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【最終回】なんやかんやで終わらない日常!
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あのアクエリアス公国の樹立式の後、しばらくの月日が流れました。
首都であるアスタリスクもさらに発展し、他国からの移住者や商人、冒険者が続々とやって来て人口は増加しました。働き手不足も解消されつつあります。
少し困った事があるとすれば、エロエロ魔王様がナチュラルに男達を誘惑するぐらいで、概ね平和です。
そうそう、1つ変わった事がありました。
時々戻っていた修道院に新しい『神父』さんが就任したんですよ!
むふふふ。
私も一国の姫として忙しくてシスターとしての管理が出来なくなったのと、前院長様や修道女達のお墓を掃除など綺麗にしておかないと申し訳ないからね!
そして修道院の神父としてきたのがなんと!あの元バカ王子だったのです。あのバカ王子、え~と名前が思いだせない…………あっ、エリック・ファーランドね。スタンピードの後に王様から王籍を剥奪され、さらに子供を外で作られると面倒なので男の一物を切断されて放逐されたそうです。王様の恩情でまずは王都の修道院へ暮らすよう言われて、しばらく経った後に自分から辺境の修道院への移転を志願したそうだ。
正直、余りのゴミ人物が私の原点となった修道院を任せるのに抵抗があったのだけれど、しばらくぶりにあった元王子は憑き物が落ちたように性格が豹変していました。まるで誰かに調教されたように…………ごほん、それはともかく修道院を任せても大丈夫と判断しました。
そして今日も多忙な日々を送っています。
「お母様!出来ましたよ!?」
「ええ!ようやくですわ♪」
一国の姫としての行事など以外は、お母様の魔道具開発にハマってしまった私なのでした。
「この発明品は世界を変えるわよ!」
「ええ、女性の美の探求は尽きることがありませんから!」
今回、お母様と開発したのは『化粧水』でした!
んっ?魔道具じゃないって?良いのよ!この異世界ではオーバーテクノロジーなんだから!
シワを消して、50代肌を20代肌の様に潤いに満ちたプリプリの肌にしてしまう【魔法の水】なのですよ♪世界樹の葉のエキスを使った本当の魔法の雫(エリクシール特許申請済み)
「これでお母様がもっと綺麗になればお父様もメロメロですね♪」
「まぁ♪シオンったら♪」
家族との関係も良好で、意外なことにお兄様も婚約したのです!あんなにシスコンだったのにねー?
お相手は誰だと思います?
「へーくしょんっ!」
「あれ?大丈夫かいスピカ?」
お兄様とスピカが仲良くお茶を飲んでいました。そう、エルフのスピカなのでした!
「今日はシオンがやらかさなかったわね」
「今日は母上と一緒だったからな。またシオンが無茶しないように見張っていてくれて感謝だよ」
シオンは知らなかった。クオンとスピカがシオンのことで相談することで仲が深まった事を………間接的にシオンが恋のキューピッドだった事をシオンは知らなかった。
そして、シオンの方は─
「おい!今日は俺がシオンと過ごす番だろう!」
「貴様は計算も出来んのか!今日は私の番だ!」
イケメン二人に囲まれて悪役令嬢を満喫していました。
「ああ、こんなイケメン二人を虜にするなんて罪な女だわ~」
憂いる様子のシオンをみて、またまたメイド達は脳内妄想を爆発させるのでした。
『最近のシオン様は色気が出てきたかも♪』
『食い気以外に女の魅力がハンパないっすね!』
『あんなイケメンに囲まれて平然としていられるなんて大物ですわ!?』
と、まぁ~いつも通りの愉快な冥土隊なのでした。
そして─
「ここに居たのシオン?」
振り向くとスフィアがやって来た。
「ええ、ここはお気に入りの場所なのよ」
シオンは屋上の、世界樹の樹の枝で寝転んでいた。世界樹の葉っぱを布団にしたハンモック状態であった。
「………とても一国のお姫様の姿とは思えないわ」
スフィアが失礼にもドン引きしていた。
「失礼ね!?」
シオンは起き上がると地上を眺めるとスフィアに言った。
「良い眺めよね。また新しい建物が増えたかな?」
「そうね~普通はこんな建造物なんて10年単位で建てるのだけれどね?本当にシオンに付き合っていたらこんな景色が見れる所まで来ちゃったわ」
本当にねー!と、シオンとスフィアはお互いに笑いあった。
「でもね?まだまだこれからだよ!」
???
「何が?」
シオンは立ち上がり手を挙げて答えた。
「もっともっとこの世界を発展させて、みんなが知らない景色を見せてあげるわ!」
スフィアは満面の笑みを浮かべて未来を語るシオンを見て思った。
シオンなら本当にこれ以上の景色を見せてくれるそんな確信にも似た何かを感じた。
「スフィア!…………付いてきてくれるよね?」
シオンが差し出した手をスフィアは握り返していった。
「ええ、付いていくわよ。当然でしょう!」
こうして、アクエリアス公国の………いや、この大陸の黄金時代がやってくるのだった。
・
・
・
・
後に、このアクエリアス公国は1000年経っても存在し、大陸の最大国家として発展していった。当時の英傑達が天命をまっとうしても、その子供達が、子孫達が教えを守っていき、エルフや龍族と言った長寿な種族は始まりのシオンの人生を語り部として言い伝えた。
『『『あれは史上最強の、やらかし姫(令嬢)だった』』』
と、後世へと語り継がれるのであった。
〓【FIN】〓
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最後までお読み頂きありがとうございました!
更新が最後遅れてしまい申し訳ありませんでした。
他にも小説を投稿してますので、宜しければ他の作品もよろしくです。
m(_ _)m
次回は短編を投稿した後、更新が止まっている悪役令嬢戦記を執筆予定です。
また他の小説でお会いしましょう!
首都であるアスタリスクもさらに発展し、他国からの移住者や商人、冒険者が続々とやって来て人口は増加しました。働き手不足も解消されつつあります。
少し困った事があるとすれば、エロエロ魔王様がナチュラルに男達を誘惑するぐらいで、概ね平和です。
そうそう、1つ変わった事がありました。
時々戻っていた修道院に新しい『神父』さんが就任したんですよ!
むふふふ。
私も一国の姫として忙しくてシスターとしての管理が出来なくなったのと、前院長様や修道女達のお墓を掃除など綺麗にしておかないと申し訳ないからね!
そして修道院の神父としてきたのがなんと!あの元バカ王子だったのです。あのバカ王子、え~と名前が思いだせない…………あっ、エリック・ファーランドね。スタンピードの後に王様から王籍を剥奪され、さらに子供を外で作られると面倒なので男の一物を切断されて放逐されたそうです。王様の恩情でまずは王都の修道院へ暮らすよう言われて、しばらく経った後に自分から辺境の修道院への移転を志願したそうだ。
正直、余りのゴミ人物が私の原点となった修道院を任せるのに抵抗があったのだけれど、しばらくぶりにあった元王子は憑き物が落ちたように性格が豹変していました。まるで誰かに調教されたように…………ごほん、それはともかく修道院を任せても大丈夫と判断しました。
そして今日も多忙な日々を送っています。
「お母様!出来ましたよ!?」
「ええ!ようやくですわ♪」
一国の姫としての行事など以外は、お母様の魔道具開発にハマってしまった私なのでした。
「この発明品は世界を変えるわよ!」
「ええ、女性の美の探求は尽きることがありませんから!」
今回、お母様と開発したのは『化粧水』でした!
んっ?魔道具じゃないって?良いのよ!この異世界ではオーバーテクノロジーなんだから!
シワを消して、50代肌を20代肌の様に潤いに満ちたプリプリの肌にしてしまう【魔法の水】なのですよ♪世界樹の葉のエキスを使った本当の魔法の雫(エリクシール特許申請済み)
「これでお母様がもっと綺麗になればお父様もメロメロですね♪」
「まぁ♪シオンったら♪」
家族との関係も良好で、意外なことにお兄様も婚約したのです!あんなにシスコンだったのにねー?
お相手は誰だと思います?
「へーくしょんっ!」
「あれ?大丈夫かいスピカ?」
お兄様とスピカが仲良くお茶を飲んでいました。そう、エルフのスピカなのでした!
「今日はシオンがやらかさなかったわね」
「今日は母上と一緒だったからな。またシオンが無茶しないように見張っていてくれて感謝だよ」
シオンは知らなかった。クオンとスピカがシオンのことで相談することで仲が深まった事を………間接的にシオンが恋のキューピッドだった事をシオンは知らなかった。
そして、シオンの方は─
「おい!今日は俺がシオンと過ごす番だろう!」
「貴様は計算も出来んのか!今日は私の番だ!」
イケメン二人に囲まれて悪役令嬢を満喫していました。
「ああ、こんなイケメン二人を虜にするなんて罪な女だわ~」
憂いる様子のシオンをみて、またまたメイド達は脳内妄想を爆発させるのでした。
『最近のシオン様は色気が出てきたかも♪』
『食い気以外に女の魅力がハンパないっすね!』
『あんなイケメンに囲まれて平然としていられるなんて大物ですわ!?』
と、まぁ~いつも通りの愉快な冥土隊なのでした。
そして─
「ここに居たのシオン?」
振り向くとスフィアがやって来た。
「ええ、ここはお気に入りの場所なのよ」
シオンは屋上の、世界樹の樹の枝で寝転んでいた。世界樹の葉っぱを布団にしたハンモック状態であった。
「………とても一国のお姫様の姿とは思えないわ」
スフィアが失礼にもドン引きしていた。
「失礼ね!?」
シオンは起き上がると地上を眺めるとスフィアに言った。
「良い眺めよね。また新しい建物が増えたかな?」
「そうね~普通はこんな建造物なんて10年単位で建てるのだけれどね?本当にシオンに付き合っていたらこんな景色が見れる所まで来ちゃったわ」
本当にねー!と、シオンとスフィアはお互いに笑いあった。
「でもね?まだまだこれからだよ!」
???
「何が?」
シオンは立ち上がり手を挙げて答えた。
「もっともっとこの世界を発展させて、みんなが知らない景色を見せてあげるわ!」
スフィアは満面の笑みを浮かべて未来を語るシオンを見て思った。
シオンなら本当にこれ以上の景色を見せてくれるそんな確信にも似た何かを感じた。
「スフィア!…………付いてきてくれるよね?」
シオンが差し出した手をスフィアは握り返していった。
「ええ、付いていくわよ。当然でしょう!」
こうして、アクエリアス公国の………いや、この大陸の黄金時代がやってくるのだった。
・
・
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後に、このアクエリアス公国は1000年経っても存在し、大陸の最大国家として発展していった。当時の英傑達が天命をまっとうしても、その子供達が、子孫達が教えを守っていき、エルフや龍族と言った長寿な種族は始まりのシオンの人生を語り部として言い伝えた。
『『『あれは史上最強の、やらかし姫(令嬢)だった』』』
と、後世へと語り継がれるのであった。
〓【FIN】〓
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最後までお読み頂きありがとうございました!
更新が最後遅れてしまい申し訳ありませんでした。
他にも小説を投稿してますので、宜しければ他の作品もよろしくです。
m(_ _)m
次回は短編を投稿した後、更新が止まっている悪役令嬢戦記を執筆予定です。
また他の小説でお会いしましょう!
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ワクワクしております(笑)
とりあえず王国は終わったようなものですねこれは(笑)
お読み頂き、ありがとうございます!
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ありがとうございます!
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Σ(´□`;)
凄く面白いです!家族愛に溢れ、主人公無双系大好物です!ザマァされるのを、ワクワクしながら待っています( *´艸`)
ご感想ありがとうございます!
なろうの方ではお気に入り800超えているのですが、アルファさんの方ではイマイチの伸びだったので少し落ち込んでいました。
面白いという言葉で執筆のテンションが上がりますのでこれからもよろしくお願いします!