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第1章 入試篇
第51話 覗きは男のロマン
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ユリアを寝かせた後、女性陣は風呂に入る事にした。しかし、ユリアを一人にする訳には行かず、ソニアが付き添う事となり、ソニアとユリアを残して女性陣は風呂に入りに行った。べソンとリズは館に点検をしに行っている。暫く戻らない筈である。トイレが無事なのと、一応無事な部屋が有ったらしい。風呂とキッチンは使い物にならないとべソンが言っていた。
女性達がお風呂を上がった後にフォルクスも風呂に入る事にした。小さい浴場と大浴場とがあるのだが、今日はジェスロの勧めに従って大浴場を使う事にした。いつの間にかジェスロが準備をしてくれていたのだ。別の準備も。
そして女性達が風呂に入った後に、ジェスロがフォルクスに悪魔の囁きをした。
「幼女使い殿、女性達が風呂に入ったのですから貴方様は覗きに行かねばなりません。幼女使い様の為に覗き穴を作ってございますが、勿論見に行かれますよね?ふふふ」
ジェスロが悪魔の囁きをしたのだが、そこは思春期の男子だ。顔がほころぶ。
「覗きをしたいかしたくないかで言えば、勿論したいです!イエスッサー!」
ジェスロはその返事に満面の笑みを返した。
「私は弁えております。今お風呂に入っている女性達は幼女使い様の女だと。私は人の女を覗くような不躾な真似は致しません」
あながち間違いではないのだが、これからそうなるのであろうが、今現在はフォルクスの女ではなく、フォルクスを慕う女性達だ。ただ、フォルクスの女を覗くという事をジェスロはしないと言っていたので、今から覗くのは自分だけだと理解した。
そしてフォルクスはジェスロに案内された覗き穴から覗き始めたのだが、湯けむりでよく見えなかった。体のシルエットすらよく分からず、そこに人がいるのが辛うじて見える位だった。
だが見えないと唸っていると、誰かに肩をトントンと叩かれた。そう風呂に入っている女性達の数が一人足りなかったのにフォルクスは気が付かなかったのだ。
そこには仁王立ちしたラティスがいた。彼女は替えの下着を忘れ、部屋に一旦取りに戻っていたのだ。だが視線を感じる!というような異変を感じ、人の気配がしたところを確認しに来たらフォルクスが覗きをしている現場を押さえる事になったのだ。
「フォル殿、一体ここで何をしているのだ?こっちに来て説明をして貰おうか!」
そう言うとラティスの部屋に引っ張られて行った。
「シーラ達が入っているお風呂を覗いていたのだな?」
今までに聞いた事の無いきついトーンで詰め寄ってきた。
当初こそ救って貰った喜びから例えフォルクスが何をしても、フォルクス様フォルクス様と金魚のフンみたいにくっついて、身も心も捧げますと言っていたのだが、慣れてきたのか本来の性格が出始めていた。
ラティスは防御魔法のみしか使えないが、それ以外では剣も操る。父親が元騎士だったのだ。真っ直ぐで綺麗な剣術だ。
「フォル殿、ラティスはフォル殿のなされた事を情けないと思うのだ。私は貴方に身も心も捧げると言っているのは嘘ではないのだぞ。あのように覗きなどをせずとも、一言お前の裸を見せろ、お前の躰が見たいと言えば良いのだぞ。女の裸を見たかったのならば私の裸を堪能して欲しい」
そう言って躊躇無く服を脱ぎ捨てた。流石に胸と大事な所は手で隠してはいるが、フォルクスはその様子をポカンと見ていたが、すぐに顔を逸し土下座を始めた。
今のを見て興奮しなかったのた。冒険者が活動している時に同じテントの中で着替えをしている。そこに裸の女性がいるな、それがどうした位いの感じしかしなかったのだ。
「ごめん。その、ラティスの体は綺麗だけど、そのダメなんだ。こんな形で見ても僕の心は満たされないんだ。何というのかな、冒険者が同じテントの中で着替えている時に見ても見なかった事にするじゃないか?今はそんな感じになっちゃってるんだ。その、冒険者としていない普段の時に見えちゃいけないものが見えてしまう、無理矢理見るのとかじゃなく、気付かれずにこっそり見る!そういうのじゃないと駄目なんだ。それが男のロマンなんだ!だから服を着て欲しいんだ」
ラティスは半ば呆れていた。それでもそんなバカな事を言っているフォルクスの事が大好きなのだ。
男というのはそういうものだ。ただそういう風に理解した。
「そんなものなのだな。フォル殿。所でそ、その、覗きとはそんなに良いものなのだろうか?」
不思議そうにラティスが問いただしたが、フォルクスからの回答は完全に開き直っていた
「うん、そう、そうなんだ。
その見えちゃいけないものが見えてしまったりとか、こっこり覗くとドキドキするんだ。そしてドキドキするとスキルポイントが貯まるんだよ。だからドキドキを求めていたんだ。馬車の中でガードが甘くて下着が見えてしまっているのにはドキドキするけど、自からスカートをたくし上げ、下着姿を披露されてもドキドキしないんだよな」
ラティスはスキルポイントが何なのかよく分からなかったが、フォルクスが後ろを向いているので服を着て行った。またフォルクスが開き直って雄弁に語る内容に密かに頷き、脳内メモをしっかり取るラティスてあった。
女性達がお風呂を上がった後にフォルクスも風呂に入る事にした。小さい浴場と大浴場とがあるのだが、今日はジェスロの勧めに従って大浴場を使う事にした。いつの間にかジェスロが準備をしてくれていたのだ。別の準備も。
そして女性達が風呂に入った後に、ジェスロがフォルクスに悪魔の囁きをした。
「幼女使い殿、女性達が風呂に入ったのですから貴方様は覗きに行かねばなりません。幼女使い様の為に覗き穴を作ってございますが、勿論見に行かれますよね?ふふふ」
ジェスロが悪魔の囁きをしたのだが、そこは思春期の男子だ。顔がほころぶ。
「覗きをしたいかしたくないかで言えば、勿論したいです!イエスッサー!」
ジェスロはその返事に満面の笑みを返した。
「私は弁えております。今お風呂に入っている女性達は幼女使い様の女だと。私は人の女を覗くような不躾な真似は致しません」
あながち間違いではないのだが、これからそうなるのであろうが、今現在はフォルクスの女ではなく、フォルクスを慕う女性達だ。ただ、フォルクスの女を覗くという事をジェスロはしないと言っていたので、今から覗くのは自分だけだと理解した。
そしてフォルクスはジェスロに案内された覗き穴から覗き始めたのだが、湯けむりでよく見えなかった。体のシルエットすらよく分からず、そこに人がいるのが辛うじて見える位だった。
だが見えないと唸っていると、誰かに肩をトントンと叩かれた。そう風呂に入っている女性達の数が一人足りなかったのにフォルクスは気が付かなかったのだ。
そこには仁王立ちしたラティスがいた。彼女は替えの下着を忘れ、部屋に一旦取りに戻っていたのだ。だが視線を感じる!というような異変を感じ、人の気配がしたところを確認しに来たらフォルクスが覗きをしている現場を押さえる事になったのだ。
「フォル殿、一体ここで何をしているのだ?こっちに来て説明をして貰おうか!」
そう言うとラティスの部屋に引っ張られて行った。
「シーラ達が入っているお風呂を覗いていたのだな?」
今までに聞いた事の無いきついトーンで詰め寄ってきた。
当初こそ救って貰った喜びから例えフォルクスが何をしても、フォルクス様フォルクス様と金魚のフンみたいにくっついて、身も心も捧げますと言っていたのだが、慣れてきたのか本来の性格が出始めていた。
ラティスは防御魔法のみしか使えないが、それ以外では剣も操る。父親が元騎士だったのだ。真っ直ぐで綺麗な剣術だ。
「フォル殿、ラティスはフォル殿のなされた事を情けないと思うのだ。私は貴方に身も心も捧げると言っているのは嘘ではないのだぞ。あのように覗きなどをせずとも、一言お前の裸を見せろ、お前の躰が見たいと言えば良いのだぞ。女の裸を見たかったのならば私の裸を堪能して欲しい」
そう言って躊躇無く服を脱ぎ捨てた。流石に胸と大事な所は手で隠してはいるが、フォルクスはその様子をポカンと見ていたが、すぐに顔を逸し土下座を始めた。
今のを見て興奮しなかったのた。冒険者が活動している時に同じテントの中で着替えをしている。そこに裸の女性がいるな、それがどうした位いの感じしかしなかったのだ。
「ごめん。その、ラティスの体は綺麗だけど、そのダメなんだ。こんな形で見ても僕の心は満たされないんだ。何というのかな、冒険者が同じテントの中で着替えている時に見ても見なかった事にするじゃないか?今はそんな感じになっちゃってるんだ。その、冒険者としていない普段の時に見えちゃいけないものが見えてしまう、無理矢理見るのとかじゃなく、気付かれずにこっそり見る!そういうのじゃないと駄目なんだ。それが男のロマンなんだ!だから服を着て欲しいんだ」
ラティスは半ば呆れていた。それでもそんなバカな事を言っているフォルクスの事が大好きなのだ。
男というのはそういうものだ。ただそういう風に理解した。
「そんなものなのだな。フォル殿。所でそ、その、覗きとはそんなに良いものなのだろうか?」
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「うん、そう、そうなんだ。
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