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第33話 シェアハウスのリビングにて
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瑞葉(乙姫)が大学から戻ると、リビングに運び込まれた由香の荷物を見て驚きの声を上げた。
「えっ?ちょっと待って、これが由香の荷物なの? しかも、ドボルが運んだの?」
俺は肩をすくめながら答える。
「まあ、そういうことだ。大学生の引っ越し荷物なんてたかが知れてるしな。業者を呼ぶほどでもない」
「いやいや、普通は引っ越し業者を雇うとか考えるでしょ。ドボル、右手義手だよね? それでこれ全部運んだの?」
瑞葉は呆れたように俺を見つめ、次に由香に視線を移した。
「由香ちゃん、ドボルに全部運ばせたの?」
「えっ、えっと・・・違います! すごく手際が良くて、気がついたらほとんど終わってて・・・力持ちで驚きました」
由香は焦りながら弁解する。
瑞葉はさらに呆れた表情になり、俺を指差した。
「力持ちってまさか・・・チェストとかそのまま担いで運んだりしてないよね?」
「いや、担いだぞ。服が入ったままだったけど、その方が楽だったからな」
そう答えると、瑞葉は大きなため息をついた。
「はぁ・・・ドボル、あなた自分が義手だって忘れてるんじゃないの? 何かあったらどうするのよ」
「別に問題ないだろ。左手で持てば十分だし、義手はバランス取るだけだ。それに、探索者時代に比べればこんなの軽いもんだし、ゴールデンアームを発動しておけば意のままに操れるぞ。あっ、そうか、ちゃんと下着は箱に入れてもらったぞ」
「下着はどうでも良いの。しかし、軽いもんって・・・ねぇ・・・」
瑞葉は手を腰に当てながら、苦笑いを浮かべた。
引っ越しに伴い荷物の整理をしていたが、瑞葉は由香の荷物を見渡しながら少し考え込む。
「とりあえず荷物を片付けないと由香が寝れないわよね。手伝うわよ」
「ありがとうございます・・・あの、本当にドボルさんに運ばせすちゃって申し訳ないです」
由香は小さく頭を下げた。
瑞葉はそれを見て微笑む。
「気にしないで。どうせ何も言わずに運び出したんでしょうから。この人ね、こう見えて面倒見が良いの。でも、次は無理させないようにね」
「はい・・・!」
無理はしていないのだが・・・・
荷物の整理が終わり一息ついた後、瑞葉が俺に向かって言った。
「ほんと、ドボルってたまに無茶するわよね。でも、なんだかんだ頼りになるのが不思議だわ」
「お前が散らかすたびに片付けてやってるからな。少しは感謝してくれても良いんだぞ」
俺が軽口を叩くと、瑞葉は笑いながら肩をすくめた。
「まあ、感謝しているわよ。一応ね・・・代わりにご飯作ってるじゃない」
由香も少し緊張がほぐれたようで、笑みを浮かべていた。こうして俺たちは新たな生活スタイルを少しずつ作り上げていく。
・
・
・
そしてシェアハウスの夜が訪れ、由香がリビングに向かうと、思わぬ光景に目を奪われた。キッチンに立つドボルが、エプロン姿で夕食を作っていたのだ。
「えっ・・・ドボルさん、料理するんですか?」
驚きを隠せない由香に、ドボルは手元の鍋から目を離さずに答える。
「当たり前だろ。今日は俺の当番だしな。週に一度は男飯なんだ」
フライパンから聞こえる軽快な音に、由香は少し戸惑いながらも、同時に感心した。
「なんか、意外です。こういうこと、瑞葉さんがやるんだと思ってましたけど・・・」
その言葉にキッチン対面にあるテーブルに座り、スマホをいじっていた瑞葉が顔を上げ、笑いながら口を挟んだ。
「由香ちゃん、それは期待しすぎよ。私はお料理以外家事とか全然できないもん。ドボルがいなかったら、ここゴミ屋敷になってるわよ」
「そんなにひどいんですか?」
由香が呆れると、ドボルが短く溜息をつきながら言った。
「ひどいどころか、この前なんて洗濯機の中にブラジャー突っ込んで回してやがった。手洗いしなきゃいけないって書いてあるのに」
瑞葉が悪びれた様子もなく笑いながら言い返す。
「だって面倒だったんだもん。それに、手洗いしてくれる人がいるならお願いしちゃうでしょ?」
由香が驚いた表情を浮かべながらドボルを見た。
「まさか、それもドボルさんが?」
「ああ、仕方なくな。と言っても本当に手洗いしなきゃならないのはないから、ネットに入れて洗濯機に突っ込むだけだぞ」
ドボルは面倒くさそうに答えたが、その手際よく進む料理の様子からは、嫌々ながらも慣れている様子が見て取れる。
「下着をネットに入れ、料理まで・・・なんというか、本当にすごいですね」
由香の言葉には少し感嘆の色が混じっていた。
その瞬間、瑞葉がテーブルを叩いて笑った。
「でしょ? ドボルって見た目は怖いけど、中身は優しいのよ。でも私、ちゃんと配信の衣装だけは自分で管理してるからね! あれは仕事道具だから、絶対に他人には触らせないんだから」
由香は苦笑いを浮かべつつ答えた。
「そこだけしっかりしてるのもすごいけど・・・普段の生活、もう少し自立した方が良いような・・・」
そんな会話に聞き耳を立てていたドボルだが、夕食をテーブルに並べ始めた。煮込みハンバーグに付け合わせのサラダ、そして温かいスープ。
「ほらできたぞ。とりあえず座ってくれ」
由香はその見た目も美味しそうな料理に目を輝かせながら席に着いた。
「本当に、ドボルさんってなんでもできるんですね・・・」
瑞葉はその横で笑いながら肩をすくめた。
「そうでしょ? だから由香ちゃん、ここに来て正解だったと思うわよ。これからは一緒にドボルに頼りましょ!」
由香は呆れつつも笑い、賑やかな夕食が始まった。
由香が早起きしてリビングに降りると、洗濯物を干しているドボルの姿を見かけた。その中には、瑞葉の手洗い必須のランジェリーも含まれていた。
「あの・・・ドボルさん、干すのもやってるんですか?」
ドボル眠むそうに顔を上げると、ひと言だけ言った。
「仕方ないだろ、誰もやらないからな」
由香は瑞葉の華やかな配信者としての姿とのギャップを再認識しながら、心の中で小さく呟いた。
「この家、瑞葉さんじゃなくて、ドボルさんが中心で回ってるんだ・・・」
少しずつ新しい生活が形になり始めていた。
「えっ?ちょっと待って、これが由香の荷物なの? しかも、ドボルが運んだの?」
俺は肩をすくめながら答える。
「まあ、そういうことだ。大学生の引っ越し荷物なんてたかが知れてるしな。業者を呼ぶほどでもない」
「いやいや、普通は引っ越し業者を雇うとか考えるでしょ。ドボル、右手義手だよね? それでこれ全部運んだの?」
瑞葉は呆れたように俺を見つめ、次に由香に視線を移した。
「由香ちゃん、ドボルに全部運ばせたの?」
「えっ、えっと・・・違います! すごく手際が良くて、気がついたらほとんど終わってて・・・力持ちで驚きました」
由香は焦りながら弁解する。
瑞葉はさらに呆れた表情になり、俺を指差した。
「力持ちってまさか・・・チェストとかそのまま担いで運んだりしてないよね?」
「いや、担いだぞ。服が入ったままだったけど、その方が楽だったからな」
そう答えると、瑞葉は大きなため息をついた。
「はぁ・・・ドボル、あなた自分が義手だって忘れてるんじゃないの? 何かあったらどうするのよ」
「別に問題ないだろ。左手で持てば十分だし、義手はバランス取るだけだ。それに、探索者時代に比べればこんなの軽いもんだし、ゴールデンアームを発動しておけば意のままに操れるぞ。あっ、そうか、ちゃんと下着は箱に入れてもらったぞ」
「下着はどうでも良いの。しかし、軽いもんって・・・ねぇ・・・」
瑞葉は手を腰に当てながら、苦笑いを浮かべた。
引っ越しに伴い荷物の整理をしていたが、瑞葉は由香の荷物を見渡しながら少し考え込む。
「とりあえず荷物を片付けないと由香が寝れないわよね。手伝うわよ」
「ありがとうございます・・・あの、本当にドボルさんに運ばせすちゃって申し訳ないです」
由香は小さく頭を下げた。
瑞葉はそれを見て微笑む。
「気にしないで。どうせ何も言わずに運び出したんでしょうから。この人ね、こう見えて面倒見が良いの。でも、次は無理させないようにね」
「はい・・・!」
無理はしていないのだが・・・・
荷物の整理が終わり一息ついた後、瑞葉が俺に向かって言った。
「ほんと、ドボルってたまに無茶するわよね。でも、なんだかんだ頼りになるのが不思議だわ」
「お前が散らかすたびに片付けてやってるからな。少しは感謝してくれても良いんだぞ」
俺が軽口を叩くと、瑞葉は笑いながら肩をすくめた。
「まあ、感謝しているわよ。一応ね・・・代わりにご飯作ってるじゃない」
由香も少し緊張がほぐれたようで、笑みを浮かべていた。こうして俺たちは新たな生活スタイルを少しずつ作り上げていく。
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そしてシェアハウスの夜が訪れ、由香がリビングに向かうと、思わぬ光景に目を奪われた。キッチンに立つドボルが、エプロン姿で夕食を作っていたのだ。
「えっ・・・ドボルさん、料理するんですか?」
驚きを隠せない由香に、ドボルは手元の鍋から目を離さずに答える。
「当たり前だろ。今日は俺の当番だしな。週に一度は男飯なんだ」
フライパンから聞こえる軽快な音に、由香は少し戸惑いながらも、同時に感心した。
「なんか、意外です。こういうこと、瑞葉さんがやるんだと思ってましたけど・・・」
その言葉にキッチン対面にあるテーブルに座り、スマホをいじっていた瑞葉が顔を上げ、笑いながら口を挟んだ。
「由香ちゃん、それは期待しすぎよ。私はお料理以外家事とか全然できないもん。ドボルがいなかったら、ここゴミ屋敷になってるわよ」
「そんなにひどいんですか?」
由香が呆れると、ドボルが短く溜息をつきながら言った。
「ひどいどころか、この前なんて洗濯機の中にブラジャー突っ込んで回してやがった。手洗いしなきゃいけないって書いてあるのに」
瑞葉が悪びれた様子もなく笑いながら言い返す。
「だって面倒だったんだもん。それに、手洗いしてくれる人がいるならお願いしちゃうでしょ?」
由香が驚いた表情を浮かべながらドボルを見た。
「まさか、それもドボルさんが?」
「ああ、仕方なくな。と言っても本当に手洗いしなきゃならないのはないから、ネットに入れて洗濯機に突っ込むだけだぞ」
ドボルは面倒くさそうに答えたが、その手際よく進む料理の様子からは、嫌々ながらも慣れている様子が見て取れる。
「下着をネットに入れ、料理まで・・・なんというか、本当にすごいですね」
由香の言葉には少し感嘆の色が混じっていた。
その瞬間、瑞葉がテーブルを叩いて笑った。
「でしょ? ドボルって見た目は怖いけど、中身は優しいのよ。でも私、ちゃんと配信の衣装だけは自分で管理してるからね! あれは仕事道具だから、絶対に他人には触らせないんだから」
由香は苦笑いを浮かべつつ答えた。
「そこだけしっかりしてるのもすごいけど・・・普段の生活、もう少し自立した方が良いような・・・」
そんな会話に聞き耳を立てていたドボルだが、夕食をテーブルに並べ始めた。煮込みハンバーグに付け合わせのサラダ、そして温かいスープ。
「ほらできたぞ。とりあえず座ってくれ」
由香はその見た目も美味しそうな料理に目を輝かせながら席に着いた。
「本当に、ドボルさんってなんでもできるんですね・・・」
瑞葉はその横で笑いながら肩をすくめた。
「そうでしょ? だから由香ちゃん、ここに来て正解だったと思うわよ。これからは一緒にドボルに頼りましょ!」
由香は呆れつつも笑い、賑やかな夕食が始まった。
由香が早起きしてリビングに降りると、洗濯物を干しているドボルの姿を見かけた。その中には、瑞葉の手洗い必須のランジェリーも含まれていた。
「あの・・・ドボルさん、干すのもやってるんですか?」
ドボル眠むそうに顔を上げると、ひと言だけ言った。
「仕方ないだろ、誰もやらないからな」
由香は瑞葉の華やかな配信者としての姿とのギャップを再認識しながら、心の中で小さく呟いた。
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少しずつ新しい生活が形になり始めていた。
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