Baseball Love 主砲の一振り

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優勝決定戦

この世界から足を洗え!

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ヤンキースが猛特訓をしていたのとは対照的に、ピストルズは練習を休みにした。

コンディションを整える為らしい。

利根川のほとりのバーチーヤンキースタジアム周辺は
、徹夜でチケットを求めるヤンキーで、長蛇の列を作る。

そして割り込みをしただの、ガン飛ばした等と理由をつけてはケンカをしているグループが、あちらこちらで見られた。

このヤンキー同士のケンカで、どちらが勝つかという賭けも、球場の名物だ。


決戦を控えた前日の夜、ピストルズの選手が宿泊するホテルに、ひろしが現れた。

ロビーで相変わらず出会い系サイトに精出し、マメにメールを送っていた。

「ひろし、待たせたな」

現れたのは、ナダウ・ヤマオカのトレードマークである、ヒゲとサングラスを外した珍太郎だった。

「また今日も会う事ができません(>_<)

私、また業者に騙されました(>_<)_」

サイトにいくらつぎ込んだのか解らないが、いまだに出会えてないみたいだ。

「お前、ゲストで呼ばれたらしいが、解説なんて出来るのか?」

「私、プロ野球選手です(^-^)」

「元プロ野球選手だろ」

「私、わかります(^-^)」

「何一つ分かっちゃいねぇよ」

「静岡はサーカー大国です(^-^)」

「そんなもんはねぇ。サッカーならある」

「私、アレンジ得意です(^-^)」

「ただ滅茶苦茶にしてるだけじゃねぇか」

「恋人でいいかなぁ(^-^)」

「お前まだ、童貞だろ」

「そういうことです(^-^)」

「お前、解説断れ」

珍太郎はひろしとは金輪際手を切ろうと思い、ひろしをこの場所に呼んだ。

生放送の解説で何を言うのか、何でこんなアホをゲスト解説として呼んだのか、サッパリ理解出来ない。

ひろしが口を開けば、放送事故になるのは明らかだ。

大事な一戦を、コイツの爆弾発言で台無しにしたくないからだ。

それが親としての責任であり、日本のプロ野球界の為でもあると考えた。

親子と言われているが、実際は血の繋がりはなく、失脚したモンスターズのオーナー結野 穴男の実子だ。

珍太郎はこのバカヤローが、いまだに球界関係者としている事が諸悪の根元だと思い、球界から抹殺すべきだと思った。

「ひろし、お前もうプロ野球の世界から足を洗え」

「私問題ないです(^-^)」

「お前に問題大ありだ」

「私、油使わないで中火でチャハーン作れます(^-^)」

「お前の言ってるのは、冷凍食品だ」

「私、人生相談の先生言われます(^-^)」

「お前は他人に人生相談する頭なんか、ないだろ」

「そういうことです(^-^)」

「そういう事なら、今すぐ野球界から消え失せろ」

「私、負担かからないようアドバイスしました(^-^)」

「お前に言われたら、負担どころか人生おしまいだ」

「私、ルーからカレー作ります(^-^)」

「お前が言ってるのは、レトルト食品だ」

「醤油と塩で香り付けしました(^-^)」

「香り付けじゃなく、味付けだ」

「朝の朝食にカレーライス、チョコもなかジャンボ、あさりの味噌汁ありですか?」

「食欲失せる!テメーも、失せろ!」

…どうやら珍太郎は、徹夜覚悟でひろしを説得しるみたいだが、徹夜でも理解は出来ないだろう…

理解できなきゃ、また珍太郎の必殺技、元祖ヘソで投げるバックドロップで葬り去るつもりだ。
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