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杜和泉絵師殺害事件
003
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次の瞬間、愛弥は学校の図書館にいた。
訳あって愛弥は図書館登校をしている。
クラスでいじめられているわけではない。
ただただクラスには行けないのである。
姉の愛理のお下がりであるセーラー服を着て、教室の代わりに図書館へ。
普段はそこで放課後になるまで本の整理などをして時間を潰している。
しかし、今日は来てからしばらく愛弥は眠ってしまった。
「寝ちゃった……」
愛弥は呟き、背伸びをする。
それから、少し大きめのため息をして、先ほどまで見ていた夢の内容を思い出した。
見知らぬ若い男に助けられ、男の元でお世話になるという。
変わった夢だった。
「何だったんだろう」
と、愛弥が考えていると、図書館の扉が開いた。
少し愛弥は驚き、扉の方を見ると。
そこには、先日知り合った佐伯千歳と新沢奈穂がいた。
二人はこの学校の生徒である。
愛弥は少し二人のことを気に入っていて、二人の顔を見た瞬間、嬉しくて笑った。
千歳は愛弥の笑顔に気づき、笑顔で「やあ」と言う。
「あの、えっと」
「佐伯くん、元気? 新沢くんも!」
愛弥が訊くと、二人は頷いた。
そして、愛弥の元に行った。
奈穂は少し心配そうに愛弥を見て「天宮城さんの方こそ」と言う。
「具合悪いの? 保健室行く?」
「ううん。そんなことない。ちょっと、さっきまで寝てただけ」
「ずっと?」
「うん。珍しくね」
愛弥が明るく笑うと、千歳がじっと愛弥を見る。
「何かあったでしょ」
「ないって」
「……どうして、図書館に登校するの? いじめとかじゃないんでしょ?」
「訳あって、だよ」
「……心配」
「……佐伯くんには関係ないって」
「やだ」
「やだって何?」
「やだ」
「だから――」
愛弥が強く訊こうとすると、奈穂が「まあまあ」と止める。
「千歳、この前の絵本の続きとかあると思うから。それを持ってきな」
「うん。でも、奈穂」
「大丈夫だから」
ね? と、奈穂が言うと、千歳は頷き、奥の方に行った。
訳あって愛弥は図書館登校をしている。
クラスでいじめられているわけではない。
ただただクラスには行けないのである。
姉の愛理のお下がりであるセーラー服を着て、教室の代わりに図書館へ。
普段はそこで放課後になるまで本の整理などをして時間を潰している。
しかし、今日は来てからしばらく愛弥は眠ってしまった。
「寝ちゃった……」
愛弥は呟き、背伸びをする。
それから、少し大きめのため息をして、先ほどまで見ていた夢の内容を思い出した。
見知らぬ若い男に助けられ、男の元でお世話になるという。
変わった夢だった。
「何だったんだろう」
と、愛弥が考えていると、図書館の扉が開いた。
少し愛弥は驚き、扉の方を見ると。
そこには、先日知り合った佐伯千歳と新沢奈穂がいた。
二人はこの学校の生徒である。
愛弥は少し二人のことを気に入っていて、二人の顔を見た瞬間、嬉しくて笑った。
千歳は愛弥の笑顔に気づき、笑顔で「やあ」と言う。
「あの、えっと」
「佐伯くん、元気? 新沢くんも!」
愛弥が訊くと、二人は頷いた。
そして、愛弥の元に行った。
奈穂は少し心配そうに愛弥を見て「天宮城さんの方こそ」と言う。
「具合悪いの? 保健室行く?」
「ううん。そんなことない。ちょっと、さっきまで寝てただけ」
「ずっと?」
「うん。珍しくね」
愛弥が明るく笑うと、千歳がじっと愛弥を見る。
「何かあったでしょ」
「ないって」
「……どうして、図書館に登校するの? いじめとかじゃないんでしょ?」
「訳あって、だよ」
「……心配」
「……佐伯くんには関係ないって」
「やだ」
「やだって何?」
「やだ」
「だから――」
愛弥が強く訊こうとすると、奈穂が「まあまあ」と止める。
「千歳、この前の絵本の続きとかあると思うから。それを持ってきな」
「うん。でも、奈穂」
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ね? と、奈穂が言うと、千歳は頷き、奥の方に行った。
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