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第4章
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結局夜エニーが来たので晃はベットに座り説明をしていた。
「という訳でもう暫く時間が欲しいんだ。僕は君の事が好きだ。だから僕の事が嫌いじゃなければいずれ妻になって欲しいとは思うんだ」
晃はエニーの手を握り話を続ける。エニーは茶化さず真剣に聞いていた。
「だけどまだ僕はこの世界に来て間もないなので、どうやってエニーを幸せに出来るのか、ちゃんと生きていけるのかまだ見当がつかないんだ。そんな中で単なる欲望に負け、君の体欲しさに君を抱いてしまうというのは僕にはできない。僕は君達が心配しているであろう事、そんな事はないんだ。ちゃんと女の人を好きだし、体も触りたいし、抱きたいとも思うけど、まだちゃんと責任を持てないし、覚悟がないんだ。
だからエニーを妻にする覚悟ができるまで待って欲しいんだ。今の僕にはこれぐらいしかできないんだ」
そっとエニーにキスをする。エニーはトロンとなって晃に
「うんわかったわ」
と頷いてくれた。エニーは今日は部屋に帰るからと、他の者達にも直接説明してあげてほしいと言われた。晃はその後イザベラ達の部屋を回って同じように説明していく。
最後に桜の部屋に行くと思わず桜に抱きついて何度も何度もキスをした。晃は桜に感謝をしまくっていた。そして桜の尻尾をモフっていた。思ったより触り心地がよかったのだ。夢中だった。モフった後にトロンとなった桜が言う。
「たとえ遊女をやっていたとしても、客にも尻尾を触らせないと言う。尻尾を触らせるというのは身も心もあなたのものだと、尻尾を触らせている相手を受け入れている。尻尾を触らせるのはそういう事だと言う。なので遊女が尻尾を触られた場合客をひっぱたいてもいい事になっている。しかも遊郭に出入り禁止にさえなる禁止事項だ。それは遊郭の受付のところに説明が書いてあるのと、晃はそういえばと思い出した。女将に言われたのだ。尻尾だけは本人の許可がないと触ってはだめですからねと言われた気がする。
しかし晃が止まれなかった。晃はサクラに頼むのだ。一日一回、一日一回でいいのでモフらせて下さいと、土下座をしてまで頼んでいた。
「あの、おっぱいと尻尾を触るならどちらが宜しいのですか?」
と聞かれ尻尾を即答し桜を驚かせていた。
そうそれほどまで獣人の尻尾は破壊力があったのである。
しかし桜は尻尾をモフらせる許可を出すのに少しエスカレートした要求をする。
「今私の胸を触ってくれたら尻尾をいつでも触って頂いていいですよ」
晃は胸触ったら尻尾の許可が降りる事しか考えず、ついつい揉んでしまった。ハッとなり、晃は真っ赤になってもう一度土下座をし、ごめんなさいごめんなさい調子乗りましたと謝っていた。そう桜もついつい聡をいじめたくなってしまったのだ。ただ、奥手の晃が胸を触ったのには嬉しくも驚いていた。
それはさておき晃はイザベラやアルテミスに対し、各々の屋敷のメイドさんや執事達と契約させていた。ライバルや敵対する団から屋敷が襲撃される事がなくはないから、ステータスを上げて逃げ切れるだけの力を身につけさせてあげたかった。そして一日に一度全員をアルテミスの屋敷に集め、ダンジョンから30階層、20階層、40階層など主をリポップする度に屋敷の中庭に連れてきて倒して行き、パワーレベリングを行っていた。一週間ほどでメイドさん達を含めて全員がレベル5になっていて、なってしまっていた。余程の事がない限り一般の冒険者に倒される事がないような強さを身につけていた。必ず懐にナイフは持っていた。また、晃の所の団員達はレベル6や7がごろごろいたのである。そういう晃もいつの間にかレベル7になっていた。そしてソレイユ、エニーもレベル6に達していたのであった。
「という訳でもう暫く時間が欲しいんだ。僕は君の事が好きだ。だから僕の事が嫌いじゃなければいずれ妻になって欲しいとは思うんだ」
晃はエニーの手を握り話を続ける。エニーは茶化さず真剣に聞いていた。
「だけどまだ僕はこの世界に来て間もないなので、どうやってエニーを幸せに出来るのか、ちゃんと生きていけるのかまだ見当がつかないんだ。そんな中で単なる欲望に負け、君の体欲しさに君を抱いてしまうというのは僕にはできない。僕は君達が心配しているであろう事、そんな事はないんだ。ちゃんと女の人を好きだし、体も触りたいし、抱きたいとも思うけど、まだちゃんと責任を持てないし、覚悟がないんだ。
だからエニーを妻にする覚悟ができるまで待って欲しいんだ。今の僕にはこれぐらいしかできないんだ」
そっとエニーにキスをする。エニーはトロンとなって晃に
「うんわかったわ」
と頷いてくれた。エニーは今日は部屋に帰るからと、他の者達にも直接説明してあげてほしいと言われた。晃はその後イザベラ達の部屋を回って同じように説明していく。
最後に桜の部屋に行くと思わず桜に抱きついて何度も何度もキスをした。晃は桜に感謝をしまくっていた。そして桜の尻尾をモフっていた。思ったより触り心地がよかったのだ。夢中だった。モフった後にトロンとなった桜が言う。
「たとえ遊女をやっていたとしても、客にも尻尾を触らせないと言う。尻尾を触らせるというのは身も心もあなたのものだと、尻尾を触らせている相手を受け入れている。尻尾を触らせるのはそういう事だと言う。なので遊女が尻尾を触られた場合客をひっぱたいてもいい事になっている。しかも遊郭に出入り禁止にさえなる禁止事項だ。それは遊郭の受付のところに説明が書いてあるのと、晃はそういえばと思い出した。女将に言われたのだ。尻尾だけは本人の許可がないと触ってはだめですからねと言われた気がする。
しかし晃が止まれなかった。晃はサクラに頼むのだ。一日一回、一日一回でいいのでモフらせて下さいと、土下座をしてまで頼んでいた。
「あの、おっぱいと尻尾を触るならどちらが宜しいのですか?」
と聞かれ尻尾を即答し桜を驚かせていた。
そうそれほどまで獣人の尻尾は破壊力があったのである。
しかし桜は尻尾をモフらせる許可を出すのに少しエスカレートした要求をする。
「今私の胸を触ってくれたら尻尾をいつでも触って頂いていいですよ」
晃は胸触ったら尻尾の許可が降りる事しか考えず、ついつい揉んでしまった。ハッとなり、晃は真っ赤になってもう一度土下座をし、ごめんなさいごめんなさい調子乗りましたと謝っていた。そう桜もついつい聡をいじめたくなってしまったのだ。ただ、奥手の晃が胸を触ったのには嬉しくも驚いていた。
それはさておき晃はイザベラやアルテミスに対し、各々の屋敷のメイドさんや執事達と契約させていた。ライバルや敵対する団から屋敷が襲撃される事がなくはないから、ステータスを上げて逃げ切れるだけの力を身につけさせてあげたかった。そして一日に一度全員をアルテミスの屋敷に集め、ダンジョンから30階層、20階層、40階層など主をリポップする度に屋敷の中庭に連れてきて倒して行き、パワーレベリングを行っていた。一週間ほどでメイドさん達を含めて全員がレベル5になっていて、なってしまっていた。余程の事がない限り一般の冒険者に倒される事がないような強さを身につけていた。必ず懐にナイフは持っていた。また、晃の所の団員達はレベル6や7がごろごろいたのである。そういう晃もいつの間にかレベル7になっていた。そしてソレイユ、エニーもレベル6に達していたのであった。
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