奴隷勇者の転生物語

KeyBow

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第三章 リブート編

第71話 再編成

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 ドアをノックすると、慌てたキャサリンの声がした。

「ど、どちら様でしょうか?着替中ですので、少しお待ち下さい」

 ジークはドアを少しだけ開けてからドア越しに話た。

「ジークです。部屋にいるので、着替えたら声を掛けてください。それと、着替えているとの事ですが、不用心ですからちゃんと鍵を掛けて下さいね」

 慌てながらキャサリンが顔だけを出してきた。

「あっ、はい。ジーク様もお戻りなのですね。今ステージアが着替えをしていますが、ジーク様が宜しければ着替えを手伝って頂いても構いませんわよ。襲わないですわよね!?」

「駄目ですよ。未婚の女性の肌を安易に見るのは。もう行きますから、あまり僕をからかわないでください。本気にしたらどうするんですかぁ!」

 ジークはため息を付きつつ部屋に戻った。

 ジークは確かめないといけないと、2人に身体的な特徴を聞こうと思った。自分の意志でコントロール出来ないが、どうやら少し時間を遡る能力が有るのだと分かった。大輝には無かったと記憶している。

 時間遡行をしたとはいえ、初めて女性を抱いた。というか、受け入れられていたとはいえかなり手荒に、己の欲望の赴くままに抱いた。

 だが、ステージアは分かるが、キャサリンも僕の事を好いているとは思わなかった。少しきつい正確だが、ベッドの上では素直な素敵なレディーだと分かった。

 ちゃんと話さないとと思うし、ステージアは分かる。アーリアも僕がいなかったらほぼ確実に命を落としていたであろう。
 それとアイシア。幼い頃将来を誓ったし、それは彼女の中で今も生きている。マリーシスもダニーに殺されると脅迫概念を持っているし、2人共もう結婚できない程の酷い一生傷を負った。それを癒やしたから、僕のお嫁さんになると心に決めている。

 リースティアとローシェルも僕の妻の一人にと、アーリアを含め、カレンと4人セットで嫁ぐ計画中だ。

 それとセリーナも熱い視線を送っており、馬車の中でステージアを寝かせるあれは、彼女の仕業だ。多分ゴブリンキングの件で、リーダースキルの自分がダメダメで、命の恩人として崇拝しているとしか思えないし、馬車の中でしきりに胸を押し付けアピールが激しかった。

 正直なところ、一人を選べぶ事が出来なかった。皆綺麗で素敵な女性だが、命を救った事により僕に惚れたようだ。但しカレンは違う。一度も命を救っていないが、聖女の言いつけから、僕の事を半ば神格化しているっぽい。

 着替えが終わったというので部屋に行くと、結局2人共部屋着に着替ていた。

 正直に何があったのかを話した。本来ジークが知り得ない身体的な特徴を伝えると驚いていた。だが、恥ずかしがってはいたが改めて側女でも愛人でも、例え都合の良い女でもよいから側にいさせて欲しいと言われた。ただ、カレン達には自分達がきちんと話をするからと、ジークからはまだ伝えないで欲しいと釘を差された。

 それとステージアは段々と回復しており、トイレ位なら歩いて行けるとなった。

 そうしていると、皆戻ってきたので、女将さんにお願いして食堂の一角で会議を開く事にした。

 ルーシーとダーナ
 パールータとゾルガー
 ヤーナとアランが腕を組んでいた。
 勿論このカップル達もだ。
 リリアンとユーリクス
 スカーレットとギャレッジ
 他のメンバーは
 
 トライミー
 キャリン
 ローシェル
 アイシア
 マリーシス
 アーリア
 ステージア
 セリーナ
 リースティア

 大所帯になったものである。
 正直管理しきれない。

 皆が集まると、トライミーがお願いをしてきた。

「ジーク様。無理を承知でお願いが有ります。2つ上の兄をクランに加入させていただけませんか?」

「どういう事?ってまず座ろうか」

「はい。一週間ほど前に兄のいるパーティーが商隊の護衛中に野盗の襲撃にあい、護衛の半数が死ぬも何とか撃退したとの事なのです」

「あっ!それ知ってるわ。兎ルガー商会が大規模な襲撃を受けて、多くの冒険者が亡くなったあれよね?」

「はい。それです。丁度今はこの町にいるのですが、兄のパーティーは兄以外全滅してしまっており、漸く傷も癒えた所です。4日前に私の所に来たのですが、私のいるパーティーが女だらけで、男性を入れないと分かると、あちこちに声を掛けるも縁起が悪いと断られているそうです。そして白狼の牙が荷物持ちとしてならと言ったようですが、事件を起こしたそうで、未だに入る所が決まらないそうなのです」

「つまりクランに入らせて欲しいと?」

「駄目でしょうか?」

「駄目というより、まず会ってみないとね」

「宜しいのですか?」

「うん。ちょっとパーティー編成も変えたくてね。トライミーは確か男が苦手なんだっけ?」

「は、はい。でも、ジーク様や身内は大丈夫なのですが、知らない方は苦手と言うか怖いのです」

「クランのメンバーもなか?一緒にパーティーを組むのも駄目かな?」

「いえ。でもパーティー構成を変えるのでしたら、初めはジーク様が一緒なら大丈夫なのですが」

「うん。取り敢えずお兄さんと会おう。この宿にいるんでしょ?連れといで」

「ありがとう御座います」

 トライミーが連れてきたのは、ごく普通の青年だった。ブロンズヘアーの剣士だ。

「はじめまして。トライミーがお世話になっております。トライミーの兄のタカライミーです」

「ひょっとして一族のなまえの最後にミーが付くの?」

「そうですね。父はそうです」

「えっと、僕がクランリーダーのジークです。この程Aランクに上がりました」

「流石ですね。妹より素晴しい方だと聞いております。妹が男の事を褒めるなんて珍しいんです。あっ、その、トライミーとは腹違いで、片親が同じなのです。私は純粋なヒューマンです。それとランクはCです」

「分かりました。そうですね、明後日に一つ依頼をうけたいので、仮で加入を許可します。トライミー、お兄さんと取り敢えずペアを組んで」

 そうして会議が始まっまのであった。
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