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第二章 逃亡編
第33話 国境を越えた?
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鬱蒼とした森の中を進んでいたが、特に何も無く順調に進んでいた。
そして休憩をしてから30分程進んだところで、突如森が終わり壁が現れた。木々が邪魔で国境の壁に気が付かなかったのだ。
その昔偉大な魔道士がその力を使い高さ4mほどの壁を作って回ったのがこの壁で、今も国境の境界として使われていた。
1000年以上前の壁だそうだが、今も健在なのだ。
「これが国境の壁なのかな?」
「ええ、これがそうよ。それでどうするの?」
「よし、壁抜けで抜けようか。みんな準備はいいかい?」
壁に向かって歩き出し、壁に触れられる所に来た。ところがである。壁の前に立つと馬が動かなかった。壁抜けを知らないし、それだけの知能がないのだ。
その為壁に向かって歩く事が出来なかった。目隠しをしようが引っ張ろうが足を踏ん張ってしまい、てこでも動かないようになってしまった。
皆困り果てていた。
アルテミスがリーナに頼むもやはり馬は言う事を聞かなかったのだ。そうこうしていると何やら物音がしてきた。
「奴らだ。まずいな。なんとかならないかな?」
再度人を変えて試してみたが、やはり目隠しをしようが、お尻を叩こうが頑なに馬は動かなかった。
そして遂に2騎が現れた。
「いました!」
斬りかかる前に叫び声を上げ、仲間を呼んだのだ。
咄嗟にルースがヌンチャクで、アルテミスが槍で突いて倒したが、後続がすぐ近くに来ているのが分かった。
「仕方がない。馬を諦めよう」
その一言に皆下を向き黙り込んだ。この先の旅が困難になる事を意味するからだ。
トニーはルースが決断するまでの僅かな時間に死体の懐などを漁っていたりしたが、身分を示す物、小銭が入った財布、地図、それと何かの道具位しかなかった。
それらを纏めルースに渡していた。もうこの者達とはおさらばと判断し、何者だったのかを後で確かめる為に回収していたのだ。ただ、そこに頭が働くが、その後の事をトニーは考えず、年下のルースに任せっきりだった。
「よし、追いつかれるのも時間の問題だし、残念だけどやっぱり馬とはお別れだね。じゃあ壁を抜けるよ。壁を抜けた先に何があるのか分からないから、気を引き締めていくよ!」
そうして馬を手放し、5人と2頭は壁に消えていった。丁度敵兵の姿が見え、向こうもこちらの姿を視認していたが、忽然と姿を消したものだから混乱をしていたようだった。
壁を抜けた瞬間思わずうおっ!と唸った。崖を下り落ちていったからだ。壁抜けをしている最中は不思議な事に壁を抜けている最中の者がいれば手を離す事が出来ないのだ。その為あり得な位の力で引っ張られ、一気に壁を抜けたのだが、そのお陰で先頭の者は勢いを殺されていた。
崖と言っても川沿いの法面であり、その先には大河が有った。
法面を滑り落ちていると突如法面が終わり、その先は切り立った崖になっていた。当然の事ながら、皆かなりの勢いで川に放り出されていったのであった。
そして休憩をしてから30分程進んだところで、突如森が終わり壁が現れた。木々が邪魔で国境の壁に気が付かなかったのだ。
その昔偉大な魔道士がその力を使い高さ4mほどの壁を作って回ったのがこの壁で、今も国境の境界として使われていた。
1000年以上前の壁だそうだが、今も健在なのだ。
「これが国境の壁なのかな?」
「ええ、これがそうよ。それでどうするの?」
「よし、壁抜けで抜けようか。みんな準備はいいかい?」
壁に向かって歩き出し、壁に触れられる所に来た。ところがである。壁の前に立つと馬が動かなかった。壁抜けを知らないし、それだけの知能がないのだ。
その為壁に向かって歩く事が出来なかった。目隠しをしようが引っ張ろうが足を踏ん張ってしまい、てこでも動かないようになってしまった。
皆困り果てていた。
アルテミスがリーナに頼むもやはり馬は言う事を聞かなかったのだ。そうこうしていると何やら物音がしてきた。
「奴らだ。まずいな。なんとかならないかな?」
再度人を変えて試してみたが、やはり目隠しをしようが、お尻を叩こうが頑なに馬は動かなかった。
そして遂に2騎が現れた。
「いました!」
斬りかかる前に叫び声を上げ、仲間を呼んだのだ。
咄嗟にルースがヌンチャクで、アルテミスが槍で突いて倒したが、後続がすぐ近くに来ているのが分かった。
「仕方がない。馬を諦めよう」
その一言に皆下を向き黙り込んだ。この先の旅が困難になる事を意味するからだ。
トニーはルースが決断するまでの僅かな時間に死体の懐などを漁っていたりしたが、身分を示す物、小銭が入った財布、地図、それと何かの道具位しかなかった。
それらを纏めルースに渡していた。もうこの者達とはおさらばと判断し、何者だったのかを後で確かめる為に回収していたのだ。ただ、そこに頭が働くが、その後の事をトニーは考えず、年下のルースに任せっきりだった。
「よし、追いつかれるのも時間の問題だし、残念だけどやっぱり馬とはお別れだね。じゃあ壁を抜けるよ。壁を抜けた先に何があるのか分からないから、気を引き締めていくよ!」
そうして馬を手放し、5人と2頭は壁に消えていった。丁度敵兵の姿が見え、向こうもこちらの姿を視認していたが、忽然と姿を消したものだから混乱をしていたようだった。
壁を抜けた瞬間思わずうおっ!と唸った。崖を下り落ちていったからだ。壁抜けをしている最中は不思議な事に壁を抜けている最中の者がいれば手を離す事が出来ないのだ。その為あり得な位の力で引っ張られ、一気に壁を抜けたのだが、そのお陰で先頭の者は勢いを殺されていた。
崖と言っても川沿いの法面であり、その先には大河が有った。
法面を滑り落ちていると突如法面が終わり、その先は切り立った崖になっていた。当然の事ながら、皆かなりの勢いで川に放り出されていったのであった。
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