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オープン戦開幕
主力メンバー勢揃い
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オープン戦順調に勝ち星を重ねていくGlanz。
一軍のキップを掴み取る為、若手は結果を出してアピールしなければならない。
それはバッティングだったり、守備だったり、走塁だったりと、様々な場面で活躍をする。
打撃部門監督のひろしは、今年からノートに各選手の特徴を書き記すようになった。
相変わらず何を書いてるのか解読不能だが、選手の長所と短所を細かく書いている。
投手部門監督の榊は、ひろしとは正反対に勝負師としての勘を頼りに、状況に応じた継投策で相手打線を封じる。
守備走塁部門監督の中田は、堅実に終盤は1点を守り抜く強固な布陣で得点を防ぐ。
オープン戦も中盤に入ると、各チームの主力選手が徐々にスタメンに連ねる。
Glanzも若手からレギュラー主体のスタメンに変え、開幕へ向けた調整を行う。
となると、開幕スタメンは誰を起用するか、そこが焦点となる。
榊は先発ローテーションを昨年と変わらず、反町―中邑―片山―降谷―皐月の5人枠に加え、若手の台頭に期待する。
攻撃面では、ひろしが考案した打順
1 石川
2 徳川
3 菅原
4 白石
5 森高
6 クロフォード
7 南方
8 乃木
9 比村
このメンバーで2連覇に挑む。
この日Glanzは甲府に移り、宿敵ブレーブスとの試合。
Glanzの先発はドラフト1位の楠木、対するブレーブスの先発は山本。
Glanzのスターティングメンバー
1 (二) 石川 8
2 (左) 徳川 23
3 (一) 菅原 3
4 (遊) 白石 5
5 (中) 森高 7
6 (右) クロフォード24
7 (指) 南方 1
8 (三) 乃木 10
9 (捕) 比村 27
(投) 楠木 29
徳川をレフトに、菅原をファーストに置く第二のスタメンでテスト。
長いシーズンに備え、サブポジションをこなせる選手は貴重な存在。
ブレーブスのスターティングメンバー
1 (中) 室井 24
2 (左) 唐澤 1
3 (二) 鬼束 5
4 (一) 結城 23
5 (右) 中山 7
6 (三) フリーマン 55
7 (指) ウィリアムズ4
8 (捕) 本木 33
9 (遊) 咲田 0
(投) 山本 14
今年こそ優勝を狙うブレーブスは開幕を意識したオーダーで挑む。
なんと言っても注目は、昨年までメジャーでプレーした中山数人。
2番唐澤から5番中山までがかつてのチームメイトだけに、胸中はいかに。
その面々を率いるのは、歴代最多安打を誇る櫻井大翔。
榊とは現役時代からのチームメイトでもある。
「オメーらっ!オープン戦とは言え、ブレーブスには絶っっったいに敗けんじゃねぇぞ、いいなっ!」
榊はブレーブスに対して相当なライバル意識を持っている。
「萎縮させてんじゃねぇよ。それじゃ脅しみたいじゃないか」
「んだな(^-^)」
「脅しだろうが、何だろうが、アイツらには敗けちゃなんねぇんだよ!」
「そりゃそうだけど…」
「んだな(^ ^)」
「えぇ~い、喧しいっ!」
バキ、ドカッ…
「ぐえぇっ…」
榊が右ハイキックからのフロントスープレックスでひろしを叩きつけた。
そんな元気すぎるGlanzのベンチとは対照的に、ブレーブスベンチは静かな雰囲気。
だが櫻井を筆頭に、コーチ陣や選手の眼光は鋭い。
「何だアイツら、オレらにガン飛ばしやがって」
「オマエは高校生か!」
「高校生じゃなくても、ああやって睨まれたらケンカ売ってるのも同然だろ!」
還暦過ぎても血の気が荒い榊だった。
一軍のキップを掴み取る為、若手は結果を出してアピールしなければならない。
それはバッティングだったり、守備だったり、走塁だったりと、様々な場面で活躍をする。
打撃部門監督のひろしは、今年からノートに各選手の特徴を書き記すようになった。
相変わらず何を書いてるのか解読不能だが、選手の長所と短所を細かく書いている。
投手部門監督の榊は、ひろしとは正反対に勝負師としての勘を頼りに、状況に応じた継投策で相手打線を封じる。
守備走塁部門監督の中田は、堅実に終盤は1点を守り抜く強固な布陣で得点を防ぐ。
オープン戦も中盤に入ると、各チームの主力選手が徐々にスタメンに連ねる。
Glanzも若手からレギュラー主体のスタメンに変え、開幕へ向けた調整を行う。
となると、開幕スタメンは誰を起用するか、そこが焦点となる。
榊は先発ローテーションを昨年と変わらず、反町―中邑―片山―降谷―皐月の5人枠に加え、若手の台頭に期待する。
攻撃面では、ひろしが考案した打順
1 石川
2 徳川
3 菅原
4 白石
5 森高
6 クロフォード
7 南方
8 乃木
9 比村
このメンバーで2連覇に挑む。
この日Glanzは甲府に移り、宿敵ブレーブスとの試合。
Glanzの先発はドラフト1位の楠木、対するブレーブスの先発は山本。
Glanzのスターティングメンバー
1 (二) 石川 8
2 (左) 徳川 23
3 (一) 菅原 3
4 (遊) 白石 5
5 (中) 森高 7
6 (右) クロフォード24
7 (指) 南方 1
8 (三) 乃木 10
9 (捕) 比村 27
(投) 楠木 29
徳川をレフトに、菅原をファーストに置く第二のスタメンでテスト。
長いシーズンに備え、サブポジションをこなせる選手は貴重な存在。
ブレーブスのスターティングメンバー
1 (中) 室井 24
2 (左) 唐澤 1
3 (二) 鬼束 5
4 (一) 結城 23
5 (右) 中山 7
6 (三) フリーマン 55
7 (指) ウィリアムズ4
8 (捕) 本木 33
9 (遊) 咲田 0
(投) 山本 14
今年こそ優勝を狙うブレーブスは開幕を意識したオーダーで挑む。
なんと言っても注目は、昨年までメジャーでプレーした中山数人。
2番唐澤から5番中山までがかつてのチームメイトだけに、胸中はいかに。
その面々を率いるのは、歴代最多安打を誇る櫻井大翔。
榊とは現役時代からのチームメイトでもある。
「オメーらっ!オープン戦とは言え、ブレーブスには絶っっったいに敗けんじゃねぇぞ、いいなっ!」
榊はブレーブスに対して相当なライバル意識を持っている。
「萎縮させてんじゃねぇよ。それじゃ脅しみたいじゃないか」
「んだな(^-^)」
「脅しだろうが、何だろうが、アイツらには敗けちゃなんねぇんだよ!」
「そりゃそうだけど…」
「んだな(^ ^)」
「えぇ~い、喧しいっ!」
バキ、ドカッ…
「ぐえぇっ…」
榊が右ハイキックからのフロントスープレックスでひろしを叩きつけた。
そんな元気すぎるGlanzのベンチとは対照的に、ブレーブスベンチは静かな雰囲気。
だが櫻井を筆頭に、コーチ陣や選手の眼光は鋭い。
「何だアイツら、オレらにガン飛ばしやがって」
「オマエは高校生か!」
「高校生じゃなくても、ああやって睨まれたらケンカ売ってるのも同然だろ!」
還暦過ぎても血の気が荒い榊だった。
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