異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow

文字の大きさ
187 / 241
第3章

第187話 閑話アニーファと

しおりを挟む
 狭い部屋に若い美人の女と押し込まれたら何が起こるか、語るまでもあるまい。

 抵抗はしたんだ・・・
 能面だったエンピアルに名実ともに俺の女にしてと言われ、キスをしてきた。

 自らの胸に俺の手を持ってきて・・・・性奴隷として仕込まれた技を駆使して俺にご奉仕してきて・・・
 駄目だ!こんなところでと言うも彼女も俺も止まらなかった。

 彼女を求めた・・・その体を堪能し、いざエンピアルと合体しようとしている所から記憶がない。

 実際は気が付いたらシャルワール王都の客間にいたのと、誰が添い寝しているのか確認するべきだった。

 俺は一瞬意識が跳んだと思い、さっきまでの続きをしようとしたんだ。

「君の事を一生愛し、一生守る。君が好きだ!俺の妻の1人になってくれ!」

「私を受け入れて頂き嬉しく思います。不束者ですがよろしくお願いします」

 声が違うような気がしたが、一瞬意識が飛んだ事か、気圧の影響だろうか!と思い、彼女の体を愛でていく。
 体の触り心地も何か違うような?特に髪の触り心地が違うのだが、いかんせん今は暗い。何故暗いのかよく分からないが、暗いので顔も確認瀬ずにそのままやってしまいました・・・もう、滾りを抑えられませんでした・・・

 そして勿論エンピアルな訳ではなく、まあそんな事なのですが、明るくなり俺は何故自分がベッドの上にいるのか分からなかった。

 だが、そこには昨夜愛し合った1人の女性がいるという事だけは分かった。
 し、しかしだ、見えている髪に見覚えがない。
 そして恐る恐る布団をめくるとそこにはほとんど見覚えのない女性がいて、つい君は誰?と聞いてしまった。

「アニーファでございます。髪を解いているのと、化粧を落としているので分からないのも無理はありません」

「ですよねー・・・」

 俺は動揺していたが、やっぱりそういう事だよなと思い、恐る恐るシーツにある昨夜の情事の痕跡からも記憶も間違いなく彼女を抱いたと、段々その時の記憶が蘇ってくる。
 彼女の純潔を散らしたのは他ならぬ俺だ・・・

 俺はその場で土下座を敢行した。

「すまない。俺はとんでもない事をしてしまった。。一番やってはいけない事、立場を利用した・・・アニーファを手籠にしてしまったようだ。取り返しの付かない事だ」

「お止めください。こうなると分かって奥様達に伽をさせて欲しいとお願いをしたのですから。今となっては行き遅れた私を貰って頂き嬉しく思います。私を大人女にして頂く時に一生愛してやる!一生守ってやると言って下さり、その言葉で私は十分です」

 俺はエンピアル相手にそれを言ったつもりだったのだが、勿論そんな事は言えない。

 彼女もそうだろうと分かっていていると思うが、それでも折れから口にすべきではない。

 俺は有言実行を是とし、人違いとはいえアニーファにそうするとしか言えなかった。

 実際問題としてアニファは21歳だった。
 そう、この世界ではトウの立ったバリバリの行き遅れである。
 ニーナもバリバリだ。

 なぜこれ程の美貌の持ち主がそうなったのかを聞いてみると、どうも父親が高貴な所への嫁ぎ先を考えていて、まもなく嫁いでもらうというような事を言っており、2日前に形式的にあの深刻王の妻、つまり王妃になるのだと。
 実際は一緒に住む必要はなく、時折行事に出れば良いのだけだと。好きな男と添い遂げれば良いと言っていたそうだ。かの者はメイドにしか反応しないから、頻繁に抱かれる事も無いと言われていた。
 但し、時折子作りはしてもらうから、長子を生むまでの我慢だと言われていて、嫁ぐ準備をしていたのだと。

「君は俺の事を恨んでいないのか?君の父親を捕まえた当人だぞ」

「はい。お母様とお父様より、自分達は処刑されて当然の事をしたと、恩赦を授けて頂けるので、陛下の事を恨んではならないと。特に女性には寛容な人物で、一族の女性達を性奴隷にする事を陛下が皇帝になられた恩赦として禁止すると聞いております。それに皆様から聞いている通りの人となりで安心いたしました」

「も、勿論俺の妻の1人に迎え入れる。俺が全力で守る。ひょっとして俺がエンピアルと勘違いすると分かっていたのか?」

「はい。どうやら陛下がお使いになられたタウンドリフトというスキルの影響で、エンピアル様と仲良しさんをなさっている最中に気絶したと聞いております。なので意識を取り戻された時に、続きをされると皆様がおっしゃっておりシャルル様は私に対し、陛下に抱いて頂き陛下の女にして貰うべきだと言われました。あの方は間違いなく妻にしてくれる方ですよ!と。既に奥様達の了解を取り付けておりますと。それと、陛下に唾を吐き申し訳ございませんでした」

 後から俺の対応はニーナの指示だったと聞かされて安心したと言っていた。
 また、それについては俺もシャルルから聞いていた。貴族王族の女というのは、例え体を凌辱されようが、心までは与えない!そういう矜持があると。
 そして無力ながら、ささやかな抵抗としてその男の顔に唾を吐き掛けるというのがあると聞いていたので、なるほどと思い特にどうこう言うつもりはなかった。
 男の顔に唾を吐くのは女からの最大限の拒絶と侮蔑を表すのだと。

「私の事をエンピアル様と勘違いなさってお抱きになったのだとは分かっております。ですが、私は陛下に縋っていくしか生きる術がございません」

 確かに彼女からすると俺の女になったと言う安心感が欲しかったのだろう。
 自らの純潔を捧げる事になるが、それにより生きる道や一族の血を残す事が可能になるかもだ。
 その目的があったと全て白状した。別段父親達との話を俺に言う必要はなかったのだが、そういう打算があるのも事実だとは言っていた。
 隠し事が嫌いなのだと。

 俺はこの女性の純潔を奪ってしまった!
 己の体を武器に取り入り、生きるのに必死な可憐な女性だと分かり、申し訳無さと愛おしくなり、ぎゅっと抱きしめ、守ってやる!守ってやる!と連呼した。
 彼女は俺の口からはっきりと受け入れる旨を聞いた事に泣いて喜んでいた。

 俺はやってしまった!
 女を抱いた喜びよりも、ついに奴隷にした女性とやってしまった!
 そんな感じで自己嫌悪に陥るのであった。
しおりを挟む
感想 19

あなたにおすすめの小説

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~

華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』 たったこの一言から、すべてが始まった。 ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。 そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。 それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。 ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。 スキルとは祝福か、呪いか…… ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!! 主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。 ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。 ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。 しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。 一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。 途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。 その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。 そして、世界存亡の危機。 全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した…… ※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活

髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。 しかし神は彼を見捨てていなかった。 そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。 これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~

さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。 キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。 弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。 偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。 二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。 現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。 はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

処理中です...