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第1章
講習会場
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当夜は寝る前にも行ったが、朝の目覚めと共にルナに人形使いの力を注ぐが、
【以降単にチャージに】
目覚めと共にキスなんて普通だと朝ちゅんなんだけど、残念ながら彼は今の所不能なのだ。つまりルナは望むにしろ望まないにしろ、まだ清い乙女だ。そしてチャージで口づけをするが、残念ながらキスではない。
ルナは基本的に一人では魔法が使えない。魔力が生成出来ないので当夜が補充するしかなく、しかも他の人からは補充できない。当夜から魔力を貰いながらだと気兼ねなく魔法が使えるのだが、本来は手を握る等でチャージが可能であるが、舌と舌の接触でしかチャージによる魔力の受け渡しが出来ない。結果的に口が塞がってしまう為、詠唱が出来きず魔法が使えないのだ。1日分の魔力を補充するのにはチャージを1時間する必要があり、1回に1時間は辛い為、朝晩と30分づつ位に分けるのが現実的だ。
普通の者のチャージだと5分も有れば終わる筈であった。
時は前夜に少し戻る。
当夜はルナに言われて近くの空き地で魔法を試してみたが、生活魔法が使えるのと、火属性と光属性に大きな適正がある事が判明した。一応全属性に適正があり、それはかなりレアらしいので得意の2属性持ちとした方が良いと当夜は感じていた。普通の者は魔法の適正がないか1属性しか使えない。稀に2属性持ちがいる。宮廷魔術師クラスで3属性という。
しかし現時点でまともに使えたのは適性のある属性持ちであれば誰でも使える傷を治す初級魔法のヒールと、火属性のファイヤーボールのみで、水属性のアイスアロー等は発動は出来たが制御がきちんと出来ず、訓練が必要だと思った。初級魔法なら制御も難しくなく何とかなると甘く見ていたが、ファイヤーボールとヒールしか制御できなかったのだ。
しかし威力は込める魔力の量により変わり、初級魔法でも当夜の魔力なら戦力としては申し分なさそうだった。当初、剣士で始めようと思ったのだが、魔法が行けるのが分かったので今日の講習は魔法剣士で行く事になったのだ。
魔法の試し撃ちの時に当夜の魔力量が膨大だと分かった。
ファイヤーボールに魔力を込めていると、直径1mを超えてきて、熱が洒落にならなくなり、慌ててルナの指示で斜め上空に解き放ったのだ。後に街で巨大な火の玉の目撃例が多々有り、騎士団が調査に乗り出し、原因不明の案件として迷宮入りしたとかしなかったとか。暫く都市伝説の一つになってしまう。
普通の者は直径10cm位がせいぜいで、宮廷魔道士や上級冒険者でも、サッカーボール大の大きさが全魔力を込めた大きさだという。
時はチャージが終わる頃に戻る
チャージが終わり声を掛ける。
当夜「おはようルナ。体に異常ないか?」
ルナ「はい。チャージもして頂き、この体にもずいぶん慣れて来ましたし、調子は良いですよ」
昨日風呂で確認したルナの体は美し過ぎるのと、プロポーションが当夜のドストライクな事以外は普通の人間だ。まだ処女の為に膣内の診察は出来なかったが、多分普通の人間の体だろう。まだ馴染んでないようだったので時折診察して異常がないか確かめる必要がある。
当夜「一応俺は産婦人科を継ぐべく勉強してるから、患者を診る目でしか見ていないのでそこんとこ間違えんなよ!」
当夜は誰に言ってるのか言い訳していらっしゃいました。
当夜のルナを大事にしようとの気持ちに偽りは無く、もし彼女がここで死ねば別の者を召喚するだけなのだが、それは当夜にとって許される行為ではなかった。
ルナがふと言う
ルナ「当夜様、好きな女性が出来ましたら、私に遠慮成されずに恋人になさって下さい。私は恐らく人間の感情を持てません。私の事を気にかけてくださるのは有りがたいのですが、人は人を愛してこそ幸せだと思います。私の体は好きにされても大丈夫ですし、今はまだ性欲のはけ口にして頂いてないようですが、勿論当夜様の好きにして頂いて構いません。この世界は一夫多妻が認められていますので、最低一人は娶られますように進言致します」
ルナは人間界に対する知識がずれているようだ。善良で良い娘なのだが、やはり元々違う生物だからか考えや言質がおかしい。ゆっくり時間を掛けて直したいが、そうも言っていられないようだ。
当夜「性欲云々は人前で絶対に言ってはいけないよ。ルナは淑女を目指してね。それと当面は俺が許可しなければ俺以外の人とはまだ話さない方が良いな。戦闘等の命に関わる時は別だけどさ。もう少し人間の事を勉強する必要があるようだね。それと俺の事を様付けで言うのはやめてね。出来れは当夜か、無理なら当夜さんでね」
ルナ「はい分かりました当夜さん。しかし、人間の事は難しいですね。暫く自重します。ただ、少し考えましたが、やはり当面は当夜様の方が都合が良いと思います。私は当面色々許可を求める事になり、そういうのは従者だと思いますから」
当夜は渋々頷き了承した。二人は講習に備えて革鎧に着替えて宿の食堂に向かった。何事もなくパンとサラダの朝食を食べ終わると、ギルドにて行われる講習に向かったのだ。自分の脚で普通に動ける日常がありがたかった。ただルナは気がついていないが食事をする当夜の顔は悲しい表情を時々していた。
ギルドに着くと【初心者講習はこちら】の案内看板があり会議室?に入る。既に何人かがいて、入ってきたルナを見ると
「ひゅー、まぶいねー」
「なんでこんな美人が冒険者すんだよ」
等の声がちらほら聞こえたが、当夜は敢えて無視をした。空いている席に座ると、間もなくルナの隣に若い女というか女の子の二人組の冒険者が勝ち誇ったかのように座り、ルナに挨拶をして話しか掛けてきており、ルナが当夜の顔を伺っていた。当夜が頷くとルナは嬉しそうにその女の子達へ挨拶をしていた。
ルナの為に女性の仲間が欲しいと、信頼出来る人がいればなと、ルナと二人の会話を当夜はほっこりと見ていて、この時は軽く見ていたのだ。
一人は可愛らしい感じで13、14歳位の中学生位、目がくりくりっとしていて、赤髪で肩までの長さでパーマがかかっている。もう一人は15、16歳位の高校生位の金髪ロングの正統派美少女と二人共に綺麗な娘だ。金髪の方は髪はお尻の辺りまで有り、とても長い。二人共何故かルナと意気投合している。
二人は何故か恥ずかしがりながら?チラチラと当夜を見るが、恥ずかしいのか挨拶をする事が出来なかったようだ。軽装で後衛職と思われる出で立ちで、杖を持ち短剣を腰に下げていて、ローブを着ている。この世界に来てからよく見掛ける冒険者のごく普通の格好だ。
最後に165cmとこの世界では少し背が高い男が一人、講習開始ぎりぎりで入ってきたが、先の2人の連れで彼女達はどうやら3名のグループだったようだ。18歳位だろうか、金髪で中性的な顔立ちでカッコイイというよりも男装の麗人的な感じでイケメンだ。しかも耳が尖っているからエルフのようで、革鎧を着ていた。当夜は素直に負けたと感じたのだ。合流するとルナを見ていたが三人でこそこそ何か話しをしていた。
昨夜は余裕が無くて周りをあまり見れなかったが、参加者を見ると人間以外もいて、エルフ、ドワーフ、獣人等様々だった。
時間が来たのか、講習を担当する職員が点呼しに来て、参加予定者が揃っているのを確認し出て行った。
参加は男12、女14と女の方が少し多かったのだが、ルナが一夫多妻制度のある世界と言っていたが、出生率が違うのだろうか?と当夜が場違いな思案をしていると勢いよく扉が開き一人の野蛮そうないかにも冒険者といった感じの男が入ってきて、講習の開始を告げようとしていたのだった。
【以降単にチャージに】
目覚めと共にキスなんて普通だと朝ちゅんなんだけど、残念ながら彼は今の所不能なのだ。つまりルナは望むにしろ望まないにしろ、まだ清い乙女だ。そしてチャージで口づけをするが、残念ながらキスではない。
ルナは基本的に一人では魔法が使えない。魔力が生成出来ないので当夜が補充するしかなく、しかも他の人からは補充できない。当夜から魔力を貰いながらだと気兼ねなく魔法が使えるのだが、本来は手を握る等でチャージが可能であるが、舌と舌の接触でしかチャージによる魔力の受け渡しが出来ない。結果的に口が塞がってしまう為、詠唱が出来きず魔法が使えないのだ。1日分の魔力を補充するのにはチャージを1時間する必要があり、1回に1時間は辛い為、朝晩と30分づつ位に分けるのが現実的だ。
普通の者のチャージだと5分も有れば終わる筈であった。
時は前夜に少し戻る。
当夜はルナに言われて近くの空き地で魔法を試してみたが、生活魔法が使えるのと、火属性と光属性に大きな適正がある事が判明した。一応全属性に適正があり、それはかなりレアらしいので得意の2属性持ちとした方が良いと当夜は感じていた。普通の者は魔法の適正がないか1属性しか使えない。稀に2属性持ちがいる。宮廷魔術師クラスで3属性という。
しかし現時点でまともに使えたのは適性のある属性持ちであれば誰でも使える傷を治す初級魔法のヒールと、火属性のファイヤーボールのみで、水属性のアイスアロー等は発動は出来たが制御がきちんと出来ず、訓練が必要だと思った。初級魔法なら制御も難しくなく何とかなると甘く見ていたが、ファイヤーボールとヒールしか制御できなかったのだ。
しかし威力は込める魔力の量により変わり、初級魔法でも当夜の魔力なら戦力としては申し分なさそうだった。当初、剣士で始めようと思ったのだが、魔法が行けるのが分かったので今日の講習は魔法剣士で行く事になったのだ。
魔法の試し撃ちの時に当夜の魔力量が膨大だと分かった。
ファイヤーボールに魔力を込めていると、直径1mを超えてきて、熱が洒落にならなくなり、慌ててルナの指示で斜め上空に解き放ったのだ。後に街で巨大な火の玉の目撃例が多々有り、騎士団が調査に乗り出し、原因不明の案件として迷宮入りしたとかしなかったとか。暫く都市伝説の一つになってしまう。
普通の者は直径10cm位がせいぜいで、宮廷魔道士や上級冒険者でも、サッカーボール大の大きさが全魔力を込めた大きさだという。
時はチャージが終わる頃に戻る
チャージが終わり声を掛ける。
当夜「おはようルナ。体に異常ないか?」
ルナ「はい。チャージもして頂き、この体にもずいぶん慣れて来ましたし、調子は良いですよ」
昨日風呂で確認したルナの体は美し過ぎるのと、プロポーションが当夜のドストライクな事以外は普通の人間だ。まだ処女の為に膣内の診察は出来なかったが、多分普通の人間の体だろう。まだ馴染んでないようだったので時折診察して異常がないか確かめる必要がある。
当夜「一応俺は産婦人科を継ぐべく勉強してるから、患者を診る目でしか見ていないのでそこんとこ間違えんなよ!」
当夜は誰に言ってるのか言い訳していらっしゃいました。
当夜のルナを大事にしようとの気持ちに偽りは無く、もし彼女がここで死ねば別の者を召喚するだけなのだが、それは当夜にとって許される行為ではなかった。
ルナがふと言う
ルナ「当夜様、好きな女性が出来ましたら、私に遠慮成されずに恋人になさって下さい。私は恐らく人間の感情を持てません。私の事を気にかけてくださるのは有りがたいのですが、人は人を愛してこそ幸せだと思います。私の体は好きにされても大丈夫ですし、今はまだ性欲のはけ口にして頂いてないようですが、勿論当夜様の好きにして頂いて構いません。この世界は一夫多妻が認められていますので、最低一人は娶られますように進言致します」
ルナは人間界に対する知識がずれているようだ。善良で良い娘なのだが、やはり元々違う生物だからか考えや言質がおかしい。ゆっくり時間を掛けて直したいが、そうも言っていられないようだ。
当夜「性欲云々は人前で絶対に言ってはいけないよ。ルナは淑女を目指してね。それと当面は俺が許可しなければ俺以外の人とはまだ話さない方が良いな。戦闘等の命に関わる時は別だけどさ。もう少し人間の事を勉強する必要があるようだね。それと俺の事を様付けで言うのはやめてね。出来れは当夜か、無理なら当夜さんでね」
ルナ「はい分かりました当夜さん。しかし、人間の事は難しいですね。暫く自重します。ただ、少し考えましたが、やはり当面は当夜様の方が都合が良いと思います。私は当面色々許可を求める事になり、そういうのは従者だと思いますから」
当夜は渋々頷き了承した。二人は講習に備えて革鎧に着替えて宿の食堂に向かった。何事もなくパンとサラダの朝食を食べ終わると、ギルドにて行われる講習に向かったのだ。自分の脚で普通に動ける日常がありがたかった。ただルナは気がついていないが食事をする当夜の顔は悲しい表情を時々していた。
ギルドに着くと【初心者講習はこちら】の案内看板があり会議室?に入る。既に何人かがいて、入ってきたルナを見ると
「ひゅー、まぶいねー」
「なんでこんな美人が冒険者すんだよ」
等の声がちらほら聞こえたが、当夜は敢えて無視をした。空いている席に座ると、間もなくルナの隣に若い女というか女の子の二人組の冒険者が勝ち誇ったかのように座り、ルナに挨拶をして話しか掛けてきており、ルナが当夜の顔を伺っていた。当夜が頷くとルナは嬉しそうにその女の子達へ挨拶をしていた。
ルナの為に女性の仲間が欲しいと、信頼出来る人がいればなと、ルナと二人の会話を当夜はほっこりと見ていて、この時は軽く見ていたのだ。
一人は可愛らしい感じで13、14歳位の中学生位、目がくりくりっとしていて、赤髪で肩までの長さでパーマがかかっている。もう一人は15、16歳位の高校生位の金髪ロングの正統派美少女と二人共に綺麗な娘だ。金髪の方は髪はお尻の辺りまで有り、とても長い。二人共何故かルナと意気投合している。
二人は何故か恥ずかしがりながら?チラチラと当夜を見るが、恥ずかしいのか挨拶をする事が出来なかったようだ。軽装で後衛職と思われる出で立ちで、杖を持ち短剣を腰に下げていて、ローブを着ている。この世界に来てからよく見掛ける冒険者のごく普通の格好だ。
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