異世界ロマンはスカイダイビングから！

第２章

帰宅

　家に帰ると皆ぐったり、していた。ルナの消耗が一番激しかったりする。珍しく玄関先でよろめき、当夜が慌てて抱き上げてお姫様抱っこで部屋に連れて行く。
　服がきついのだろう。慣れない服だ。慌てて脱がせてあげ下着のみにした。
　何故かルナはくねくねしていて珍しい事もあるもんだなと少し疑問に思ったが、後が控えているので、後でちゃんと労ってあげようと当夜は軽く考えていて、ルナの変化に気がついていない。

　当夜が玄関に戻ると、靴を履く時に腰掛けるベンチがあるが、三人共ベンチに腰を掛けてぐったりしている。
　既に彼女達が順番をじゃんけんで決めていた。
　レグナスをお姫様抱っこして部屋に連れていき、やはりドレスを脱がせる。
　体を少し触り、慣れないドレスでおかしい所が無いか確認した。ドレスは一人では着るのが難しい。背中の部分がファスナーの代わりに紐だった。結ぶ必要がある。現代社会だとファスナーになっている部分だがファスナーは無かった。

当夜「今日はお疲れさん。流石にレグナスはかっこいいな。大人びた姿もグッとくるよ！」
　そう言い頬にキスをして真っ赤なレグナスを残し下に降りる。

　次がシャクラだ。
　いつもツンデレで何かと当夜に詰め寄る彼女だが、今日はしおらしかった。綺麗だが幼い顔立ちで、スタイルは大人のそれだ。顔とのアンマッチで、ロリコン受けするのだろうなと、ふとそんな事を当夜は思った。でも可愛いのは事実だ。
　お姫様抱っこすると小さくなり真っ赤だ。当夜も恥ずかしくなる位だ。部屋に連れていき

当夜「今日はお疲れ様。ドレス姿のシャクラは大人びていて綺麗だよ」

　そっと抱きしめておでこにキスをする。
　ベッドに座り込んでしまったが、ドレスを脱がせて、下着のみにしてから下に降りる。

　アモネスはそれは美しかった。

当夜「綺麗だよ。疲れたろう。もうちょっとの我慢だからね！さあ部屋に行こうね」

　お姫様抱っこをするが、しおらしく頷くだけだ。
　部屋に着くと思わず後ろから抱きついてしまった。

「あっ」

　アモネスが呻く。

当夜「今脱がせてあげるね」

　取り繕いながら脱がせていく。ほっそりとして綺麗で滑らかな肌だ。胸も少し大きくなったかなと思い

当夜「なあアモネス、胸だけど少し大きくなってないか？」

アモネス「やぱり分かりますか？最近少し大きくなったんですよ」

　ブラを外し触診を要求するのでベッドに寝かし触診をする。当夜は医者モードになっている。

当夜「うん、やはり少し大きくなっているね。もう少し大きくなるとブラのサイズが合わないから、近いうちにワンカップ大きいのを買いに行こうね。触診したけど腫れとかの異常はなく、ただただ成長しただけだよ」

　当夜はやはり性的に興奮できなかった。
　そんな当夜を複雑な目で見るアモネスがいた。
　労いのキスをして部屋を後にする。
　そして自らも着換え、風呂の準備をする。

　当夜は誰に言うのでもないが一人で一言喋った「我が家に帰ってきたな！」

　そして当夜は四人に順次風呂に入るよう伝えていった。
     普段女性陣は風呂上がりは下着姿でうろついている。
　いつ来客が来るか分からないから、下着姿でうろついてはいけませんと言っても中々守れず、当夜は困っていた。

　そこで言う事を聞いてくれるように最終手段を取る

当夜「俺の大事な女性の肌を他の男に見られたくない。だからちゃんと服を着て欲しい。それにちゃんと服を着ている方が淑やかで、その方が魅力的だよ」

　何故かルナもくねくねして返事をする。そして寝間着に着替えて来た。ようやく当夜の願いを聞いてくれたのだ。

　最後は当夜の風呂の番だ。
　背中を流しにくるイベントもなく、普通に風呂を出る。
　当夜は大丈夫な振りをしていたが、神経を使い過ぎた。ルナが先にベッドに居たが、何とかチャージを始めたが早々に意識を手放した。ルナはチャージ完了までちゃんと起きてはいたが、チャージが苦痛になって来ていた。ちゃんとキスしたいと思う己の心の有り様に困惑していたのだが、そんなルナの変化に当夜が気がつくのには、当夜には余裕がなさ過ぎた。