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第1章
第57話 奴隷商の話
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死亡した者の人数と、生き残った者の人数を確認していった。
盗賊の死体は10体で7人を捕らえた。つまり盗賊は全部で17人いたのだ。俺が丘の上で殺した奴は別でだ。
乗り合い馬車の護衛が8人中6人死亡。
後ろ側の馬車の乗客6人中4人死亡、御者は2人共死亡し、後続の馬車の御者席にいた乗り合い馬車の職員は生き残った。前側の馬車の乗客は、ラフト商会のスタッフ3名と、5人の一般客だった。こちらは馬車が燃えた時に慌てて逃げた一般客2人が盗賊の犠牲になった。
取り敢えず死体は全て収納に入れ、転倒した馬車を起こした。車軸が折れていたりはしなかったので、馬を繋ぎさえすれば使えそうで、盗賊が乗ってきた馬や亡くなった護衛の乗っていた馬を集めて繋いだ。もう1台の馬車は残念ながら燃えてしまった。
乗り合い馬車の方には生き残った乗り合い馬車の客が乗り込む。
俺はと言うと、奴隷商が乗っていた馬車に乗るのだが、その馬車に乗っていた若い女性の奴隷は他の馬車に詰め込まれた。どこに行くのかを見ていたらどうやら奴隷商の家族の馬車に移るようだ。
俺が乗るのは6人乗りの馬車で、俺、アイリーン、ニーナ、奴隷商が乗る。
護衛は生き残った乗り合い馬車の護衛と戦闘奴隷が引き続き行い、御者が出来る者に乗り合い馬車の御者をして貰う。先ずは安全な所に移動したい。ラフトには聞かせられない話をする為、乗用馬車には乗せない事とした。また、出発前にラフトが話してきた。
「レオン殿、私はこの御恩に対し今は何もできませんが、いずれ王都にてお礼をさせてください。今はバタバタしておりますが、私は暫く王都におりますので、時間がある時で結構ですので商会の方へ来て頂けませんか?」
「そうですね。多分色々しなければならない話とか有りそうなので、落ち着いたら訪問させて頂きます。取り敢えず王都に向かいましょう。今は時間が惜しいので多少の事は目を瞑ってください。それと俺の収納に関しては内密に!」
頷いたので後日再開するとして握手だけして別れ、奴隷商の馬車に乗り込んでから出発した。
「さて、色々有ったと思うが、手短に奴隷解放出来ていない件について話を聞こうか。その前に軽く自己紹介をしてくれないか。お前とかじゃ不都合があるからな。」
「はい。私はあの国で奴隷商を営んでおりましたフリオールと言います。一応言わさせて貰いますが、レオン様方の召喚時にあれを行なったのは、私の本意では有りません。その、人質を取られておりまして、協力させられました。申し訳ありませんでした」
ニーナの方をちらりと見た。
「レオン、こいつはお前の奴隷なのだな?嘘をつけないはずだから本当の事だろう」
「別に責めやしないよ。奴隷解放については?」
「先程少しお伝えしましたが、レオン様の奴隷となった段階で隷属関連のスキルが使えなくなっており、首輪から隷属紋への変更も出来なくなっておりました。その為、命令が実行不可能と分かりました。それでご主人様に指示を仰がなければならなくなりました。その後の経緯ですが・・・」
そうしてフリオールは経緯を語りだしたのであった。
盗賊の死体は10体で7人を捕らえた。つまり盗賊は全部で17人いたのだ。俺が丘の上で殺した奴は別でだ。
乗り合い馬車の護衛が8人中6人死亡。
後ろ側の馬車の乗客6人中4人死亡、御者は2人共死亡し、後続の馬車の御者席にいた乗り合い馬車の職員は生き残った。前側の馬車の乗客は、ラフト商会のスタッフ3名と、5人の一般客だった。こちらは馬車が燃えた時に慌てて逃げた一般客2人が盗賊の犠牲になった。
取り敢えず死体は全て収納に入れ、転倒した馬車を起こした。車軸が折れていたりはしなかったので、馬を繋ぎさえすれば使えそうで、盗賊が乗ってきた馬や亡くなった護衛の乗っていた馬を集めて繋いだ。もう1台の馬車は残念ながら燃えてしまった。
乗り合い馬車の方には生き残った乗り合い馬車の客が乗り込む。
俺はと言うと、奴隷商が乗っていた馬車に乗るのだが、その馬車に乗っていた若い女性の奴隷は他の馬車に詰め込まれた。どこに行くのかを見ていたらどうやら奴隷商の家族の馬車に移るようだ。
俺が乗るのは6人乗りの馬車で、俺、アイリーン、ニーナ、奴隷商が乗る。
護衛は生き残った乗り合い馬車の護衛と戦闘奴隷が引き続き行い、御者が出来る者に乗り合い馬車の御者をして貰う。先ずは安全な所に移動したい。ラフトには聞かせられない話をする為、乗用馬車には乗せない事とした。また、出発前にラフトが話してきた。
「レオン殿、私はこの御恩に対し今は何もできませんが、いずれ王都にてお礼をさせてください。今はバタバタしておりますが、私は暫く王都におりますので、時間がある時で結構ですので商会の方へ来て頂けませんか?」
「そうですね。多分色々しなければならない話とか有りそうなので、落ち着いたら訪問させて頂きます。取り敢えず王都に向かいましょう。今は時間が惜しいので多少の事は目を瞑ってください。それと俺の収納に関しては内密に!」
頷いたので後日再開するとして握手だけして別れ、奴隷商の馬車に乗り込んでから出発した。
「さて、色々有ったと思うが、手短に奴隷解放出来ていない件について話を聞こうか。その前に軽く自己紹介をしてくれないか。お前とかじゃ不都合があるからな。」
「はい。私はあの国で奴隷商を営んでおりましたフリオールと言います。一応言わさせて貰いますが、レオン様方の召喚時にあれを行なったのは、私の本意では有りません。その、人質を取られておりまして、協力させられました。申し訳ありませんでした」
ニーナの方をちらりと見た。
「レオン、こいつはお前の奴隷なのだな?嘘をつけないはずだから本当の事だろう」
「別に責めやしないよ。奴隷解放については?」
「先程少しお伝えしましたが、レオン様の奴隷となった段階で隷属関連のスキルが使えなくなっており、首輪から隷属紋への変更も出来なくなっておりました。その為、命令が実行不可能と分かりました。それでご主人様に指示を仰がなければならなくなりました。その後の経緯ですが・・・」
そうしてフリオールは経緯を語りだしたのであった。
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