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明くる日。高校の吹奏楽部に行った私は、美緒と一美と共に部活に繰り出す。夏休みの部活をいつもの様に行い、それぞれの楽器で演奏の練習を行う。合同練習も行い、皆の演奏を高校の顧問の先生が評価していく。いつもの練習風景だ。だけれど、今日の美緒と一美、私の三人はちょっと違った。――部活後の〈あの事〉について、私達三人は、部活の合間に話題に興じる。
「夏稀、頑張るのよ!」
「涼太先輩、夏祭りに誘えるといいわね!」
美緒と一美に励まされ、私もやる気が出る。そうだ、佐伯先輩に夏祭りに告白する。その為に、今日は佐伯先輩を誘うのだ。私はドキドキしながら、その時を待ち、部活に興じた。
「うん、私、佐伯先輩をなんとか誘うわ」
今日の〈メインイベント〉に備え、落ち着きつつも意気込む。部活もなかなかに気合が入り、演奏にも熱が入った。
そして、部活後。私と美緒と一美の三人は、天文部に赴いた。どうやら天文部の部活も終わる頃で、部員達が部活後の後片付けをしている。
(そろそろ天文部の部活も終わる頃ね……佐伯先輩と校庭の木の前に行って、誘わなきゃね)
告白の準備段階の準備段階。夏祭りへ誘う。――佐伯先輩は部活を終え、部室から出てくる所だ。話し掛けようとしたところ。
「――ああ、池澤。今日、約束してたな」
先輩から私に気付き、話し掛けてきてくれた。先輩が気付いてくれた事に嬉しくなる。そして私は応えていく。
「佐伯先輩、ありがとうございます。覚えていてくれましたね。――校庭の木の前に行きませんか」
「ああ」
そして佐伯先輩と私は、校庭の木の前に行った。美緒と一美が近くでエールを送り、見守ってくれていた。校庭の木の前に着くと、私と佐伯先輩の話が始まる。
「池澤、今日は何の話かな?悩みの相談かい?」
昨日、『悩んでいる』という話題があり、私の『悩み』というか想っている事は、先輩へ恋心を持っている、という事なんだけれど……。その想いを秘めて、先輩に話を切り出す。
「悩みというか――頼みたい事があるんですが――」
いよいよ私は『告白の準備段階の準備段階』を、佐伯先輩に言った。
「佐伯先輩、一緒に今年の夏祭りに行ってくれませんか?」
私の頼みに、佐伯先輩は「おおっ」という顔をして私を見る。そして言葉を返す。
「夏祭りに?僕と?」
私は「ええ、そうです」と答え、先輩は「うん」と小さく言葉にして考えていた。そして考えて、こう答えてくれた。
「ああ、いいよ、分かった。一緒に夏祭りに行こう」
「はい、ありがとうございます!」
私の「願い」に応える先輩に、思わず間髪入れずに感謝の言葉を入れる。私の喜びように、先輩は笑いながら、嬉しそうに、楽しそうにしている。
「ハハッ」
笑みが零れた先輩と私。私達を見守る様に近くに居た美緒と一美が、ハイタッチをして、私達を祝福してくれていた。
「夏稀、頑張るのよ!」
「涼太先輩、夏祭りに誘えるといいわね!」
美緒と一美に励まされ、私もやる気が出る。そうだ、佐伯先輩に夏祭りに告白する。その為に、今日は佐伯先輩を誘うのだ。私はドキドキしながら、その時を待ち、部活に興じた。
「うん、私、佐伯先輩をなんとか誘うわ」
今日の〈メインイベント〉に備え、落ち着きつつも意気込む。部活もなかなかに気合が入り、演奏にも熱が入った。
そして、部活後。私と美緒と一美の三人は、天文部に赴いた。どうやら天文部の部活も終わる頃で、部員達が部活後の後片付けをしている。
(そろそろ天文部の部活も終わる頃ね……佐伯先輩と校庭の木の前に行って、誘わなきゃね)
告白の準備段階の準備段階。夏祭りへ誘う。――佐伯先輩は部活を終え、部室から出てくる所だ。話し掛けようとしたところ。
「――ああ、池澤。今日、約束してたな」
先輩から私に気付き、話し掛けてきてくれた。先輩が気付いてくれた事に嬉しくなる。そして私は応えていく。
「佐伯先輩、ありがとうございます。覚えていてくれましたね。――校庭の木の前に行きませんか」
「ああ」
そして佐伯先輩と私は、校庭の木の前に行った。美緒と一美が近くでエールを送り、見守ってくれていた。校庭の木の前に着くと、私と佐伯先輩の話が始まる。
「池澤、今日は何の話かな?悩みの相談かい?」
昨日、『悩んでいる』という話題があり、私の『悩み』というか想っている事は、先輩へ恋心を持っている、という事なんだけれど……。その想いを秘めて、先輩に話を切り出す。
「悩みというか――頼みたい事があるんですが――」
いよいよ私は『告白の準備段階の準備段階』を、佐伯先輩に言った。
「佐伯先輩、一緒に今年の夏祭りに行ってくれませんか?」
私の頼みに、佐伯先輩は「おおっ」という顔をして私を見る。そして言葉を返す。
「夏祭りに?僕と?」
私は「ええ、そうです」と答え、先輩は「うん」と小さく言葉にして考えていた。そして考えて、こう答えてくれた。
「ああ、いいよ、分かった。一緒に夏祭りに行こう」
「はい、ありがとうございます!」
私の「願い」に応える先輩に、思わず間髪入れずに感謝の言葉を入れる。私の喜びように、先輩は笑いながら、嬉しそうに、楽しそうにしている。
「ハハッ」
笑みが零れた先輩と私。私達を見守る様に近くに居た美緒と一美が、ハイタッチをして、私達を祝福してくれていた。
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