109 / 134
恐怖のヤンキー集団
恐怖のクリーンナップ
しおりを挟む
ヤンキースのオーナー塗呂は、前々から八幡に目をつけていた。
主砲である守山と同じ巨体で、パワフルな打撃が売り物である事、風貌も似ている。
しかし、守山は札付きのワルであったが、八幡は球界きってのジェントルマンで、水と油のような関係だった。
だが、千葉の夜の街を生き馬の目を抜くかのように、ここまでのし上がってきた塗呂の目には、この二人がどうも他人ではないような気がしたのであろう。
塗呂は側近に、八幡と守山の過去を徹底的に調べるよう伝えた。
すると、守山と八幡は異母兄弟という事が判明した。
守山は幼い頃、父と別れ母一人で彼を育てた。
やがて守山は不良グループの一員となり、傷害の容疑で塀の中、暗い日々を送った。
少年院を出所した守山は、野球少年だった頃の夢を追い続け、ヤンキースの育成選手として、茨城県にある二軍球場で泥にまみれていた。
そして才能が開花し、一軍に昇格。
並みいる強敵を力で押し退け、ヤンキースの主砲として君臨したのであった。
その守山と八幡が兄弟とは、誰もが知らなかったであろう。
事実を確認した塗呂は、ドルフィンズオーナー釜に八幡をウチにくれないかと打診した。
しかし、チームの顔である八幡をそう簡単に渡す事は出来ない。
釜はトレードの話を突っぱねた。すると、塗呂は爽やかなイケメン数人を釜の下に送り込んだ。
八幡をくれるのならば、台湾ルートから更にイケメンを数人差し出すと。
イケメンに弱い釜は毎月、日本と台湾のイケメンを数人宛がってくれるのなら、という条件でトレードを受諾した。
しかし、黙ってないのは関西のドルフィンズファンである。
4番バッターを放出するとは何事か?とエライ剣幕で連日のように、ファンが本社に押し寄せてきた。
気性の荒いファンの暴行を受け、釜は肛門裂傷という重症で現在入院中である。
そんな紆余曲折を経て、八幡はヤンキースに入団した。
荒くれものばかりのヤンキースで、八幡はチームに溶け込めるのだろうか。
入団会見では守山も同席し、八幡には一言
「バーチーの文句はオレに言え!!」と凄み八幡を威嚇した。
守山は八幡と同じ30才。同学年だが、守山の方が2ヶ月早く生まれたので、八幡は弟という事になる。
しかし、塗呂は二人に兄弟だという事は伝えておらず、機を見計らって伝えようとしている。
かくして、3番陳、4番八幡、5番守山という破壊力のあるクリーンナップを得たヤンキースは首位のピストルズに牙を向くのであった。
主砲である守山と同じ巨体で、パワフルな打撃が売り物である事、風貌も似ている。
しかし、守山は札付きのワルであったが、八幡は球界きってのジェントルマンで、水と油のような関係だった。
だが、千葉の夜の街を生き馬の目を抜くかのように、ここまでのし上がってきた塗呂の目には、この二人がどうも他人ではないような気がしたのであろう。
塗呂は側近に、八幡と守山の過去を徹底的に調べるよう伝えた。
すると、守山と八幡は異母兄弟という事が判明した。
守山は幼い頃、父と別れ母一人で彼を育てた。
やがて守山は不良グループの一員となり、傷害の容疑で塀の中、暗い日々を送った。
少年院を出所した守山は、野球少年だった頃の夢を追い続け、ヤンキースの育成選手として、茨城県にある二軍球場で泥にまみれていた。
そして才能が開花し、一軍に昇格。
並みいる強敵を力で押し退け、ヤンキースの主砲として君臨したのであった。
その守山と八幡が兄弟とは、誰もが知らなかったであろう。
事実を確認した塗呂は、ドルフィンズオーナー釜に八幡をウチにくれないかと打診した。
しかし、チームの顔である八幡をそう簡単に渡す事は出来ない。
釜はトレードの話を突っぱねた。すると、塗呂は爽やかなイケメン数人を釜の下に送り込んだ。
八幡をくれるのならば、台湾ルートから更にイケメンを数人差し出すと。
イケメンに弱い釜は毎月、日本と台湾のイケメンを数人宛がってくれるのなら、という条件でトレードを受諾した。
しかし、黙ってないのは関西のドルフィンズファンである。
4番バッターを放出するとは何事か?とエライ剣幕で連日のように、ファンが本社に押し寄せてきた。
気性の荒いファンの暴行を受け、釜は肛門裂傷という重症で現在入院中である。
そんな紆余曲折を経て、八幡はヤンキースに入団した。
荒くれものばかりのヤンキースで、八幡はチームに溶け込めるのだろうか。
入団会見では守山も同席し、八幡には一言
「バーチーの文句はオレに言え!!」と凄み八幡を威嚇した。
守山は八幡と同じ30才。同学年だが、守山の方が2ヶ月早く生まれたので、八幡は弟という事になる。
しかし、塗呂は二人に兄弟だという事は伝えておらず、機を見計らって伝えようとしている。
かくして、3番陳、4番八幡、5番守山という破壊力のあるクリーンナップを得たヤンキースは首位のピストルズに牙を向くのであった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる