The Baseball 主砲の一振り 続編3

sky-high

文字の大きさ
上 下
4 / 72

主要人物 その4

しおりを挟む
吉川 颯人(きっかわはやと)

名古屋99ers 外野手兼野手総合コーチ

31才 背番号3

左投げ左打ち

かつては東京キングダムの主砲として、40-40(40本塁打40盗塁)トリプルスリー、三冠王を獲得したスーパープレイヤー。


だが、後輩として入団した翔田の二刀流には否定的で、時にはフロントを非難する発言もしばしば。

契約更新では、何度も保留して年棒闘争を毎年行うせいでフロントからの評価はかなり低い。


翔田が3年目に二刀流として華々しくスタートするのだが、吉川は最後まで二刀流を反対。

これが当時のオーナー釜の逆鱗に触れ、開幕戦からスタメンを外れる。

釜の指示で吉川は試合に出る事は無く、干される。

しかし、ファンはこれに黙っているハズも無く、暴動を起こしてしまう程の事件にまで発展。


責任を感じた吉川は会見を開き、引退を発表。

その後は単身渡米して、マイナーリーグのヘッドコーチに就任。

去年名古屋99ersの監督に就任したヤマオカ(珍太郎)が吉川獲得の為にアメリカに渡り、直接交渉した結果、99ers入りを決める。


日本球界復帰の目的は、翔田の二刀流を終わらせる事と言い、キングダムとの試合では尽く翔田を抑えて二刀流は通用しないと勧告。

結果、翔田は心身ともに疲弊し、無期限の登録抹消となった。


キングダム時代から数々の戦略を行い、フライボール革命や、シフトを敷く守備、極めつけはその日調子の良い選手をクリーンナップに置く、日替わり打線を提案。


チーム打率0.296は過去最高の記録となり、開幕して113試合まで完封負けが1度も無いという記録も達成する。


財前は過去に吉川と対戦したというが、全く覚えてないらしい。



天海 昴(あまみすばる)

東北マーリンズ ピッチャー

28才 背番号18

右投げ右打ち

奈良ドルフィンズ→東京キングダム→東北マーリンズ

バレットと呼ばれる日本最速の167km/hを記録する、球界を代表する速球派。


高校生の頃からビッグマウスを連発、傍若無人ぶりが目立つ。


甲子園連覇という事もあって、ドラフトでは史上最高の11球団が抽選を行い、マーリンズが交渉権を勝ち取る。


1年目からローテーションの一角を担い、新人王を獲得。


傍若無人な振る舞いで、チームメイトとは溝が深まり孤立。

実力は超一流だが、素行の悪さも超一流。

数々のタイトルを獲得し、FAで東京キングダムに入団。

しかし、度重なる暴言でキングダムを解雇される。


その後、東北マーリンズに入団するが、当時の監督と対立。


例によってタイマン勝負に持ち込むが惨敗し、心を入れ替える。




翔田 翼(しょうだつばさ)


東京キングダム ピッチャー兼外野手

26才 背番号1

左投げ左打ち


球界のスーパースターと呼ばれ、1年毎に投手と野手を交互に行う。


160km/hを超えるストレートと、2種類のスライダー、チェンジアップを武器に、あらゆるタイトルを総ナメにする。

右の天海、左の翔田と称され、盟主キングダムの象徴とも言われる。


野手の時は4番を打ち、打撃タイトルも総ナメ。



しかし、かつての先輩でもある吉川が翔田の二刀流を否定。


尽く翔田を抑え、スランプに陥る。


加えて二刀流を続けたせいで疲労が蓄積され、限界を感じた翔田は自らスタメンを外れ、現在は無期限の登録抹消。


キングダムは翔田ありきのチーム故に、翔田のいないキングダムは連敗を続け、ついには最下位に転落する。





そんなこんなで、主要人物の紹介を終了します。
しおりを挟む

処理中です...