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二十一人目 WALKIN' AWAY
七話
しおりを挟むシ…シロ…
狩人は体を引きずり、シロに覆い被さりました…
お…俺が守ってやるからな…
狩人が引きずる音に獅子はまた逆上し…
シロに被さる狩人を殴り続けました。
何時間も…何時間も…
狩人はそれでも堪え続けました。
どれくらい経ったのか…
獅子はもう飽きたんでしょう、山の奥へと消えて行きました。
まともな骨など、もう無く…
内臓はほとんど破裂して…
グシャグシャの体はもう動く事はありませんでした。
ヒュー…ヒュー…
呼吸が出来ない中、かすかに見えるシロの顔を眺めながら…
は…ははは…
お前はよ…よくケガする馬だなあ…
死に際まで…
自分の最期まで心配するそんな言葉が伝わってきそうな…
そして、親が自分の子供を見守るかのように…
ニコッとして死んで行きました。
気を失っていたシロは、狩人に抱っこされながらやっと気が付きました。
顔をペロペロ…
いつもの挨拶…
大好きな狩人は何をしても笑って寝ているだけでした。
ヒヒィィーン!
今まで出した事のない声と…
涙を出しながら…
狩人の袋から少し出ていた、潰れた人参を大事にくわえ…
いつまでも、狩人の側から離れませんでした。
僕はこんな話を…
聞いたんです…
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