゃ!」
「ええ、そうですわね……」
カレンとカウスペアは落ち込んでいた。バトル・ロワイアルが開始された早々、手当たり次第に同級生を倒してしまい、100Pを達成してしまったのだ。
カレンペアが1抜けとなり、それに続きレグルスとスピカペアが勝ち抜けた。
と、なるとだ。残った高得点首はシオンのみとなった訳だ。力を封印されている1番弱いシオンのみが残った。1番弱いシオンのみが残った。
(大事な事なので二回言いましたよ!)
そうなると、誰でも想像が付くよね?
シオンが力を出せない事は、逃がした同級生から周囲に知れ渡って、シオンが狙い目よ♪(ハート)ってな具合になったのだ。
しかも、罠を張ったエリアから離れてしまったため自分達の力で群がってくる同級生を相手しなければならなかった。
ドンッ!ドンッ!ドンッ!
バーン!バーン!バーン!
「ひぃぃぃぃぃいいいい!」
「なんでみんなが襲ってくるのよーーーー!!!!」
シオンは刀を振るいながら、遠距離から魔法を放ってくる同級生達を睨み付けた。
「シオンさん、ごめんなさいね?でも、高得点の賞金首で、力が出せない狙い目って聞いたら仕方ないでしょう?」
「うがあぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!」
シオンが壊れました。
「アイギスちゃん!とにかく防御よ!弾幕が落ち着いたら私が飛び出すから!」
「ぐっぎぎぎっ!?ちょっと…………持たないかも………デス」
複数の魔法攻撃をアイギス1人で防御結界を張り防いでいる状態であった。それでもしばらくの間を防いでいたのはアイギスの実力であるだろう。
バッリーーーーーン!!!!
アイギスの結界が破れ、魔法が一斉に飛んできた!
「危ない!!!!」
シオンはとっさにアイギスを守りながら飛んでくる魔法を刀で斬り払った。しかし、数が多く全てを捌ききれない!
魔法の1つがシオンの足下に着弾し、シオンは吹き飛ばされた。
「ぐっ!?」
地面に倒れたシオンは、持ち前のタフさでダメージを受けたものの、まだまだ戦える状態であった。しかし………
「シオン!血が!?」
シオンが頭から血を流したシオンにアイギスが悲鳴を上げる!
「だ、大丈夫だよ。これくらいかすり傷だからね」
カレンとの組手ではもっと酷い怪我をして、回復魔法で治して貰っている。この程度の怪我はシオンにとって本当にかすり傷なのだ。
「ごめんなさい!私の魔力が持たなくて、結界を維持出来なくて!」
大きな木の影に身を隠したシオン達にアイギスが頭を下げた。
「だから大丈夫だよ。それより、この状況を何とかしないとね!」
「シオン………」
アイギスはまだ納得してない顔をしていたが、敵はこちらを待ってくれない。敵の同級生で、接近戦闘を得意とする者が3名ほど近付いてきたのだ。
「誰が倒しても恨みっこなしだぜ?」
「ええ、わかっているわよ!」
「一斉にいくぞ!」
シオンは気配を感じ、相手の姿が見えない状態で、一気に飛び出した!
!?
「余り、私を舐めないでね!」
「なっ!?」
相手が身構える前に、シオンは1人を斬り伏せ、1人をクリスタルブレイクをした。
「このっ!武技 《一閃》!!!」
横に、大きな剣撃がカマイタチの様に飛んでシオンを襲った。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!」
シオンはスキルの剣撃を、剣術の力で防いだ!?しかし、スキルの力を我が身だけでは防ぎ切れず、後方に吹き飛ばされた。それを見たアイギスは─
『ダメ!あんなに頑張っているシオンが傷付くなんて!私は─』
アイギスは何を考え、思いきった様に顔を上げた。
「はぁはぁ!びっくりさせやがって。でも、これで俺にポイントが入る訳だ!ちょうど良かったぜ!」
まだ気を失っていないシオンのバッチを破壊すれば大量のポイントが手に入る。他の奴らの前衛はシオンに倒されて、後衛もすぐに攻撃に移れない。まさにチャンスである。
そんな時、アイギスがシオンを吹き飛ばした敵の前に立ち塞がった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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愚者の声
「アイギスにも秘密があるのです」
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