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初めての男 終幕
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杠の初めての殺人から五年が経ち、あれから何人もの男を殺めたが聖也の時程の高揚感を得る事は出来なかった。
これも俗に言う体の相性が良かったからだろうか?
それともあの時はたっぷりと時間をかけて焦らされたからだろうか?
次の獲物はあの時のように時間をかけてみようかな。
杠がそんな事を考えながら街を歩いていた時だった。
「あのすいません。ちょっとだけいいですか?」
街を歩いていると若い男が声をかけてきた。
昔の初めての男を思い出す。
「何か用ですか?」
杠は何食わぬ顔で振り向く。
「ちょっと話が聞きたいんだけど向こうに来てもらってもいいかな?」
気が付くと杠は数人の男に囲まれていた。
「なるほど。そういう事か。か弱い女性を多数の男で囲むってどうなんですか?」
杠が僅かに口角を上げて不敵に微笑む。
「か弱いか……まぁ続きは署の方で聞かせてもらうよ」
中年の刑事にそう言われ杠は連行されて行く。
──三日後
「あの東雲杠って女ヤバいですよ」
若い刑事は戸惑いながらベテランの刑事に訴えた。
「こっちが掴んで無い殺しまで自分から饒舌に語ってくるんですよ。そのくせ被害者の名前なんかは覚えてないからお陰でこっちは確認作業に追われるし、今わかってるだけで害者の数は10を超えてますよ」
「全容解明まで数年かかるかもな。しかもその後精神疾患を出されたら罪に問えるかどうか……」
ベテラン刑事はそう言って眉根を寄せて視線を落とした。
「ねぇ私が手にかけた男って皆どうしようもないクズ男だったでしょ?だから別によくないですか?それに貴方達もしたくなったら女性を抱きますよね?それと似たような物なんですよ。私だって我慢出来ないんだから」
杠は罪悪感を見せることなく独自の思想や主義を主張してくるがそれを理解出来る者などいるはずもなかった。
これも俗に言う体の相性が良かったからだろうか?
それともあの時はたっぷりと時間をかけて焦らされたからだろうか?
次の獲物はあの時のように時間をかけてみようかな。
杠がそんな事を考えながら街を歩いていた時だった。
「あのすいません。ちょっとだけいいですか?」
街を歩いていると若い男が声をかけてきた。
昔の初めての男を思い出す。
「何か用ですか?」
杠は何食わぬ顔で振り向く。
「ちょっと話が聞きたいんだけど向こうに来てもらってもいいかな?」
気が付くと杠は数人の男に囲まれていた。
「なるほど。そういう事か。か弱い女性を多数の男で囲むってどうなんですか?」
杠が僅かに口角を上げて不敵に微笑む。
「か弱いか……まぁ続きは署の方で聞かせてもらうよ」
中年の刑事にそう言われ杠は連行されて行く。
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若い刑事は戸惑いながらベテランの刑事に訴えた。
「こっちが掴んで無い殺しまで自分から饒舌に語ってくるんですよ。そのくせ被害者の名前なんかは覚えてないからお陰でこっちは確認作業に追われるし、今わかってるだけで害者の数は10を超えてますよ」
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ベテラン刑事はそう言って眉根を寄せて視線を落とした。
「ねぇ私が手にかけた男って皆どうしようもないクズ男だったでしょ?だから別によくないですか?それに貴方達もしたくなったら女性を抱きますよね?それと似たような物なんですよ。私だって我慢出来ないんだから」
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