徒然なるヒトリゴト

SAIKAI

文字の大きさ
3 / 10

3頁 四季は何処へ

しおりを挟む
 What is your favorite season? という問いは英語の設問で必ず一度は目にするだろう。中学校の定期試験などで最後の問題あたりにあったなあ、と感じる人もいるのではないだろうか。この質問は四季の変化を楽しめる日本ならではのものである。大事なことなのでもう一度言おう、日本というのは四季が豊かなはずなのである。
 ところが最近はどうか。つい最近まで半袖で過ごしていた日々ががらりと変わり、急激に肌寒くなった。食欲、読書、スポーツの秋はどこへ行ったというのだ。夏の後に来るべきは秋であって断じて冬ではない。温度の違いで風邪をひいてしまいそうになるではないか。しかし、そんな文句を言ったところで何かが変わるわけではなく、ただただ空しくなるだけである。
 私は冬自体は嫌いではない。むしろ、四季の中では最も好きだと言える。服のおしゃれのし甲斐があるし、クリスマス、正月などイベントが盛りだくさん(バレンタイン?なにそれおいしいの?)で、鍋などの温かい食べ物がおいしく感じる。何より、個人としては四季の中で最も幻想的な季節だと思うのだ。一方で、朝、ベッドから出るのに苦労したり、外を歩けば手がかじかんだり、過ごしやすいかと言われると微妙である。その点、秋は服もそうだが非常に過ごしやすいのは大きなメリットだ。(ちなみに春は論外である。花粉症持ちには酷な季節だ)そんな秋の空気を楽しみながら徐々に訪れる冬を待つのもこれまた季節を楽しむ醍醐味である。旅行に行く際、準備の時間が存外に楽しいのと似ているだろうか、その移り変わる瞬間が趣深いのだ。その過程をすっ飛ばして「オラ、冬だぞ」といきなりぶつけられても困惑するばかりである。なんなら迷惑である。嫌がらせではないか。
 まあ、季節や天候に関する諸問題は今に始まったことではない。季節外れの台風だとか、毎年のように来る10年に一度の大雨だとか、最近では地震や噴火もあるし......自然をないがしろにすればいつかそのしっぺ返しを食らうというが、その前兆だったりしないだろうか......そんなことを考える。体が震えるのはきっと唐突な気温変化のせいだけではないのだろう。
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

アルファポリス投稿ガイドラインについて

ゆっち
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリスでの利用規約、投稿ガイドラインについて考察。 ・2024年3月からスコア切り始まる。 ・ptが高いのに0スコアになるのは何故? ・一定の文字数が必要 曖昧で解らない部分は運営様に問い合わせ、規約に則った投稿を心掛けています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

アルファポリスの禁止事項追加の件

黒いテレキャス
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリスガイドライン禁止事項が追加されるんでガクブル

処理中です...