ダンジョン配信スタッフやります!〜ぼっちだった俺だけど、二次覚醒したのでカリスマ配信者を陰ながら支える黒子的な存在になろうと思います〜

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第48話 ゴブリンミサイル

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 「ガルルル・・・!」

 オーガに続きヘルハウンドの群れを撃退し、ドロップした魔石を拾い終えて歩き出した。そして最初の角を曲がったその瞬間――

 「・・・あれ?」

 通路の先に現れたのは、一匹のゴブリンだった。

 「Cランクのヘルハウンドの次が、ゴブリン・・・?」

 乙姫が怪訝そうに呟く。

 ダンジョンの魔物は基本的に上層【上級層】ほど強くなる。奥多摩ダンジョンの上層に上がってきたニュー乙姫の面々にとって、ゴブリンは明らかに格下の相手のはずだった。

 「なんか嫌な予感がするわね・・・」

 乙姫が慎重に一歩前に出た、その瞬間だった。

 「――ッ!!」

 ゴブリンの姿が突如として掻き消える。

 「えっ――」

 次の瞬間、猛烈な勢いで何かが飛んできた。

 「危ないッ!」

 ドボルは咄嗟に乙姫の前へ出て、大盾を構える。

 ゴンッ!!!

 強烈な衝撃と共にそれは盾に直撃し、ドボルは体ごと吹き飛ばされた。

 「くっ・・・!」

 数メートル後方へ弾き飛ばされるも、なんとか地面を蹴って踏みとどまる。盾を見下ろすと、表面には深く食い込んだ爪痕が残っていた。

 「何だ、今の・・・!?」

 ドボルが顔を上げると、そこにはさきほど見たゴブリンの姿があった。ただし、すぐに霧散した。

 「まさか・・・さっき飛んできたの、アイツか!?」

 そして、そのゴブリンの後ろに複数の影が見えた。

 「ギギギ・・・ギャハハハハ!」

 それは、普通のゴブリンとは一線を画す体格を持った者たち――

 ゴブリンジェネラルだった。

 「まさか、ゴブリンを投げてきたっていうの!?」

 乙姫が驚愕する。

 ゴブリンジェネラルは、通常のゴブリンよりも知能が高く、群れを統率するリーダー格の魔物。だが、その戦闘スタイルは予想外だった。

 「ゴブリンミサイル、だと・・・!?」

 ドボルが冷や汗を流す。

 彼らは単なる統率者ではなく、仲間のゴブリンを投擲武器として利用するという異常な戦法を使ってきたのだ。

 そして――

 「ギギギギギ!!!」

 次の瞬間、ジェネラルたちが一斉に手近にいたゴブリンを振りかぶった。

 「やべぇ・・・次、来るぞ!!」

 奥多摩ダンジョン上層、第三戦――まさかのゴブリンミサイル発射!・・・
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