異世界ロマンはスカイダイビングから！

第４章

面談

　当夜は起き抜けに思わずトイレに駆け込んだ。美女二人に挟まれていて反応してしまい、今にも致し始めようとして肩に手をかけていて、まさに胸を揉みしだこうとしていてはっとなったからだ。

　トイレに駆け込みマリーの力で煩悩を吸って貰い、紳士にして貰う。

　寝ぼけていると理性が寝ていて、煩悩が勝るのだ。

　ルナの為に２年我慢しなきゃなのだが、余りのハードルの高さに思わず泣いてしまう。

　そうしていたが、早朝なのに、誰かが家のドアを叩いて当夜を呼んでいる。
　時間はまだ５時位だろうか？
　普通は寝ている時間だ。
　セレーシャとシルフィーを起こし、セレーシャに着替えてから下に来るように伝え、シルフィーに皆を起こして全員出掛けられるように準備とセレーシャを経由して伝えて、下に降りていく。

　当夜は欠伸をしながらドアの鍵を解除して扉を開けた。

　そこには信じられない光景があった。王と側近、家老等がひれ伏して何かを言っている。

　当夜は慌てて王を起こしたが、王は泣きながら必死に当夜にしがみつき、何かを訴えている。

　そのまま抱き締めて王の背中をポンポンとかるく叩き、取り敢えず立って貰い、家の中へ入るように促す。

　テーブルに座って貰い、慌てて駆けつけたケイトが王の隣に座り、当夜の隣にはセレーシャが座る。シャクラ達は皆にお茶を入れている。

　国の重鎮が勢揃いして後ろに控えている。

　ケイトが皆にセレーシャが、当夜の通訳が辛うじて出来る旨を説明した。

当夜「何が有ったんですか？また別の国が攻めてきたのですか？」

国王「トウヤドノコンドコソモウダメジヤアルヨ。アイツラガセメテキタアルヨ」

当夜「何処がどの戦力で攻めてきましたか？」

　要約すると北の国が攻めてきた。戦力は１４万と絶望的。城まで後二日の距離にまで攻めてきた。

　そんな説明をする。

　当夜は少し考えて

当夜「全兵力を集めてください私の後ろで控えているだけでほぼ戦わせません。別動隊に備ええるのと、殲滅後の後処理をして貰いたい」   

国王「トウヤサマヤッテクレルカ！アナタサマダケガタヨリナノザャアルネ」

　当夜は拙いセレーシャの通訳をゆっくり咀嚼して言っている事を理解しようとしていて、ふと疑問に思う。当夜の力よりも何か重大な事に目が行っていて、間者が当夜の力に目を向けなかったのではと。なぜこうも大国が今の時期に攻め込むのか考えた。
　閲兵式で何があったか必至に考える。
　ギルドマスターの顔が思い浮かぶ。そういえば育成ダンジョンの事を発表したなあと。
　ダンジョンについては、当夜が一番よく知っている。おかしいと思い念の為確認をする

当夜「どうして大国が我が国にこぞって兵を向けてくるのでしょうか？」

国王「ワカラナイノジャ！ツカマエタヤルヲジンモンツツト、ダンジョントイウノダ。ナゼダンジョンナノカハコクオウシカシラナイアルトイウノジャ！」

　当夜は頷き、仲間で先行するから先遣隊をまず出して、当夜達に号流するように指示をして、指揮権は当夜が最上級の立場になった。やはり単独行動と言葉の障害があり総大将は断った。
　当夜はまたもや野営地を襲うか、総勢７万の兵を（徴兵や予備役も投入）対峙させ、相対した敵陣を魔法で一網打尽にする計画だ。

　当夜は、今回アリーヤやシルフィーも連れて行く。シルフィーとセレーシャ、アリーヤを当夜のパーティーに登録する。シャクラ、アモネス、レグナスが一旦パーティーを抜ける。今回の敵を使いパワーレベリングを行う。出兵の準備の合間に国王に頼み、無理やりセレーシャ達を冒険者に登録させて、更にパーティーに加える。

　当夜は、まずは城に行き、国王にできるだけ多くの兵を集めて貰い、出兵に際して出陣式を始める事となったのであった。