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第5章:激突!
神国の侵攻!
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─セイント神国─
神殿の一室にて─
「大司教様!大変でございます!」
エルネシア王国の国境に近い、大きな【交易都市ダーマ】にある神国の神殿にて火急の知らせが届いた。
「何事だ!」
大司教と呼ばれたその人物は、司教とは思えぬほど鍛えられた筋肉が服の上からでも分かるほどに筋肉質であった。
「ご報告致します!独立したシルフィード領が亜人国と契約を結び、大量の亜人を領地へ招き入れたそうです!」
「なんだと!?あの悪魔の血が通っている亜人どもと契約を結んだだと!」
伝令は報告を続ける。
「はい!まだ裏付けが取れておりませんが、歌神シオンが白龍の背に乗って亜人国に向かったそうです。そして一週間後には【転移魔法】で大量の亜人達を連れてきたそうです!」
「バカな!亜人国とシルフィード領とはどれだけ離れていると思っている!それに白龍だと!?」
大司教は余りの突拍子のない報告に憤慨した。
「はっ!転移魔法の裏付けは取れておりませんが、白龍に付いては裏付けが取れております。普段は歌神シオンの肩に止まれるほどの小型で過ごしていますが、シオンが命じると成体に成長し巨大化したそうです!」
!?
「信じられん!まさか、そこまで使役出来るとは!?」
「私も同感であります。しかし、密偵からの報告によれば、大規模な土木工事などはこの白龍が手伝いシルフィード領は急激に発展しております!」
「人の手では何年も掛かる工事を、龍なら数日と言うことか?」
奇しくも帝国と同じ様な会話をしている大司教達は、帝国とは違う結論を出そうとしていた。
「ならば、シルフィード領を攻めなければならぬな!」
!?
大司教の言葉に伝令の司祭は驚いた。
「大司教様、正気ですか!?相手は巨大な龍を有するのですよ!?」
戦になったとき、もし勝てても多大な被害が出るだろう。どうして戦争に結び付くのか。
「これも神が与えた試練である。いかに相手が強大な力を持っていても、悪魔の血を引いた者共を近くに呼び入れたとなれば、放って置くことはできん!御主は、相手が強いからと神の教えに背くつもりか?」
大司教の言葉に司祭は首を振り、頭を下げた。
「申し訳ございません!龍と聞いて動転していました。大司教様に仰る通りでございます!」
宗教国家である神国では、亜人は悪魔の使徒と言う教えになっている。まぁ、上層部的には亜人を奴隷として扱い易くする為の建前であり、上層は信じていない。しかし、信徒にはそう教えている為に亜人を放っておくと問題になってくるのだ。
司教達は悪魔の使徒を放っておくのかと…………
しかし、国境に近い交易都市ダーマを預かる武道派の神官である大司教は戦略をすでに考えていた。
まず、エルネシア王国にシルフィード領が悪魔の使徒を大量に呼び込んだので、【聖戦】を行うと通達する。シルフィード領へ行くにはエルネシア王国を横断しなければならないので、エルネシア王国には武器を向けない事を条件に通行の許可を求める。
しかし、エルネシアの首都の近くを横切らないといけないので、エルネシア王国はこの要求を拒否すると読んでいる。他国の軍が首都の近くを通るなんて普通はありえない。いくら約束していても信用出来ないからだ。
そうすると、国民には悪魔の使徒の退治にエルネシア王国に協力を要請したが、断られたと言えるのだ。そして、エルネシア王国も悪魔の使徒に毒されていると伝えれば、龍を要するシルフィード領ではなく、エルネシア王国から大義名分の元、侵略戦争が出来るようになるのだ。
回りくどいが、宗教国家の軋轢である。
「これでまともな大軍で侵攻できる。ある意味シルフィード領には感謝しないとな」
大司教は密偵の数を増やすよう伝え、本国へと手紙を書いて送った。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
「ほう……流石はダーマの大司教殿だ。良くわかっておられる」
手紙を読んだ教皇は大司教の求める事を全て許可をする判を押した。誰もいない所から声が聞こえてきた。
『シルフィード領を批判して聖戦を呼び掛けるが、本当の狙いはエルネシア王国ですか?』
枢機卿のファントムである。
「うむ、大司教の見解とワシの思惑は一致しておる。ダーマの大司教殿は使える男よ」
ファントムは少し間をおいて答えた。
『今回は小規模ではなく本気ですか?』
「そうだ。歌人も動員してエルネシアの国境砦を落とす。侵攻出来なくても、国境の砦さえ落とせれば後日、大規模な軍を隊列を組んで侵攻出来るからのぅ。兎に角、大義名分があるうちに行動しておきたい」
『畏まりました。では、私の部隊は少数で国境を越えて、後方を撹乱致しましょう』
ファントムの部隊はいってみれば暗殺者集団であり、要人暗殺が主な仕事であった。
「いつもすまぬな。大軍を動かすには時間が掛かる。まだ少し時間の猶予があるので、今の内にゆっくり休んでおきなさい」
『ありがたい御言葉であります。ただ気掛かりなのはシルフィード領が援軍に駆け付ける可能性があるということですかね?』
教皇もその可能性を考えたが、いち施政者からそれはないだろうと考えた。
「うむ、確かにその可能性はゼロではないが、ワシはその可能性は低いと考えておる。もし手を貸してしまえば帝国にも攻める口実を与えてしまうからのぅ?奴隷と蔑んでいる者に出し抜かれて、頭にきておるはずじゃ」
『なるほど。確かに、エルネシア王国は自衛の為に戦っているのに、シルフィード領が手を貸せば亜人を擁護し、協力体制を取っていると認めるものですな』
そうなれば、前回の様に攻め落とせなくても、今後は攻める口実が作り易くなる。悪魔と手を結んでいるエルネシア王国に鉄槌を!などといって…………
こうしてエルネシア王国は戦火の渦に巻き込まれていくのでした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「ついに『聖歌大戦』のタイトル回収ができます!」
シオン
「ふふふっ!ついに私の知名度が大陸中に響き渡るのね!」
愚者の声
「活躍できるかなー?」
シオン
「なんですって!?」
神殿の一室にて─
「大司教様!大変でございます!」
エルネシア王国の国境に近い、大きな【交易都市ダーマ】にある神国の神殿にて火急の知らせが届いた。
「何事だ!」
大司教と呼ばれたその人物は、司教とは思えぬほど鍛えられた筋肉が服の上からでも分かるほどに筋肉質であった。
「ご報告致します!独立したシルフィード領が亜人国と契約を結び、大量の亜人を領地へ招き入れたそうです!」
「なんだと!?あの悪魔の血が通っている亜人どもと契約を結んだだと!」
伝令は報告を続ける。
「はい!まだ裏付けが取れておりませんが、歌神シオンが白龍の背に乗って亜人国に向かったそうです。そして一週間後には【転移魔法】で大量の亜人達を連れてきたそうです!」
「バカな!亜人国とシルフィード領とはどれだけ離れていると思っている!それに白龍だと!?」
大司教は余りの突拍子のない報告に憤慨した。
「はっ!転移魔法の裏付けは取れておりませんが、白龍に付いては裏付けが取れております。普段は歌神シオンの肩に止まれるほどの小型で過ごしていますが、シオンが命じると成体に成長し巨大化したそうです!」
!?
「信じられん!まさか、そこまで使役出来るとは!?」
「私も同感であります。しかし、密偵からの報告によれば、大規模な土木工事などはこの白龍が手伝いシルフィード領は急激に発展しております!」
「人の手では何年も掛かる工事を、龍なら数日と言うことか?」
奇しくも帝国と同じ様な会話をしている大司教達は、帝国とは違う結論を出そうとしていた。
「ならば、シルフィード領を攻めなければならぬな!」
!?
大司教の言葉に伝令の司祭は驚いた。
「大司教様、正気ですか!?相手は巨大な龍を有するのですよ!?」
戦になったとき、もし勝てても多大な被害が出るだろう。どうして戦争に結び付くのか。
「これも神が与えた試練である。いかに相手が強大な力を持っていても、悪魔の血を引いた者共を近くに呼び入れたとなれば、放って置くことはできん!御主は、相手が強いからと神の教えに背くつもりか?」
大司教の言葉に司祭は首を振り、頭を下げた。
「申し訳ございません!龍と聞いて動転していました。大司教様に仰る通りでございます!」
宗教国家である神国では、亜人は悪魔の使徒と言う教えになっている。まぁ、上層部的には亜人を奴隷として扱い易くする為の建前であり、上層は信じていない。しかし、信徒にはそう教えている為に亜人を放っておくと問題になってくるのだ。
司教達は悪魔の使徒を放っておくのかと…………
しかし、国境に近い交易都市ダーマを預かる武道派の神官である大司教は戦略をすでに考えていた。
まず、エルネシア王国にシルフィード領が悪魔の使徒を大量に呼び込んだので、【聖戦】を行うと通達する。シルフィード領へ行くにはエルネシア王国を横断しなければならないので、エルネシア王国には武器を向けない事を条件に通行の許可を求める。
しかし、エルネシアの首都の近くを横切らないといけないので、エルネシア王国はこの要求を拒否すると読んでいる。他国の軍が首都の近くを通るなんて普通はありえない。いくら約束していても信用出来ないからだ。
そうすると、国民には悪魔の使徒の退治にエルネシア王国に協力を要請したが、断られたと言えるのだ。そして、エルネシア王国も悪魔の使徒に毒されていると伝えれば、龍を要するシルフィード領ではなく、エルネシア王国から大義名分の元、侵略戦争が出来るようになるのだ。
回りくどいが、宗教国家の軋轢である。
「これでまともな大軍で侵攻できる。ある意味シルフィード領には感謝しないとな」
大司教は密偵の数を増やすよう伝え、本国へと手紙を書いて送った。
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「ほう……流石はダーマの大司教殿だ。良くわかっておられる」
手紙を読んだ教皇は大司教の求める事を全て許可をする判を押した。誰もいない所から声が聞こえてきた。
『シルフィード領を批判して聖戦を呼び掛けるが、本当の狙いはエルネシア王国ですか?』
枢機卿のファントムである。
「うむ、大司教の見解とワシの思惑は一致しておる。ダーマの大司教殿は使える男よ」
ファントムは少し間をおいて答えた。
『今回は小規模ではなく本気ですか?』
「そうだ。歌人も動員してエルネシアの国境砦を落とす。侵攻出来なくても、国境の砦さえ落とせれば後日、大規模な軍を隊列を組んで侵攻出来るからのぅ。兎に角、大義名分があるうちに行動しておきたい」
『畏まりました。では、私の部隊は少数で国境を越えて、後方を撹乱致しましょう』
ファントムの部隊はいってみれば暗殺者集団であり、要人暗殺が主な仕事であった。
「いつもすまぬな。大軍を動かすには時間が掛かる。まだ少し時間の猶予があるので、今の内にゆっくり休んでおきなさい」
『ありがたい御言葉であります。ただ気掛かりなのはシルフィード領が援軍に駆け付ける可能性があるということですかね?』
教皇もその可能性を考えたが、いち施政者からそれはないだろうと考えた。
「うむ、確かにその可能性はゼロではないが、ワシはその可能性は低いと考えておる。もし手を貸してしまえば帝国にも攻める口実を与えてしまうからのぅ?奴隷と蔑んでいる者に出し抜かれて、頭にきておるはずじゃ」
『なるほど。確かに、エルネシア王国は自衛の為に戦っているのに、シルフィード領が手を貸せば亜人を擁護し、協力体制を取っていると認めるものですな』
そうなれば、前回の様に攻め落とせなくても、今後は攻める口実が作り易くなる。悪魔と手を結んでいるエルネシア王国に鉄槌を!などといって…………
こうしてエルネシア王国は戦火の渦に巻き込まれていくのでした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「ついに『聖歌大戦』のタイトル回収ができます!」
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