16 / 49
序章 奴隷編
予選
しおりを挟む
今朝はご機嫌なケイトに見送られて大輔は部屋を後にした。
まずは練兵場に併設された各座の部屋に行く。
一緒に行く2人と合流する為だ。
2人は鎧を着込んでいるが、大輔の装備は金的攻撃から股間を守るガードと初戦の時にどこからともなく落ちてきた心臓を守る胸当て、左腕には篭手を装着、頭には額を守るガード、厚めの革の服を着ているだけだ。そして武器だ。
なので機動力抜群だ。防御に不安があるが、機動力を優先した。
予選に出るのは一人は20歳のトーマスといい、170cm位でがっしりしている。スキンヘッドで獲物はモーニングスターだ。もう一人はギランという155cmと小柄なひょうきんな奴で獲物は短剣の両手持ちだ。こちらはぼさぼさな頭だ。
武器の種類に対する制限は矢等の飛び道具と魔法が禁じられていた。
また投擲は基本出来ない。武器の制限が4つ迄の持ち込みだからだ。
大輔は折り畳みナイフを隠し武器としている。闘技場に試合毎に持ち込み武器を登録するから、精々3本のナイフを投げるのが精一杯だ。因みに盾も武器扱いだ。
大輔は普段は剣、短剣、盾、折り畳みナイフを申告している。
今回は盾の変わりに鞭を持参する。前に拾った奴だ。
折り畳みナイフはそこそこの値段がした高級品だ。使わないのが一番だが、いざという時の頼みの綱だ。安心の地球製だ。
3人で闘技場の新人戦の参加の受付を済ませ待機スペースにいる。
他の者達も居るが、
「やべえ、死神がいやがる。うわ、こっち見たぞ」
などと聞こえる。そう、大輔は相手が不運な死に方をしているので死神と恐れられている。
大輔が鞭を選んだのは一斉に襲われるか逃げられるかのどちらかだと判断し、逃げる奴をとっとと捕まえるのに鞭を選んだ。
ちなみに予選は一勝扱いだ。
暫くして入場になる。受付の場所を確認し、なるべく受付に近い所に屯する。暫くして司会が喋りだす。
「皆様お待ちかねの新人戦の時期が今年もやって来ました!もう優勝者予測には掛けましたか?今年の新人は熱いぜ!あのダリルをあっさり殺った奴とか、不沈を引退させた奴とかがいるぜ!さあ予選の始まりだ。ルールは簡単。持ち込み武器は4つまでで、刃物の場合は真剣のみ。額にあるバンダナを3枚集めてあそこの受付に渡すかだ!但し殺したら失格だから殺さないように。先着64名が予選通過だ!それ以外はルールは無し。それでは始め!」
大輔は受付前に走る。
皆呆気にとられていた。
大輔が早々に受付に行ったからだ。
それはそれで、あちこちで戦いが始まったりチームでバンダナを集めていたりと各々の動きはそれぞれだ。
大輔達のグループが受付に陣取ったので、バンダナを揃えて受付に向かう者達がオロオロしだした。大輔達が待ち伏せしていたからだ。
早速大輔がそいつらに襲いかかり、3枚集めた奴が逃げ始めた。思い金属鎧だったので逃げられない。
後ろから飛び蹴りを喰らわせ倒し、手に握られていた2枚と頭のを奪い去り次のターゲットを決めた。見た目は強そうだが、明らかにグループから提供されたバンダナを持っていた。
大輔が斬りかかると剣を受け止め相対する。しかし、5合持たず剣を弾き飛ばされ、大輔に投げ飛ばされて気絶した。大輔がバンダナを回収しようとしたら、後ろか斬りかかる奴が居たが、トーマスが背中にモーニングスターを叩き込みそいつを倒した
「おいおいダイス、いくら予選だからって油断し過ぎだぜ。さあこれで揃ったからとっと行こうぜ」
「あははは。助かったよ。ギランに渡して帰ろっか。」
大輔はバンダナを回収しトーマスとギランの所に行く。しかし、既にギランは6枚のバンダナを持っていた。
「何遊んでんだよ。帰ろうぜ。こいつら弱くて話にならなかったぜ」
ギランの周りには気絶した奴らが6人程いた。
大輔はトーマスにバンダナを渡して、3人で受付に行く。バンダナは1枚につき金貨1枚と交換だっので、16枚の金貨をゲットした。新人戦の申込みに金貨1枚が掛かっていたので13枚の収穫だ。新入りの大輔が何かと入用だろと金貨5枚、2人が4枚づつになった。
大輔は早速服を買いに行く。今日は街へ買い物へ行く許可を貰っていた。自分の普段着とケイトの普段着、寝間着だ。安いのしか買えないが、今は各2着しか無く、無理矢理着回していたのだ。明日からの新人戦も直接小遣いが貰えるので、今日の稼ぎの殆どを使ってケイトの負担を少なくする買い物だ。洗濯物を持っていく籠も忘れない。
予選突破の褒美で街の外さえ出なければ、夕刻までに帰る許可が出ていた。
部屋に戻り買ってきた服をケイトに渡してあげると抱きついて泣いてくる。
「ケイトは大袈裟だな。それより明日からの試合に備えて早く飯食って寝ような」
「どうして私に良くしてくれるのですか?私こんなだよ?」
「うん。ケイトのお陰で何とか生き残れてるんだ。ケイトの頑張りに報いたいだけだよ。本当は一緒に選びたいけど、2人で街に行く許可が出ないんだ。だから俺のセンスで買ってるから、気に入らないかもだけど、いつか2人で、見に行こうな」
「ううん。気に入ったよ!大事に着るね。ダイス様有り難う。大好き」
抱きついて顔を大輔の胸に当ててグリグリしていたので、髪が顎にあたりこそばゆかった。
食事の後、沐浴を済ませ、恒例のマッサージをして貰い寝るのであった。
まずは練兵場に併設された各座の部屋に行く。
一緒に行く2人と合流する為だ。
2人は鎧を着込んでいるが、大輔の装備は金的攻撃から股間を守るガードと初戦の時にどこからともなく落ちてきた心臓を守る胸当て、左腕には篭手を装着、頭には額を守るガード、厚めの革の服を着ているだけだ。そして武器だ。
なので機動力抜群だ。防御に不安があるが、機動力を優先した。
予選に出るのは一人は20歳のトーマスといい、170cm位でがっしりしている。スキンヘッドで獲物はモーニングスターだ。もう一人はギランという155cmと小柄なひょうきんな奴で獲物は短剣の両手持ちだ。こちらはぼさぼさな頭だ。
武器の種類に対する制限は矢等の飛び道具と魔法が禁じられていた。
また投擲は基本出来ない。武器の制限が4つ迄の持ち込みだからだ。
大輔は折り畳みナイフを隠し武器としている。闘技場に試合毎に持ち込み武器を登録するから、精々3本のナイフを投げるのが精一杯だ。因みに盾も武器扱いだ。
大輔は普段は剣、短剣、盾、折り畳みナイフを申告している。
今回は盾の変わりに鞭を持参する。前に拾った奴だ。
折り畳みナイフはそこそこの値段がした高級品だ。使わないのが一番だが、いざという時の頼みの綱だ。安心の地球製だ。
3人で闘技場の新人戦の参加の受付を済ませ待機スペースにいる。
他の者達も居るが、
「やべえ、死神がいやがる。うわ、こっち見たぞ」
などと聞こえる。そう、大輔は相手が不運な死に方をしているので死神と恐れられている。
大輔が鞭を選んだのは一斉に襲われるか逃げられるかのどちらかだと判断し、逃げる奴をとっとと捕まえるのに鞭を選んだ。
ちなみに予選は一勝扱いだ。
暫くして入場になる。受付の場所を確認し、なるべく受付に近い所に屯する。暫くして司会が喋りだす。
「皆様お待ちかねの新人戦の時期が今年もやって来ました!もう優勝者予測には掛けましたか?今年の新人は熱いぜ!あのダリルをあっさり殺った奴とか、不沈を引退させた奴とかがいるぜ!さあ予選の始まりだ。ルールは簡単。持ち込み武器は4つまでで、刃物の場合は真剣のみ。額にあるバンダナを3枚集めてあそこの受付に渡すかだ!但し殺したら失格だから殺さないように。先着64名が予選通過だ!それ以外はルールは無し。それでは始め!」
大輔は受付前に走る。
皆呆気にとられていた。
大輔が早々に受付に行ったからだ。
それはそれで、あちこちで戦いが始まったりチームでバンダナを集めていたりと各々の動きはそれぞれだ。
大輔達のグループが受付に陣取ったので、バンダナを揃えて受付に向かう者達がオロオロしだした。大輔達が待ち伏せしていたからだ。
早速大輔がそいつらに襲いかかり、3枚集めた奴が逃げ始めた。思い金属鎧だったので逃げられない。
後ろから飛び蹴りを喰らわせ倒し、手に握られていた2枚と頭のを奪い去り次のターゲットを決めた。見た目は強そうだが、明らかにグループから提供されたバンダナを持っていた。
大輔が斬りかかると剣を受け止め相対する。しかし、5合持たず剣を弾き飛ばされ、大輔に投げ飛ばされて気絶した。大輔がバンダナを回収しようとしたら、後ろか斬りかかる奴が居たが、トーマスが背中にモーニングスターを叩き込みそいつを倒した
「おいおいダイス、いくら予選だからって油断し過ぎだぜ。さあこれで揃ったからとっと行こうぜ」
「あははは。助かったよ。ギランに渡して帰ろっか。」
大輔はバンダナを回収しトーマスとギランの所に行く。しかし、既にギランは6枚のバンダナを持っていた。
「何遊んでんだよ。帰ろうぜ。こいつら弱くて話にならなかったぜ」
ギランの周りには気絶した奴らが6人程いた。
大輔はトーマスにバンダナを渡して、3人で受付に行く。バンダナは1枚につき金貨1枚と交換だっので、16枚の金貨をゲットした。新人戦の申込みに金貨1枚が掛かっていたので13枚の収穫だ。新入りの大輔が何かと入用だろと金貨5枚、2人が4枚づつになった。
大輔は早速服を買いに行く。今日は街へ買い物へ行く許可を貰っていた。自分の普段着とケイトの普段着、寝間着だ。安いのしか買えないが、今は各2着しか無く、無理矢理着回していたのだ。明日からの新人戦も直接小遣いが貰えるので、今日の稼ぎの殆どを使ってケイトの負担を少なくする買い物だ。洗濯物を持っていく籠も忘れない。
予選突破の褒美で街の外さえ出なければ、夕刻までに帰る許可が出ていた。
部屋に戻り買ってきた服をケイトに渡してあげると抱きついて泣いてくる。
「ケイトは大袈裟だな。それより明日からの試合に備えて早く飯食って寝ような」
「どうして私に良くしてくれるのですか?私こんなだよ?」
「うん。ケイトのお陰で何とか生き残れてるんだ。ケイトの頑張りに報いたいだけだよ。本当は一緒に選びたいけど、2人で街に行く許可が出ないんだ。だから俺のセンスで買ってるから、気に入らないかもだけど、いつか2人で、見に行こうな」
「ううん。気に入ったよ!大事に着るね。ダイス様有り難う。大好き」
抱きついて顔を大輔の胸に当ててグリグリしていたので、髪が顎にあたりこそばゆかった。
食事の後、沐浴を済ませ、恒例のマッサージをして貰い寝るのであった。
1
あなたにおすすめの小説
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる