Baseball Love 主砲の一振り

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恐怖のヤンキー集団

中継ぎ陣の強化

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翌日のスポーツ紙には
【おヅラ、ぶっ飛ばす!】
という1面が飾っていた。

おヅラのくせにノーヒットノーランなんてあり得ない!

また別のスポーツ紙には
【おヅラ、とにかく殴らせろ!じゃなきゃ、ファンは納得しない!】という記事が載っていた。

日本の野球関係者及び、ファンは小倉をひたすらいじる。


そして試合前、ヤマオカと佐久間は阿佐オーナーの下を訪れた。

トレードの話をするためだ。

「ヤマオカくん、どうしたんだぬ?佐久間くんまで一緒に来て」

「オーナー、実はトレードをしようかと思ってるんですが」

「にゃんと!トレードかぬ?誰と誰をトレードするんだぬ?」

「ドジャースの希崎を獲ろうと思ってね。ウチは小倉を出すつもりでいるんだけど、どうだい、悪い話じゃないだろ?」

佐久間が鋭い眼光で、オーナーに提案した。

「にゃんと!小倉くんかぬ?彼は去年までウチのエースだったじゃないかぬ?それにグッズの売り上げNo.1だぬ!」

オーナーはこのトレードに賛成しないようだ。

「オーナーさんよ、ウチは先発の駒が揃ってるんだよ。今ウチに不足してるのは中継ぎなんだよ、わかるか、なぁ?」

「た、頼むからそんな恐い顔しないでくれんかぬ、佐久間くん。でも小倉くんはローテーションの一角じゃないのかぬ?」

「今ウチには榊、高峰、廣澤ともう1人、ファームから上がってきたヤツがいます。中継ぎで使えるのはグリフィズぐらいしかいない。だから希崎が必要なんです」

ヤマオカの言う事もわかる。
だが、ドジャースがこのトレードを飲むかどうか。

「アンタ、ウチに希崎が来れば観客だって今以上に増えるし、戦力も更に上がる。オーナーとしちゃ、笑いが止まらんのじゃないのかな?」

佐久間はオーナーに詰めより、圧力をかけてきた。

「わ、わかったぬ。わかったからその恐い顔を近づけないでくれぬ…」

「じゃあ、オーナー、このトレード早めに進めましょう」

「なぬ?あちきが先方に話をするのかぬ?」

「あったりめーだろーがっ!テメーがやんないで誰がやるってんだ、コラァ!」

佐久間がオーナーを羽交い締めにし、ヤマオカがすかさずラリアットを叩き込んだ。

【ドガッ!】

「うぎゃ~っ!わ、わかったぬ。その代わり、彼女がウチに来れば優勝できるんかぬ?」

「優勝する可能性が更にアップするって事だ!いいからさっさと向こうのオーナーと話をつけて来い、コノヤロー!」

【バキッ!ドガッ!、グシャッ!】

ヤマオカが元祖ヘソで投げるバックドロップで投げ、佐久間がSTFで締め上げる。

「ウギャっ!ギブ、ギブ!ギブアップぬーーーん!あちきが話をしてくるから勘弁してくれぬ~っ!」

オーナーはグロッキーで虫の息だ。

「分かったら今日中に話をまとめてこいよ!出来なかったらどうなるかわかってるよな、おい!」

「わ、わかったぬ…」

二人はまた、グランドに戻った。

確かに小倉は前年までピストルズのエースとして、チームを引っ張ってきた。

だが、今年はキングダムから榊を獲得し、高峰が小倉に代わるエースとして大活躍している。

だが、ヤマオカと佐久間は中継ぎに力を入れたいのだ。

七回に希崎、八回にグリフィズ、そして最終回は守護神の土方という勝利の方程式を作るつもりでいる。

希崎を放出するには、それなりの相手を出さないとガンズの首脳陣も納得しないだろう。
ガンズは先発の駒が不足している。
そこへ昨日ノーヒットノーランを達成した小倉が加われば戦力的にアップする。
つまりWIN-WINの関係になるだろうという考えだ。

そして阿佐オーナーはこのトレードを成功させる為に北九州へ向かった。


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