徒然なるヒトリゴト

SAIKAI

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9頁 マイクを通して

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 もともとのカラオケはみんなでワイワイとするもので、ルーム料金や飲み物代以上に、そのみんなで過ごす時間を買っているものである。もちろん、その認識も間違ってはいないと思うのだが、私にとってのカラオケは一人でただただ好きな歌を人目も気にせず歌える時間なのである。そう、俗にいう一人カラオケというやつだ。
 一人カラオケの良さはいくつもある。先ほども述べたように、人目を気にせず好きなものを好きなだけ歌えることが一つだ。マイナーなものを歌って微妙な空気を作ることも、自分の歌に関して周りからいろいろ言われることもない。同じ歌を繰り返し歌っても問題ない。ストレスフリーどころかストレス発散に最適な時間を過ごすことができる。また、料金面で非常にお得というのも一人カラオケの魅力だ。大抵のカラオケ店では一人当たりで料金設定がされるため同じ時間歌うならば、複数人で行くよりも一人で言った方が歌える曲の数は多い。もちろん、冒頭でも述べたように複数人カラオケには複数人の良さがあるのだが、歌うことそのものに焦点を置いている人は一人の良さが分かるはずだ。
 さて、これまでの独り言を読んでいただいた方は薄々わかると思うのだが、筆者は友達が少なく、それを何とも思わない人種である。むしろ、一人の時間を愛していると言えるタイプだ。カラオケも一人で行くことが多い。某感染症の影響もあって、ここ最近のカラオケ店には一人カラオケに抵抗の少ないものが増えており、私のよく行くお店はあらかじめオンラインで予約を行い、時間になったら受付をせずに直接部屋に行くことが可能だ。会計もセルフレジでできるため、誰にも会わずカラオケが可能になっている。いやはや、ありがたいことだ。
 そんな私はこれと言って好きな歌手がいない。というのも、アニメやドラマの主題歌だったり、親がよく聞いていた歌を歌ったりするのでジャンルも歌手も非常に定まらない。中には非常にマイナーなものもあるので、複数人での盛り上がりには向かないことが多い。また、そもそも歌自体があまりうまくないのであまり他人に聞かせたくないとも感じている。先日、3時間ぶっ通しで歌ったときは平均点を超えているものが片手で数えられるほどしかなかったのだ。全国平均高くない......?
 しかし、そうはいっても歌うこと自体は嫌いではないし、寧ろ好きな方だ。多少ずれていようとも、高音の曲を出し切ったときの解放感や達成感は他ではなかなか得られない。一人カラオケは一度やってみると存外に楽しいものなのでやったことがない方がいれば、ぜひ。

 
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