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「こちらボーダーラインベータ、もう限界だ! 竜王はまだなのか!?」
「こちら本部、あと三分待て、その間、アンチマジックバレットの使用を許可する」
「ラジャー!」
ここは戦場。弾が飛び交い、魔法の光が炸裂する。
「早く来てくれ…っ」
西暦二〇九九年、人類は未曾有の危機を迎えていた。反人類種「ELF」、通称エルフが一年前にここ、首都東京を襲撃。相手は一体だったが、自衛隊の装備では全く歯が立たなかった。なんとか米軍の力を借り、撃退。しかし、それは始まりに過ぎなかった。続々と、世界各国にエルフが出現。そして、疲弊しきった世界各国は一つの組織を完成させた。通称「リベリオン」。だが、思うような成果が出ず、どんどん減っていく人類。その連鎖を断ち切ったのは、一人の天才科学者だった。名を七海 美九。彼女はおよそ三万年前に飛来した、七つの隕石に目をつける。その隕石からは、無限エネルギーを持つ「竜石」が七個生成された。そして、その七色の竜石を軸としたパワードスーツ、「竜王」を作成した。エルフを殲滅する術を、二十億人という犠牲を払い手に入れた。
「お待たせーっ!」
戦場に降り立つ赤き鎧。
「赤竜王、見参!」
これは、人類の希望を取り戻すための物語である。
「こちら本部、あと三分待て、その間、アンチマジックバレットの使用を許可する」
「ラジャー!」
ここは戦場。弾が飛び交い、魔法の光が炸裂する。
「早く来てくれ…っ」
西暦二〇九九年、人類は未曾有の危機を迎えていた。反人類種「ELF」、通称エルフが一年前にここ、首都東京を襲撃。相手は一体だったが、自衛隊の装備では全く歯が立たなかった。なんとか米軍の力を借り、撃退。しかし、それは始まりに過ぎなかった。続々と、世界各国にエルフが出現。そして、疲弊しきった世界各国は一つの組織を完成させた。通称「リベリオン」。だが、思うような成果が出ず、どんどん減っていく人類。その連鎖を断ち切ったのは、一人の天才科学者だった。名を七海 美九。彼女はおよそ三万年前に飛来した、七つの隕石に目をつける。その隕石からは、無限エネルギーを持つ「竜石」が七個生成された。そして、その七色の竜石を軸としたパワードスーツ、「竜王」を作成した。エルフを殲滅する術を、二十億人という犠牲を払い手に入れた。
「お待たせーっ!」
戦場に降り立つ赤き鎧。
「赤竜王、見参!」
これは、人類の希望を取り戻すための物語である。
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