Baseball Freak 主砲の一振り 7

sky-high

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42 / 159
目指せ勝率5割

連敗

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Glanzは3回に寶井、4回は金澤、5回は冴島、6回は真咲、7回は伊達、8回は木戸と1イニング毎に交代し、最終回は新ストッパーのジェイクが三者凡退に抑え、0対1の完封リレーで開幕戦を制した。


開幕戦に勝利したGlanzだが、第2戦は3対1、第3戦は7対3と連敗を喫して、1勝2敗で本拠地さいたま S Villageに戻った。


明日からはホームで昨年覇者の東北マーリンズを迎え撃つ。



「私わかります(^ ^)
明日は私の考えたスタメンにしますち(^^)」


「テメーはそんな事しなくていいんだよ!
それを考えるのは、監督のオレだ!」


開幕2戦、3戦のオーダーを考えたのは榊だ。


もし、ひろしが3戦までのオーダーを考えたら…

いや、マグレはそう続かない。



「大丈夫です(^ ^)
私のオーダーならば、マーリンズに三連勝できます(^^)
朝の朝食にかけそばとロールパン、杏仁豆腐ありですか?」


「お前…そんな食い合わせして腹壊さないのかよ?」


「んだな(^ ^)」


毎日のように聞いてると、不思議と慣れてくるもんだ。



この日の先発は、マーリンズは昨年二桁勝利を挙げた、3年目の右腕 清水孝太郎(しみずこうたろう)、対するGlanzは昨年ドラフト2位の皐月がプロ初登板となる。



マーリンズのスターティングメンバー

1(中)高野 1
2(左)武藤 5
3(右)仙道 7
4(三)羽田 3
5(一)斐川 9
6(指)アーノルド33
7(遊)筧     24
8(捕)川上 8
9(二)吉田 2


先発 清水 19


1番高野から5番斐川までは昨年と同じ打順だが、下位は大幅な入れ替えを行った。


特に9番の吉田はマーリンズの次世代を担うスラッガーとして注目が集まる。



そしてGlanzのスターティングメンバー


1(二)石川 8
2(中)クロフォード24
3(遊)白石 5
4(一)徳川 23
5(左)森高 7
6(右)城戸 6
7(三)吉岡 2
8(指)南方 1
9(捕)比村 27


先輩 皐月 26


ドラフト1位の高卒ルーキー南方は7番指名打者でスタメン出場。

右―左―右というジグザグ打線はひろしが考案した。


「コノヤロー、またこの打線にしたのかよ!」


「私わかります(^^)」


「何で徳川が4番なんだよ!」


徳川のようなアベレージヒッターは4番には不向きだ、と開幕2戦 3戦は森高を4番に置いた。


「4番だから必ずしも長打狙いというのはおかしいです(^ ^)」


「4番バッターはホームラン打つヤツが適任じゃねぇか!」


「4番こそ打率の高い選手を置くべきです(^^)
んだな(^ ^)」


「…まぁ、打順は百歩譲っていいとして…問題は、ピッチャーだ!
何で先発を皐月にしたんだよ!
アイツはまだ無理だろ!」


本来なら、この日の先発は桐生だった。


だが、ひろしが土壇場で皐月に変更した。


「問題ないですち!(^^)」


「何で語尾にち、を付けるんだよ」


「ムッシュ、私にも分かりません(^_^)」


「ハァ~、何だかスゴく疲れる」


「大丈夫です(^^)皐月選手なら抑えてくれますち!」


「もういいや、勝手にしろ」


そんな感じでいざ、プレーボール!
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