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第三章 リブート編
第77話 聖女リスカリカからの求婚?!
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ジークが戻って来たが、皆ソワソワしていた。ドアマンをしていて付き添っていた神官女性が頷いていた。
「ただ今戻りました。リスカリカ様、失礼しました。顔を洗ったので落ち着きました。その、余りに神聖で綺麗な女性なので、のぼせたようです」
「あらあら、聖人様はお世辞もお上手なのですわね。お世辞でもそう言って頂けると一人の女としては嬉しいものですわ。少なくとも、見た目はお気に召して頂いたのですわね?」
リスカリカは手を差し出した。
すると貴婦人への挨拶としてそっと手にキスをした。
「本当はこうやって挨拶とはいえ、私なんかが触れてはいけないし、清らかな魂をされているのが分かりますし、その、あまりにお綺麗過ぎて正直お顔をまともに見れません。まともに見てしまえば求婚しそうで。ご、ごめんなさい。失礼な事を申しました。と、ところでその聖人というのは?」
「はい。私も所謂目と耳を持っており、ジーク様が私のとは違い、別の方法で死者を蘇生したとか、一生傷を治したと聞いております。それに求婚されましたら私は泣いて了承しますわよ」
「私はというか、前世の大輝は異世界からの召喚されており、その世界の蘇生術の仕組みを使い、心臓を再鼓動させただけです。ただ、一生傷を治したのは昔の治療魔法にはその技がありましたが、今では廃れたようですね。私の治療魔法は召喚者の能力のようなのです。なので昔の治療魔法は知らないので広められません」
「ジーク様、その技を見せて頂いても良いでしょうか?」
「構いませんが」
「スマリナさん、こちらに」
「はい」
先程の扉番が現れた。
「貴女の傷を治して頂きます。ですので下着姿になり、こちらの聖人様に傷を見せ、指示に従ってください」
その女性は躊躇う事もなく上半身裸になり、胸を手で押え、ギリギリ乳首が見えなくしていた。
右の乳房の辺に矢傷があった。
「矢傷ですね。右の胸を触りますが、楽にしてゆっくり大きく息をしていてください。心配しなくても変な目で見ませんから」
頷くのを待って胸を隠す手の下に、右手を滑り込ませた。
柔らかく温かい胸の感触に理性が飛び掛けたが、何とか踏みとどまった。
「少し違和感や痛みがあるかもですが、我慢できる範囲だと思います。では行きます。ヒール」
一瞬手が光り、手の甲には小さな魔法陣が一瞬浮かび、魔力が手から胸に流れ、傷がすうっと消えていった。ジークは手を離し、右胸を隠す手を退けて指で胸を押したりして確認した後、服を整えた。
スマリナと呼ばれた女性はジークをハグし、泣いてお礼を言った。
「凄いものですね。スマリナさん、違和感はないのですか?」
「はい。御座いません。ああ、これで漸く結婚が叶います」
「ジーク様、奇跡を見させて頂きました。彼女は幼馴染からの求婚を中々受けられず悩んでいたのです。あの傷を見て、初夜の日に婚姻を白紙にされるのではと。私はそのような心配は要らないと言っていたのですが。その、私の傷もお願いしたいのですが、構いませんでしょうか?」
「勿論構いませんが、じゃあ傷を見せてください」
「その、私は大勢の前で肌を晒す事を否とされております。その、皆が帰った後に私の部屋にお越しいただけますでしょうか?」
「じゃあ、今の話が終わった後ですか?」
「いえ、このあと大事な話が有るので、出来ましたら夕方起こし願えないでしょうか?お食事をご用意しますので、是非お食事にお招きしたいのです。治療はお食事の後で出来ましたらお願いします」
「は、はい。お食事をご一緒ですか?勿論喜んでお伺いします」
「ありがとうございます。それと不躾なお願いがありますが、話だけでも聞いて頂けますでしょうか?」
「あ、はい。私に出来る事なら何でもしますよ」
「はい。一つには私は聖女を引退し、ジーク様に嫁ぎたく思います。勿論ジーク様が私如き卑しい年上の女は娶れないと言われれば諦めますが、パーティーの一員としてカレンと共に魔王を討伐する戦いに同行させてください。因みに私が授かった力は、自然死や病死以外で、死後一日間以内の者を蘇らせる能力で、実戦では役に立ちそうにありません。」
「そ、そんな、私の妻にって、駄目です!私のような穢れた存在にリスカリカ様のような清らかな存在が!」
「いえ!寧ろ穢れた、呪われた私を本来ジーク様のような方に娶って欲しい等と申し上げるのは大変失礼な事とは重々承知しております。出来ましたら、純潔を捧げた相手と添い遂げたく思います。無理でしょうか?私の事はお嫌いでしょうか?それに今晩抱渇れる筈です」
「話がおかしくないですか?勿論リスカリカ様のような方は人として好ましく思い、尊敬もします。ですが、リスカリカ様が私に純潔を捧げると言う意味が分かりません。リスカリカ様のような方は、結婚し、愛してくれる方との愛のある初夜を迎えるのだと思いますが、その、私はまだリスカリカ様の事がよく分からないのですよ。どうして今晩?」
「それは、私が貴方を、正確には前世の貴方を召喚した王女の血縁者としてその罪を償うのです。それに幼き頃より勇者様の妻になる事を夢見てきており、今この場にいるジーク様はその夢見ていた御方のそれよりも素敵な方で、私の心臓はドキドキしております。それに、今から呪縛を解く為の行動を取ります。ですので先に謝罪をさせて頂きます。卑怯なやり方をせざるを得ません。申し訳有りません」
ジークはへっ?と言う顔をするのであった。
「ただ今戻りました。リスカリカ様、失礼しました。顔を洗ったので落ち着きました。その、余りに神聖で綺麗な女性なので、のぼせたようです」
「あらあら、聖人様はお世辞もお上手なのですわね。お世辞でもそう言って頂けると一人の女としては嬉しいものですわ。少なくとも、見た目はお気に召して頂いたのですわね?」
リスカリカは手を差し出した。
すると貴婦人への挨拶としてそっと手にキスをした。
「本当はこうやって挨拶とはいえ、私なんかが触れてはいけないし、清らかな魂をされているのが分かりますし、その、あまりにお綺麗過ぎて正直お顔をまともに見れません。まともに見てしまえば求婚しそうで。ご、ごめんなさい。失礼な事を申しました。と、ところでその聖人というのは?」
「はい。私も所謂目と耳を持っており、ジーク様が私のとは違い、別の方法で死者を蘇生したとか、一生傷を治したと聞いております。それに求婚されましたら私は泣いて了承しますわよ」
「私はというか、前世の大輝は異世界からの召喚されており、その世界の蘇生術の仕組みを使い、心臓を再鼓動させただけです。ただ、一生傷を治したのは昔の治療魔法にはその技がありましたが、今では廃れたようですね。私の治療魔法は召喚者の能力のようなのです。なので昔の治療魔法は知らないので広められません」
「ジーク様、その技を見せて頂いても良いでしょうか?」
「構いませんが」
「スマリナさん、こちらに」
「はい」
先程の扉番が現れた。
「貴女の傷を治して頂きます。ですので下着姿になり、こちらの聖人様に傷を見せ、指示に従ってください」
その女性は躊躇う事もなく上半身裸になり、胸を手で押え、ギリギリ乳首が見えなくしていた。
右の乳房の辺に矢傷があった。
「矢傷ですね。右の胸を触りますが、楽にしてゆっくり大きく息をしていてください。心配しなくても変な目で見ませんから」
頷くのを待って胸を隠す手の下に、右手を滑り込ませた。
柔らかく温かい胸の感触に理性が飛び掛けたが、何とか踏みとどまった。
「少し違和感や痛みがあるかもですが、我慢できる範囲だと思います。では行きます。ヒール」
一瞬手が光り、手の甲には小さな魔法陣が一瞬浮かび、魔力が手から胸に流れ、傷がすうっと消えていった。ジークは手を離し、右胸を隠す手を退けて指で胸を押したりして確認した後、服を整えた。
スマリナと呼ばれた女性はジークをハグし、泣いてお礼を言った。
「凄いものですね。スマリナさん、違和感はないのですか?」
「はい。御座いません。ああ、これで漸く結婚が叶います」
「ジーク様、奇跡を見させて頂きました。彼女は幼馴染からの求婚を中々受けられず悩んでいたのです。あの傷を見て、初夜の日に婚姻を白紙にされるのではと。私はそのような心配は要らないと言っていたのですが。その、私の傷もお願いしたいのですが、構いませんでしょうか?」
「勿論構いませんが、じゃあ傷を見せてください」
「その、私は大勢の前で肌を晒す事を否とされております。その、皆が帰った後に私の部屋にお越しいただけますでしょうか?」
「じゃあ、今の話が終わった後ですか?」
「いえ、このあと大事な話が有るので、出来ましたら夕方起こし願えないでしょうか?お食事をご用意しますので、是非お食事にお招きしたいのです。治療はお食事の後で出来ましたらお願いします」
「は、はい。お食事をご一緒ですか?勿論喜んでお伺いします」
「ありがとうございます。それと不躾なお願いがありますが、話だけでも聞いて頂けますでしょうか?」
「あ、はい。私に出来る事なら何でもしますよ」
「はい。一つには私は聖女を引退し、ジーク様に嫁ぎたく思います。勿論ジーク様が私如き卑しい年上の女は娶れないと言われれば諦めますが、パーティーの一員としてカレンと共に魔王を討伐する戦いに同行させてください。因みに私が授かった力は、自然死や病死以外で、死後一日間以内の者を蘇らせる能力で、実戦では役に立ちそうにありません。」
「そ、そんな、私の妻にって、駄目です!私のような穢れた存在にリスカリカ様のような清らかな存在が!」
「いえ!寧ろ穢れた、呪われた私を本来ジーク様のような方に娶って欲しい等と申し上げるのは大変失礼な事とは重々承知しております。出来ましたら、純潔を捧げた相手と添い遂げたく思います。無理でしょうか?私の事はお嫌いでしょうか?それに今晩抱渇れる筈です」
「話がおかしくないですか?勿論リスカリカ様のような方は人として好ましく思い、尊敬もします。ですが、リスカリカ様が私に純潔を捧げると言う意味が分かりません。リスカリカ様のような方は、結婚し、愛してくれる方との愛のある初夜を迎えるのだと思いますが、その、私はまだリスカリカ様の事がよく分からないのですよ。どうして今晩?」
「それは、私が貴方を、正確には前世の貴方を召喚した王女の血縁者としてその罪を償うのです。それに幼き頃より勇者様の妻になる事を夢見てきており、今この場にいるジーク様はその夢見ていた御方のそれよりも素敵な方で、私の心臓はドキドキしております。それに、今から呪縛を解く為の行動を取ります。ですので先に謝罪をさせて頂きます。卑怯なやり方をせざるを得ません。申し訳有りません」
ジークはへっ?と言う顔をするのであった。
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