怖いお話。短編集

赤羽こうじ

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とあるホテルにて(実話)

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東京のあるホテルで

 東京ドームでお気に入りのバンドのライブがあるという事で、関西から参戦し、満足してホテルに帰って来た時の事。その日のライブの余韻に浸りながらホテルに帰って来て、シャワーを浴び、嫁とライブの感想を話していたが、すぐに嫁がウトウトし始めた為就寝する事になった。

 その日は全国的に寒波が襲来してた事もあり、エアコンの温度を27℃に設定しベッドに入る事にした。
 ベッドで横になると遠出の疲れ等もあったのかすぐに眠りにつく事が出来た。そうして寝ていたが暑さでふと目を覚まし、時計を見たらまだ午前四時だった。

『少し温度を上げ過ぎたか?』
 
 そう思い部屋の入口辺りの壁に設置されてあるエアコンのリモコンの所まで歩いて行く。
 
『ちょっと暑いし一度切るか』
 
 そう思い、エアコンを切りベッドへと戻って行った。ベッドへ戻り布団にくるまって横を向いて目を瞑る。
 
『変な時間に起きてしまったな』
 
 そんな事を考えながら目を瞑っていると、横のベッドで眠る嫁の方から明かりが点いたのが分かった。

『ああ、起こしてしまったか……スマホでも見てるのかな?』

 閉じた瞼越しに感じる光をスマホの明かりと思い、そんな事を考えながら目を瞑ったまま横になっていたが、すぐに光が消えたのが分かった。

『時間を確認してすぐに寝たんだな』

 そう納得し目を瞑り続けていたが、すぐにまた光が点くのが分かった。
 その後、数秒光っては消えを何度か繰り返した為、何してるんだ?と不思議に思った時、嫁の方から寝息が聞こえてきた。

『えっ?寝てる?』

 驚き、不思議に思っていたが、その間も光は点いたり消えたりを繰り返していた。

『この光はなんだ?何が点いたり消えたりしてる?』

 少し怖かったが意を決して目を開け隣のベッドで眠る嫁の方を見てみる。
 するとやはり嫁は寝ており、ベッドの上にあるライトが点いたり消えたりを繰り返していた。
 勿論そのライトにそんな点いたり消えたりする機能なんか備えつけられてる訳もなく、何より先程エアコンを消しに行った時は明かりなんかは点いておらず、部屋は真っ暗だった。暫くは何が起こっているのか理解が出来なかった。
 
 ひとまずこの電気を消したい。
 
 そう思い枕元にあったライトを消す方向へ思いっきり捻るとライトは消え再び光が点く事はなかった。
 再び暗闇に包まれた部屋で横になって目を瞑っていたがさっきの現象が気になり中々眠る事が出来ずにいた。
 結局1時間程眠れなかったが、いつの間にか眠ってしまい、スマホのアラームで目を覚ますと朝の10時だった。
 特に異変等もなく、何も知らない嫁は朝の支度を進めていた。
 怖いのが苦手な嫁に昨夜の事を伝えればすぐにホテルを出ようとするだろうし、何故が自分が怒られる様な気がしたのでひとまずそっとしておく事にした。

 後からそのホテルの事をネットで調べてみたが特に不可解な現象や事件、事故等も出てくる事はなく、自分の周りでも特に何もなく平穏に過ごせている。

 さてあれはなんだったのか?たまたま電気の配線等の故障か?それとも……?
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