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第4章:動乱の予感!
激闘です!(挿絵あり)
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ガギィン!ガギィン!!ガギギィーン!!!
始め!の合図から速攻で特攻してきたビャクヤ族長にレインは斬激を防いだ!
ガギィン!ギギギッ!
つばぜり合いになった時、ビャクヤ族長は感心した様に問い掛けた。
「開始早々の攻撃を全て防ぎきるとは驚いた!この競り合いの力もなかなかだなっ!」
キンッ!とお互いに1度距離を取った。
「シルク嬢ちゃん!聖歌を頼む!子供と思って油断したらやられるぞ!」
一瞬シルクちゃんも驚いた顔をしたが、すぐに聖歌を歌い出した。
『勇猛なる勇者よ___その気高き心を
弱者を救う賢者よ___いと尊き生きざまよ
慈悲深き聖女よ___傷付いた者を癒す奇跡を
今、強大なる敵を討ち滅ぼさん!』
「さぁ!刮目しなさい!私の固有聖歌【ヴァルキュリア・ハート】を!」
シルクの切り札とも言える聖歌【ヴァルキュリア・ハート】その効果とは─
ビャクヤ族長の身体が薄く光っていた。
「レイン・シルフィード卿よ!何度か打ち合ってすぐにわかったぞ!貴殿は強い!その年齢とは思えぬ強さだ。なのでこちらも全力で行くぞ!シルク嬢ちゃんの【ヴァルキュリア・ハート】の効果は攻撃力を3倍にさせる!しかも魔法使いの魔法力も3倍にするのだ!…………悪く思うなよ?」
(他には状態異常防御などもあったりする)
!?
「……なるほど、普通の対決なら攻撃力3倍のみだが、決闘で致命傷を受けないために防御魔法を受けている状態ではこの決闘に限り防御力も3倍になっているのか」
「ああっ!そういうこと!?ずっこいよ!?」
これこそがシルクの自信であった。ただでさえ攻撃力が3倍にもなるのに防御力も3倍になれば負けるはずがないのだ。しかも戦っているのは亜人国で3本の指に入る歴戦の戦士ビャクヤなのである。負ける要素など何処にもない状態だ。そう、相手に歌人がいなければ─
ガッキーーーーーン!!!!
ザザザザッ!!!
ビャクヤ族長の一撃を受けてレインが吹き飛んだ!?
「ふぅ~、さすがにさっきとは違うね?」
地面に片膝を着けながらビャクヤ族長を見つめるレイン。
「そろそろ降参したらどうかしら?」
シルクちゃんが勝ち誇った顔で言うが、レインは首を振った。
「まだこれからだよ。やっと面白くなってきたんだからね」
「本当にどうなっても知らないわよ!?」
ビャクヤ族長はシルクに目を見て頷き、襲い掛かってきた。
ギンッ!ギンッ!ギギンッ!
「ぬぅ!これほどとは!?」
ガギィン!ギンッ!ギギンッ!
ビャクヤ族長の猛攻に防戦一方と思われたが、1番焦っていたのはビャクヤ族長の方だった。
最初こそはパワーで吹き飛ばしたが、2度目からはレインが剣でビャクヤ族長の攻撃をいなして力を逃がす事によって、飛ばされなくなっていたのだ。しかも、スキが出来ると逆にカウンターを仕掛けてきて少なからずレインの斬撃を受けていた。
「ふむ、さすがに防御力が高くて軽い斬撃ではダメージを与えられないか?」
冷静にビャクヤ族長の攻撃を見切り癖を探すレインだったが、さすがのレインも手が痺れてきて余裕が無くなっていた。
軽い息切れをしてきたビャクヤ族長も再度離れて力を溜めていた。
「はぁはぁ、まさかこの技を使う事になるとはな!レインよ!死ぬなよ?」
両手で剣を持ちレインに突き出す構えをした。
!!!?
「雷帝の怒りを我が身に宿し、目の前の愚かなるものに裁きを与えん─」
ビャクヤ族長の詠唱に周りがざわめいた!
「ビャクヤ族長!その技はダメよ!!!!」
「相手が死んじゃう!?」
「何か大技が来る!?」
【雷神爆撃陣!】
ビャクヤ族長の周囲からバチバチッ!と雷が発生して剣先から雷がレインに襲い掛かった!
「なっ!?遠距離攻撃─」
ドッカーーーーーーーン!!!!!!
耳を塞ぐような爆発音が響いた。
モクモクとレインがいた場所が煙で覆われる。
「ビャクヤ族長!なんでそんな大技を使ったのよ!?レインが死んじゃったらどうするの!?」
涙目で訴えるシルクちゃんにビャクヤ族長が言った。
「まだ油断するな!こちらも本気を出さないと負けるぞ!聖歌の力を使っても押し切れない相手に手加減などできん!」
ビャクヤ族長の剣幕に言葉が詰まるシルクだった。
「なんだ?心配してくれるのか?」
煙が晴れてレインが姿を表した。ビャクヤ族長はすぐに剣を構えた。
「さっきのはヤバかったよ。【俺】もスキルを使ってなければ終わってたかな?」
♪~♪♪
「スキルだけではないですよ?」
!?
この歌はまさか!?
「お兄様、癒しの聖歌を唄いました!ダメージはどうですか?防御力も上がっているはずです」
「ありがとうシオン!助かったよ!」
シオンの歌声に周囲の人々が驚く!
「まさか歌人だと!?」
「嘘だろ!歌人を使者として寄越したのか!」
「歌人……シオンさんが?シルフィード領はどうなっているの!?龍に歌人を寄越すなんて!?まだ戦力が潤沢にあるという事なの!?」
エルメスは底知れないシルフィード領の底力に恐怖を覚えた。歌人は数が少なく、国家で守り国家の切り札なのだ。普通であれば他国に寄越すなんて考えられないのである。
「ふふふっ!そうで無くてはな!?」
ビャクヤ族長が再度、襲い掛かる!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「レインは強いなー!」
シオン
「ふふふっ!私のお兄様ですもの♪」
愚者の声
「シオンいらなくね?」
シオン
ピキッ!
愚者の声
「レインを主人公にした方が女性読者が増えて良いことづくめかも♪」
シオン
「………死にたいの?」
愚者の声
ガタガタッ!
ナンデモナイデス!?
『よろしければ感想、お気に入り、よろしくお願いします!』
始め!の合図から速攻で特攻してきたビャクヤ族長にレインは斬激を防いだ!
ガギィン!ギギギッ!
つばぜり合いになった時、ビャクヤ族長は感心した様に問い掛けた。
「開始早々の攻撃を全て防ぎきるとは驚いた!この競り合いの力もなかなかだなっ!」
キンッ!とお互いに1度距離を取った。
「シルク嬢ちゃん!聖歌を頼む!子供と思って油断したらやられるぞ!」
一瞬シルクちゃんも驚いた顔をしたが、すぐに聖歌を歌い出した。
『勇猛なる勇者よ___その気高き心を
弱者を救う賢者よ___いと尊き生きざまよ
慈悲深き聖女よ___傷付いた者を癒す奇跡を
今、強大なる敵を討ち滅ぼさん!』
「さぁ!刮目しなさい!私の固有聖歌【ヴァルキュリア・ハート】を!」
シルクの切り札とも言える聖歌【ヴァルキュリア・ハート】その効果とは─
ビャクヤ族長の身体が薄く光っていた。
「レイン・シルフィード卿よ!何度か打ち合ってすぐにわかったぞ!貴殿は強い!その年齢とは思えぬ強さだ。なのでこちらも全力で行くぞ!シルク嬢ちゃんの【ヴァルキュリア・ハート】の効果は攻撃力を3倍にさせる!しかも魔法使いの魔法力も3倍にするのだ!…………悪く思うなよ?」
(他には状態異常防御などもあったりする)
!?
「……なるほど、普通の対決なら攻撃力3倍のみだが、決闘で致命傷を受けないために防御魔法を受けている状態ではこの決闘に限り防御力も3倍になっているのか」
「ああっ!そういうこと!?ずっこいよ!?」
これこそがシルクの自信であった。ただでさえ攻撃力が3倍にもなるのに防御力も3倍になれば負けるはずがないのだ。しかも戦っているのは亜人国で3本の指に入る歴戦の戦士ビャクヤなのである。負ける要素など何処にもない状態だ。そう、相手に歌人がいなければ─
ガッキーーーーーン!!!!
ザザザザッ!!!
ビャクヤ族長の一撃を受けてレインが吹き飛んだ!?
「ふぅ~、さすがにさっきとは違うね?」
地面に片膝を着けながらビャクヤ族長を見つめるレイン。
「そろそろ降参したらどうかしら?」
シルクちゃんが勝ち誇った顔で言うが、レインは首を振った。
「まだこれからだよ。やっと面白くなってきたんだからね」
「本当にどうなっても知らないわよ!?」
ビャクヤ族長はシルクに目を見て頷き、襲い掛かってきた。
ギンッ!ギンッ!ギギンッ!
「ぬぅ!これほどとは!?」
ガギィン!ギンッ!ギギンッ!
ビャクヤ族長の猛攻に防戦一方と思われたが、1番焦っていたのはビャクヤ族長の方だった。
最初こそはパワーで吹き飛ばしたが、2度目からはレインが剣でビャクヤ族長の攻撃をいなして力を逃がす事によって、飛ばされなくなっていたのだ。しかも、スキが出来ると逆にカウンターを仕掛けてきて少なからずレインの斬撃を受けていた。
「ふむ、さすがに防御力が高くて軽い斬撃ではダメージを与えられないか?」
冷静にビャクヤ族長の攻撃を見切り癖を探すレインだったが、さすがのレインも手が痺れてきて余裕が無くなっていた。
軽い息切れをしてきたビャクヤ族長も再度離れて力を溜めていた。
「はぁはぁ、まさかこの技を使う事になるとはな!レインよ!死ぬなよ?」
両手で剣を持ちレインに突き出す構えをした。
!!!?
「雷帝の怒りを我が身に宿し、目の前の愚かなるものに裁きを与えん─」
ビャクヤ族長の詠唱に周りがざわめいた!
「ビャクヤ族長!その技はダメよ!!!!」
「相手が死んじゃう!?」
「何か大技が来る!?」
【雷神爆撃陣!】
ビャクヤ族長の周囲からバチバチッ!と雷が発生して剣先から雷がレインに襲い掛かった!
「なっ!?遠距離攻撃─」
ドッカーーーーーーーン!!!!!!
耳を塞ぐような爆発音が響いた。
モクモクとレインがいた場所が煙で覆われる。
「ビャクヤ族長!なんでそんな大技を使ったのよ!?レインが死んじゃったらどうするの!?」
涙目で訴えるシルクちゃんにビャクヤ族長が言った。
「まだ油断するな!こちらも本気を出さないと負けるぞ!聖歌の力を使っても押し切れない相手に手加減などできん!」
ビャクヤ族長の剣幕に言葉が詰まるシルクだった。
「なんだ?心配してくれるのか?」
煙が晴れてレインが姿を表した。ビャクヤ族長はすぐに剣を構えた。
「さっきのはヤバかったよ。【俺】もスキルを使ってなければ終わってたかな?」
♪~♪♪
「スキルだけではないですよ?」
!?
この歌はまさか!?
「お兄様、癒しの聖歌を唄いました!ダメージはどうですか?防御力も上がっているはずです」
「ありがとうシオン!助かったよ!」
シオンの歌声に周囲の人々が驚く!
「まさか歌人だと!?」
「嘘だろ!歌人を使者として寄越したのか!」
「歌人……シオンさんが?シルフィード領はどうなっているの!?龍に歌人を寄越すなんて!?まだ戦力が潤沢にあるという事なの!?」
エルメスは底知れないシルフィード領の底力に恐怖を覚えた。歌人は数が少なく、国家で守り国家の切り札なのだ。普通であれば他国に寄越すなんて考えられないのである。
「ふふふっ!そうで無くてはな!?」
ビャクヤ族長が再度、襲い掛かる!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「レインは強いなー!」
シオン
「ふふふっ!私のお兄様ですもの♪」
愚者の声
「シオンいらなくね?」
シオン
ピキッ!
愚者の声
「レインを主人公にした方が女性読者が増えて良いことづくめかも♪」
シオン
「………死にたいの?」
愚者の声
ガタガタッ!
ナンデモナイデス!?
『よろしければ感想、お気に入り、よろしくお願いします!』
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