モブ高校生と愉快なカード達〜主人公は無自覚脱モブ&チート持ちだった!カードから美少女を召喚します!強いカード程1癖2癖もあり一筋縄ではない〜

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第2章

第159話 頬についた手のひらの痕

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 ラビリンスの踏破と言うか、中性子爆弾の概要報告に追われており、レジスタンスの人達の相手を黒服さん達に押し付けるしかなかった。

 しかし、報告も一段落して自販機で買ったコーラを飲んでいると、僕を探していたようで、発見と同時に黒服さん達に拉致られた。

 場所は保健室。
 場所自体に意味はなく、ちょっとした話し合いをするのに、適当な大きさの部屋がここしか空いていなかっただけと言っていた。

 中には服を着ている最中の隊長さんがいた。
 初期検査として聴診器を当てていて、それが終わった所だった。

 また、明日香さんも来たので今後の事について代表同士で話をするのかな?と思っていたんだ。

 パイプ椅子を持ってきて貰い、消毒液やらが置いてあるテーブルの物を一旦避けて面談の席を作る。

「お嬢さん、さっぱり出来たよ。有りがとう。皆の健康状態は良好らしいが何故だろう?皆不健康なんだが」

「はい。それは斗升様のカーヴァントであるムミムナにて治療をしたからかと思います。あのラビリンス病すら治す事が出来ますし、ガンも消えます。ですので口外しないようお願いします」

「それでか。勿論だ。アイツラにも言っておくよ」

 そうすると引き戸が開き、母さんと冬菜が入って来た。

 そして母さんと隊長さんと目が合うと、驚きの表情を浮かべ、どちらからともなく抱き合って泣き出した。

 えっ?と思っていると、明日香さんは僕の方に来ると耳打ちした。

「斗升様?お父様ですよ。ひょっとしてご存じなかったのですか?」

「名前を聞く暇もなかったから・・・この人が父さんなんだ。その、0号さんはいたんだっけ?」

「ああ・・・あの人ですか・・・死んでいれば良かったのに」

「えっ!?」

「聞いてくださいよ!娘の顔が分からないんですよ!それどころか斗升様しか触ってはいけないお尻なのに、触ろうとしたんですよ!しかも既に何人かは触られたって言うんですよ!」

 不可解な言葉が飛び交う中出、おっさんの中にやたらと好戦的な人がいて、どうやらその人らしい。
 ラビリンスの中で戦闘中に隊長、いや、父さんが真っ先に声を掛けていた切り込み隊長みたいな人だったと記憶している。

 既に両頬に赤く腫れた手のひらの痕がついているのを見たけど、なるほど、お尻を触って黒服さんに殴られた跡だったのか。
 それと明日香さんはあの人の娘さんなのか。
 でも2世じゃないんだな。
 そうか!ラビリンスに入る前に身籠ったなら普通の人だよね・・・

 冬菜がキョトンとしながら僕の所に来たけど、明日香さんと3人で保健室を出ると、冬菜へ説明を始めたのだった。
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