異世界、肺だけ生活

魔万寿

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第2ピース目

肺ターン【2-16】ここ掘れニャンニャン

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すごい人数だな……

「この大地に住む、ほぼ全ての民を壁として使われたようです」

俺達の動きはお見通しか……
ハル、街の状況を地図で確認してくれ!

「分かったわ……
クモが街の入り口を塞いでいるわね……
街の中に入るのは難しそうよ」

魔王が居る場所は分かるか?

「ん~…… あっ!
中央の城の中に何かいるわ」

ほぉ~……
王子、地下のレジスタンス街の位置を地図にプロットしてくれ!

「ここが…… レジスタンス街です」

よし! 作戦内容を説明する……
サンドワァームの俺が地中を掘って、
魔王まで一直線のトンネルを作る……
そして、魔王を倒す! 以上……

「肺灰さん、倒すところ雑です」
「魔王って、強いのよね?」
「ボクが倒すニャ~」

俺も魔王に初対面だしな~……
そうだな…… 人数が多くて洗脳されても厄介だから、
俺、ハル、タマ、フンじゃないスカラベ、王子のスキル持ちだけで行く……

タマは、以心伝心で俺といつでも繋がるようにしてくれ……

「分かったニャ!」

ハルは、クモが集まる前に逃げる必要があるから後方で監視を頼む……

「任せて!」

フンじゃない…… と王子は、ハルを守ってくれ!

『諦め方がひどいが任された』
「ハルさんは、この命に代えてもお守りします!」

カッコいい……
「それ、私のセリフ…… 」

魔王は絶対に強い……
食べられようが、俺は絶対に諦めない……
それに一人じゃない……
魔王を倒して、平和と願いを叶えるぞ~!

「ニャ~!」
タマだけかよ…… デジャブ……

「時々…… 本当に稀に…… 
肺灰さんが、まともな事を言うので感心してました…… 」
「短い期間だったけど、仲間っていいわね……
ジーンときちゃったわ…… 」

誉められると伸びるタイプだから、もっとくれ!

「調子に乗るタイプでした…… やっぱり残念です」

その冷たい視線が一番伸びる~……

「さぁ~皆さん行きましょう」
「マシロ、早くトンネル掘って…… 」
塩対応ゾクゾクする~……

「ママ、ここを掘ってほしいニャ~」

はいはい…… ここ掘れニャンニャン……
ゴ…… ゴ…… ゴ…… ガツン!…… イタッ!
なんじゃこりゃ~……
すごい宝石あった~……

「バステト神様、これはダイヤです」

タマすごいな……
一旦、俺の体の中に取り込むから、
王子、ハルへの婚約指輪に使ってくれ……

「取り出す時は、あの玉が出てくるのと同じ原理よね…… 」

さぁ~気を取り直して……
ゴ…… ゴ…… ゴ…… 

「マシロ、そんなに土を食べて大丈夫なの?」
土がうまい!
「味覚障害ですね」

「もぅそろそろよ…… 上の方に掘り進んで…… 」

了解……
ゴ…… ゴ…… ゴ…… ド~ン!
到着!

察知!
やっと会えたな魔王……

「名前は、魔王バエル(分割)です」

『「ネズミがこんな所まで入り込んできたようね…… 少し退屈していたから、ボウヤ達が戻るまで遊んであげる…… フッフッフッフ…… 」』

続く……
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