異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow

文字の大きさ
208 / 241
第3章

第208話 女は苦手だ

しおりを挟む
 今更何を?と思うかもだが、俺は女の扱いが下手だ。
 昔の事だが結構趣味人だと言うのもあり、付き合うも長続きしなかった。
 サーキットにレース観戦や、花火観覧等でテントで寝たり、車中泊ばかりしており、日程的にホテルに泊まる事はなかった。

 体の相性が良かったからか、学校が終わると泊まりに来て、週末はデートをしないとかで、心を繋ぎ止められなかった。

 だが、亡くなった妻は違った。
 元々チンピラ2人が強引にナンパしており、拳で語り合ったのだが、頬を腫らしつつ撃退したのだが、それから何かと俺に付き纏うようになった。

 彼女は旅行やアウトドアが好きな今風に言うとアウトドアガールというのか?
 とにかく俺の週末の予定に同行したがり、まあ同行者がいるとそれはそれで楽しいのでいつの間にか同棲していた。いや趣味の仲間として同居かな。

 プロポーズも妻からだった。
 何故か手を出さず、同棲いや、同居していたのに初めて肌を重ねたのはプロポーズされた日だった。

 今時珍しい身持ちの良い女で、普段手の早かった俺も手を出してはいけない相手だと思わされるピュアな女性だった。

 俺は肌を重ねた日から彼女の尻に敷かれっぱなしだった。
 それまで荒れていた生活も一変し、彼女の為と銀行に就職を決めた。

 周りにはというか、職場には同棲している事を隠し、彼女が大学を卒業するのを待って結婚した。

 俺はダメ出しをされまくり、少なくとも銀行の女性に嫌われないようにしてもらっていたが、そのお陰で時折不倫になると分かっているのに言い寄られ、全てを断っていた。

 しかし、断り方が下手で奥さんによく怒られていたな。

 そんな俺が複数の妻を持ってまともにやっていけるとは思えない。
 アイリーンは妻にしたかったが、エンピアル、アニーファ、シャルルはやってしまったし、みっちゃんは2号とはいえ手を出してしまった。
 アニーファはまだ発表できないとか。

 今回結婚したと発表されなかったが、シャルワールのエナリス(15歳)とも婚約している。

 結婚したとされた中にラーナ、フレア、アデルとまだやっていない女もいるが・・・
 彼女達の気持ちはどうなんだ?

 女のご機嫌取りに翻弄される未来しか見えないぞ。
 ハーレムウハウハだって?
 確かに性的にはそうだが、女の機嫌の取り方なんて分からんぞ。

 それはともかく、魔導通信機での話で、知の兄弟であるハンニバルにいや、血の兄弟か。
 彼にこの国の摂政を打診したのだが、泣いて喜ばれてしまった。
 俺の後ろ盾の1人だが、全てを曝け出した中だ。

 という事で、早速こちらに向かうという。
 先行して向かう準備をするからと、総督に政務に精通している者で赴いても良い者をお願いした。
 ハンニバルの補佐を頼むからだ。

 人の確保があり、次の動きもあり一旦高校生達と共に先ずはサルベルに向かう。
 そこで一部の者にここ、トライデルの政務の為に飛ばす事となる。

 なるべく早くが良いので、皆を飛ばし、俺の同行者となったアウィンを抱きしめながらサルベルへ飛ぶのであった。


 後書き失礼します。

 漆黒の私刑人~S級パーティーを追放されたので今度は面倒事から逃げます!~

 お正月にプレゼント!として新作投函です。
 処刑もので、ダークファンタジーです!

 宜しくお願いします!
しおりを挟む
感想 19

あなたにおすすめの小説

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

商人でいこう!

八神
ファンタジー
「ようこそ。異世界『バルガルド』へ」

インターネットで異世界無双!?

kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。  その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。  これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。

はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~

さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。 キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。 弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。 偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。 二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。 現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。 はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

処理中です...