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第五章 魔軍襲来
第93話 VS ミノタウロスジェネラル
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そいつを見て誰かがミノタウロスの上位種だと叫んでいた。
牛面で左右に大きく飛び出した2本の角が特徴的だ。体色は茶色に近く、身の丈は3m程の巨躯だ。
三郎はまず相手の冷静さを奪う事にした。
精霊術を使い、体重を殆ど殺したので軽々とジャンプした。そいつの頭上2mの所でタカタミの使っていた斬馬刀を出して両手で斬りつけた。コイツが使っているのとよく似ていた。
「貴様!何故それを持っているのだ?」
「タカタミって言ったっけ?そいつを倒したから、その時の戦利品だぞ」
「ば、ばかな!あいつを倒したと?人間風情がありえぬぞ!」
三郎は蛇の形をしたタカタミの下半身を徐に出した。
「こ、これは!貴様!なんて事をしてくれたんだ!楽に死ねると思うなよ!」
三郎は指揮官と対峙していたが、横やりが入りそうだったので残りの魔神はリセ、アルテミス、ソフィア、トニー、ミライが相手をする事になったが、他は死傷者の救助に当たるようだった。
リセは早速サラマンダーを召喚していた。
ソフィアとミライは魔法で攻撃を仕掛け、トニーはひたすら弓を放っていた。
三郎は斬馬刀をしまい、ヌンチャクで相手をしていた。いやヌンチャクを使うのがやっとだった。精霊術はまだ不慣れな為、少し時間が掛かるのだ。
ただ、奴は怒りに任せ我武者羅に剣を振るっていたが、その膂力故おいそれと受け止める訳にはいかない。だが、30合程打ち合っていたが三郎が少し押していた。
剣の一撃を避けた時に偶々石に蹴躓いたようで、予想外に剣の軌道が変わった。その為意表を突かれた形になり、避けられなかった。辛うじてヌンチャクで受け止めたが吹き飛ばされた。
ただ、受け身を取れたので、ダメージは殆ど無い。30m程距離が空き、にらみ合いになった。
三郎はそろそろ決着をつけようとした。その為の時間稼ぎをと考えたが、向こうがその時間を与えてくれた。
三郎は精霊術で霊空刃を8刃、それもかなり強靭なのを作るのに必要な精霊力の生成を始めた。
精霊術は強力だが、欠点がある。それは魔力から精霊力への生成をしなければならず、威力の弱い術であれば問題ないが、今回のように強い相手と戦う場合はそれなりの量の精霊力を使わざるを得ない。
精霊力の生成の時間はその量に比例する。
距離が開き、生成する時間が取れそうなのだが、更に話し掛けて来たのだ。
「小僧、タカタミの上半身はどうした?捨て置いたか?」
「オーガ共と同じで細切れになったから、どれがどれか分からないぞ」
「我の怒りに触れたな!もう許さん!我の本来の姿を見るが良い!何秒持つかな!醜い姿ゆえ出来れば避けたかったが、どうやらこの姿では貴様を倒す事が出来そうにないからな。わははは。ぐぬぬぬぬ」
顔に筋を泛べながら变化を始めた。
「死ね!」
その一言と共に生成した複数の刃を、变化中の敵に投げつけた。
勿論变化を待つつもりは無かった。
動きを止め、気張っている感じなので絶好の的だ。タカタミの時は唖然となっていたから变化させてしまい、後悔したから、今回はさせまいとした。
見事に当たり腕を切り落とした。更に体もの方へも右肩から袈裟斬りで刃が入り、見事に両断したのであった。
牛面で左右に大きく飛び出した2本の角が特徴的だ。体色は茶色に近く、身の丈は3m程の巨躯だ。
三郎はまず相手の冷静さを奪う事にした。
精霊術を使い、体重を殆ど殺したので軽々とジャンプした。そいつの頭上2mの所でタカタミの使っていた斬馬刀を出して両手で斬りつけた。コイツが使っているのとよく似ていた。
「貴様!何故それを持っているのだ?」
「タカタミって言ったっけ?そいつを倒したから、その時の戦利品だぞ」
「ば、ばかな!あいつを倒したと?人間風情がありえぬぞ!」
三郎は蛇の形をしたタカタミの下半身を徐に出した。
「こ、これは!貴様!なんて事をしてくれたんだ!楽に死ねると思うなよ!」
三郎は指揮官と対峙していたが、横やりが入りそうだったので残りの魔神はリセ、アルテミス、ソフィア、トニー、ミライが相手をする事になったが、他は死傷者の救助に当たるようだった。
リセは早速サラマンダーを召喚していた。
ソフィアとミライは魔法で攻撃を仕掛け、トニーはひたすら弓を放っていた。
三郎は斬馬刀をしまい、ヌンチャクで相手をしていた。いやヌンチャクを使うのがやっとだった。精霊術はまだ不慣れな為、少し時間が掛かるのだ。
ただ、奴は怒りに任せ我武者羅に剣を振るっていたが、その膂力故おいそれと受け止める訳にはいかない。だが、30合程打ち合っていたが三郎が少し押していた。
剣の一撃を避けた時に偶々石に蹴躓いたようで、予想外に剣の軌道が変わった。その為意表を突かれた形になり、避けられなかった。辛うじてヌンチャクで受け止めたが吹き飛ばされた。
ただ、受け身を取れたので、ダメージは殆ど無い。30m程距離が空き、にらみ合いになった。
三郎はそろそろ決着をつけようとした。その為の時間稼ぎをと考えたが、向こうがその時間を与えてくれた。
三郎は精霊術で霊空刃を8刃、それもかなり強靭なのを作るのに必要な精霊力の生成を始めた。
精霊術は強力だが、欠点がある。それは魔力から精霊力への生成をしなければならず、威力の弱い術であれば問題ないが、今回のように強い相手と戦う場合はそれなりの量の精霊力を使わざるを得ない。
精霊力の生成の時間はその量に比例する。
距離が開き、生成する時間が取れそうなのだが、更に話し掛けて来たのだ。
「小僧、タカタミの上半身はどうした?捨て置いたか?」
「オーガ共と同じで細切れになったから、どれがどれか分からないぞ」
「我の怒りに触れたな!もう許さん!我の本来の姿を見るが良い!何秒持つかな!醜い姿ゆえ出来れば避けたかったが、どうやらこの姿では貴様を倒す事が出来そうにないからな。わははは。ぐぬぬぬぬ」
顔に筋を泛べながら变化を始めた。
「死ね!」
その一言と共に生成した複数の刃を、变化中の敵に投げつけた。
勿論变化を待つつもりは無かった。
動きを止め、気張っている感じなので絶好の的だ。タカタミの時は唖然となっていたから变化させてしまい、後悔したから、今回はさせまいとした。
見事に当たり腕を切り落とした。更に体もの方へも右肩から袈裟斬りで刃が入り、見事に両断したのであった。
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