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四十人目 SAD SONG
終話
しおりを挟む腸が垂れ下がりながらも、友は殺る気を失わない。
一人はその友を見て…
応えてあげたのよ…
さあ!行くぜ?
準備は出来てるか?
なんだ。そんくれえの怪我でよ。
弱いもんは、これだから困るぜ~
昔から聞きなれた言葉だった。
へへ…
わざと喧嘩を売って…
俺を奮いさせやがる…
二人の喧嘩は、お互いの励ましに似た…
二人にしか解らない、心の繋がりなんだろうね。
ば~~かがよ…ゴブッ…
さ…さあ…
行こうぜ……?
ゴブブブ…
龍に辿り着く前に…
途中で息絶えた友に…
まだ肩を貸してさ…
一人は、独りで紅龍に挑む。
先に死んだお前の負けだなあ……ハア…ハア…
でも……
もういねえお前に…ゴボゴゴボボボッ…
か…勝ってもうれ…嬉しくねえよ……ハア…ハア…
村から自由になって、本当60日あまり…
若い2人は、何の不満も文句も言わず…
命を無くしたの。
いえ…
不満とかそんなもの、考えた事もないんだよ。
本当の馬鹿って…
この子達の事を言うのかも知れないわね…
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