Baseball Freak 主砲の一振り 7

sky-high

文字の大きさ
上 下
21 / 159
あっという間にシーズンオフ!

新スタッフ陣

しおりを挟む
Glanzの来季のスタッフ陣は、

GM兼監督  榊恭輔  99

ヘッドコーチ  財前貴博  81

野手総合コーチ  畑中拓哉  70

投手コーチ  山下芳雄  90

打撃コーチ  斉藤行雄 84

投手ブルペンコーチ 吉見遥彦 68

バッテリーコーチ 魚住義隆 78

守備走塁コーチ 久米智 83


財前と畑中以外は外部からの招聘で榊が自ら交渉した。



榊は手始めに投手陣の起用法を組み替えた。


投手出身の榊は、抑えの反町を先発に回し、かつての守護神ジェイク・キムラを再び抑えにする構想だ。


ジェイクは165km/hのストレート(フォーシーム、ツーシーム)にカーブの様な軌道を描くチェンジアップを武器に56試合に出場し、4勝1敗24ホールド6セーブ、防御率は2.31とチームに貢献した。


しかも、シーズン中に突如大きく変化するスライダーをマスター。


フリスビーみたいに大きく斜めに変化するスライダーは右バッターの懐を抉り、凡打の山を築いた。


これなら抑えで十分使えると判断した榊はジェイクを来季の抑えに決めた。


ジェイクが抜けた中継ぎは、今年途中から中継ぎに定着した梅澤を置く予定だ。



昨年ドラフト4位の梅澤は今年、17試合に登板。

0勝1敗9ホールド 防御率2.26を記録。

榊の持論は、反町のウイニングショットでもある縦のシュートは試合で7~8球が限界だが、連投続きの抑えよりも、中6日の先発で投げた方が腕に負担がかからず、抑えよりも適してる。


それに対し、梅澤はサイドハンドから放たれる152km/hのストレートにスライダー、カットボールが持ち球。


特にカットボールは左打者に有効で、バットをへし折る程の威力があり、制球力も良い。

マウンド上での度胸も一級品で、榊は迷わず梅澤に決めた。


オフに背番号を41から11に変更し、首脳陣の期待も大きい。


梅澤と安定感抜群の冴島が左右の中継ぎエースとして終盤を任せるつもりだ。



そして先発陣だが、ここ数年ファーム暮しが続く東山大輔を再生させる事に着目した。


かつてのドラ1でもある東山は、多彩な球種でローテーションの一角を担ったが、器用貧乏で尚且つ好不調の波が激しく安定した成績を残せず、ファームでの生活が長く続いた。

しかも、背番号11を梅澤に取られ、45番となった。

今年が正念場でもある東山の再生に成功すれば、二桁勝利は確実に挙げられる。



次に野手陣だが、唐澤の抜けた穴は大きく、代わりになる選手もいない。


野手に関しては、ヘッドコーチの財前と野手総合コーチの畑中に一任しており、その二人が出した答えは、ドラフト1位で獲得した南方紫耀(しょう)内野手。



南方は高校通算53本のホームランを記録した右投左打のスラッガー。


ポジションは一塁手で高校時代は三塁手や外野手を兼任したが、右肩に脱臼ぐせがあるせいでプロ入り後は一塁手、もしくは指名打者になる可能性が高い。


182cm94kgとややずんぐりな体型だが、脚力が高くシーズン15~20盗塁はいけるだろう。



その為には、何としてでも南方には早急で一人前に育てなければならない。






しおりを挟む

処理中です...