異世界、肺だけ生活

魔万寿

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肺ターン【28】薔薇が香る絶叫マシーンからの危機一髪

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「久しぶりの外じゃ~…… が、荒れとるな」

闇と、この蛇のせいで荒れ果ててしまってるな……

「日中に外に出れるだけでも妾はうれしい…… ありがとうの」

これからだぞ!
この世界を元に戻して、ローズが笑って暮らせるようにするからな……

「下部よ、あまり期待はしておらんぞ」
「白だけじゃ不安だから、私たちも頑張らなきゃ」
「ですね」

誉めて延びるタイプですけど……

「早く街に戻って、ケバブ食べたい!」

その前にギルドに行って報告が先でしょ……
俺が大きくなって街まで行くか……

「面倒じゃ、このまま妾が飛んで行く……」

「キャ!…… 高い高い!楽し~」

俺、高所恐怖症な上に…… 乗り物酔いが…… ウップス

「ローズさん、あれが街です!」

「回転しながら、降りるぞ」

回転する意味~……

「到着じゃ!」

「ローズちゃん、楽しかった~ありがとう!」

またきた…… もう限界…… 出そう……
おぇ~キラキラキラキラ……

そこには満開の薔薇が咲きましたとさ……

……

カラン♪ コロン♪

「タエさん、クエストはいかがでしたか?」

アーヤさんに、ローズが封印されていたこと…… 
バジ(リス)クが土地の命を吸っていたこと…… 
そのバジ(リス)クを使役したことを報告した……

「初めてのクエストで、最高の成果を持ち帰っていただきありがとうごさいます…… クレームを一つ減らすことができます」

クエスト=クレームかな……

「運がよかっただけですよ……」

「報酬は、3,000チャリンになります」

合わせて5,950チャリンか…… 貧乏生活とはおさらばだ~……

「タエさん、その報酬を肺灰さんの頭にあるタワシに乗せてみてください……」

「これでいいの?」

チャリン♪ チャリン♪

「消えた!手品みたい……」
「ラングは、見てて飽きないの~」

俺、特殊だからな……

「アーヤさん、次のクレームはある?」

「実は、困ってるクレームがありまして……」

クレームがクエストになってるよ?
「クレームで金を稼いでおるのじゃな……」
「ローズさん、これは普通ではありませんので……」

「ヴィーナスの丘で、コカトリスが異常繁殖しておりまして、ギルドに駆除要請が多数来ておりますが…… 冒険者がおらず、派遣できていないためクレームが殺到しております…… グスン」

「アーヤさん、涙をこの白のしっぽの毛皮で拭いてください」

はいよ!

「ありがとうございます…… プーンジュルジュルジュル」

次は、鳥か…… チュートリアルの時は、
ネズミ ⇒ ヘビ ⇒ 鳥に殺されたよな…… 似てるけど、
まさかな……

「コカトリスを倒すのがクエストですね?」

「そうなります…… 受けていただけますか?」

一肌脱ぎますかね……

《スキル脱皮(特殊)を発動しますか?》

ストップ!ストップ!無し……今の無し!

《スキル脱皮(特殊)を解除しました》

危なっ……

「何を一人で遊んでおるのじゃ……」
「ここで脱皮してバジ(リス)クが暴れ出したら、街がどうなっていたか…… 気をつけてください」

反省……

「クスッ……そのクエスト受けます」

「ありがとうございます!…… 時々、魔王の配下が現れる場所に近いという噂がありますが、実際に見た方はおりませんので…… あっ戻ってないだけ……多分大丈夫です」

戻ってないって、天に召されてないか……

続く……
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