悪役令嬢の追放エンド………修道院が無いじゃない!(はっ!?ここを楽園にしましょう♪

naturalsoft

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トラブルは突然に………

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ここは、女性達のみが集う女の園である修道院。建物は新築同然に綺麗な作りで、この地域を守護する守護精霊スフィア様が顕現され、その守護精霊様と契約を交わしたのが、現在の院長代理のシオン元公爵令嬢であった。

その気品と美しさは、美形揃いのエルフにも負けてはいなく、裏庭に新しく出来た溜め池には美しい人魚達が水浴びをして、幻想的な空間を演出していた。

この修道院こそが、この地域の平和の象徴であるのだ。とても平和で【静かに】暮らせる最適な場所なのである。

ドンドンドンッ!!!

「シオン様!大変です!助けて下さい!!!」

この修道院こそが、この地域の…………

「守護精霊様のせいで、魔物が別の場所に移動したため、他の地域に住む者から助けを求める救援の知らせが届いたのです!」

こ、この修道院こそが…………平和の……

「今、エルフの集落に他の地域に住む獣人達がどういう事だ!と武器を持って攻めて来ています!守護精霊様を出せと!お急ぎ、来て下さい!」

…………………
……………
…………
………


こほんっ、ここはトラブルメーカーの巣窟である修道院である。
日々、トラブルが舞い込んでくる、とてもユニークでバイオレンスな修道院である。
今日もシオン達はトラブルに対象するために、1日忙しく動き廻るのであった。

「ふぁ~~~?」

早朝のため、寝起きの悪いシオンは眠たい頭で守護精霊スフィアを差し出した。

「なんかごめんなさい。この守護精霊をあげるから許して………」

スフィアをポーンッと報せに来たエルフに渡してまた二度寝をしようと自室に戻ろうとした。

「まてまてまって!ちょっと、待ってく~だ~さ~い~!!!」

いきなり身売りされた守護精霊(哀れ)スフィアが当然、悲鳴を上げてシオンの足にしがみついた!

「うわぁーーーん!!!シオン酷いです~!見捨てないで~!」

う~ん………守護精霊の貫禄ゼロですね。絵的に!

「ええ~い!離しなさい!私はこれから至福の二度寝をするのよ!邪魔をするヤツは許さない!!!」
「シオンは私の契約者じゃないですか~」
「黙りなさい!あなたの守護結界のせいで苦しんでいる人々がいるのよ?守護精霊として何とかしようって気概はないの!?」

兎に角、眠たいシオンは機嫌が悪く、すでにスフィアに丸投げして眠る事しか頭に無かった。
そこにスピカがやって来た。

「エルフの集落は無事なんですか!?」

若干、引いていた伝令のエルフにスピカが尋ねると、どうやらエルフの集落の入口で睨み合っている状態で、シオン達を待っているらしい。

「じゃっ、そういうことで………」

その場を去ろうとしたシオンを、スピカとスフィアがガシッと止めた。

「ちょっとシオン?どこに行くの?」
「眠たいからベットに行って夢の中へ旅た立つつもりよ……?」

「シオン!あなたはエルフの集落と睡眠、どっちが大切なのよ!?」

「睡眠に決まっているわ?」
(。-ω-)zzz

半分、目が閉じてウツラウツラとしているシオン。

「本当に………この子は………」
「ううぅ………どうしましょう?」

押し付けられた守護精霊(泣)スフィアは半泣きであった。

「兎に角、エルフの集落へ向かいましょう!シオンは担いで連れていくわよ!」

いつも【突っ込み役】のスピカも、エルフの集落が危険な状態ではなりふり構っていられなかった!
(誰が突っ込み役よ!)

こうして、守護精霊スフィアがシオンを担いでエルフの集落へと向かうのであった。

「まだシオン様は来られませんか?」
「今、足の速い者が呼びに行っております!」

エルフの長イルミナは集落の目の前に陣取る獣人達の対応に苦慮していた。

「もうすぐ守護精霊様とその契約者様がいらっしゃいます。もう少しお待ち下さい!」

獣人達の1人が前に出て言ってきた。

「うむ!妾達とて御主らと事を構えるつもりはないぞ。ただ、落とし前は着けて貰わぬとなぁ~?少なくない被害が出ているのだからのぅ?」

そこには妖艶な大人の体型をした狐の獣人女性が扇子を口に当てて見下ろしていた。

エルフの長であるイルミナもまさか守護結界を強化してもらいエルフの集落を守ってもらったツケが他の地域に及ぶとは思っていなかった。
こちらが悪いとは思わないが、原因は確かにこちら側のため強気に出られなかったのだ。

そして遂にシオン達が到着した。



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