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3 行動あるのみ
今日は日曜日だから授業も無いし今後の対策を考える事にしよう。
クルストが帰る前に用意してくれた朝食を食べてから、机に向かってノートに思いついた事をメモしていく。俺の無効化の範囲は半径五メートルだから、遮蔽物が無ければ視界に入ってしまう距離だ。出来るだけ攻略対象者の近くにいるようにするためには親交を深めておいた方が良いだろう。ちなみに、ノートとペンは吸収することが出来た。
攻略対象者は全部で五人。
まず一人目はこの国の王子であるジークハルト・ガルブレイス殿下。同級生で同じクラス。学園の生徒会長。とにかく主人公とくっつけちゃいけない人物だ。
次は、クラレンス・スタインハウアー公爵令息。一学年上で頭脳明晰。殿下の側近候補と言われていて生徒会の会計。
更に次、イグナーツ・クラウベルク侯爵令息。この人も一学年上で剣術を得意とする殿下のもう一人の側近候補で生徒会副会長。婚約者の伯爵令息がいるけど、ルートによっては主人公に攻略されてしまう人物。
四人目、ダニエル・シェーファー侯爵令息。同級生だけど別のクラス。ゲームでは最初セレスティンの事が好きだったはず。生徒会の庶務。
最後、アイザック・コルトレーン先生。主人公のクラスの担任教師。伯爵家の次男で二十六歳。
五人全員がアルファだ。そして俺、というかセレスティンはオメガ。
男性のオメガからは優秀なアルファが生まれる確率が高く、その為身分の高いアルファは男性のオメガを伴侶に選ぶ事が多い。オメガバースについては妹が攻略本の説明ページを抜き取ってしまって、最低限ゲームに必要なことしか教えられていなかったからセレスティンの記憶で補完した。妹が隠したがった理由が…まあ、色々とわかった。この世界では質の良い薬が普及していて、アルファとオメガは服用していれば問題なく生活できる。それでも万が一に備えてオメガはチョーカーは常に付けているけどね。
十六歳から三年間通うこの学園は、レベルが高い男子校で優秀なアルファとオメガが入学してくる。貴族にとって社交を学ぶ場であり、伴侶探しの場でもあるというわけだ。もちろん優秀なベータも入学してくる。と言うか半分以上がベータだ。高位貴族のいる学園で人脈づくりが主な目的らしい。まあ伴侶探しもするんだろうけどね。
攻略対象者の内四人が生徒会の役員だから、取りあえずは積極的に生徒会に参加するようにしよう。セレスティンも役員だしな。それに、王子の近くにいるためにはもう少し親しくならないといけない。今までのセレスティンは王子が好き過ぎて上手くしゃべることが出来なかったみたいだから、あんまり親しいっていう感じはしないんだよな。問題は王子が身分の高いオメガに苦手意識を持っているところか…。
王族は優秀な跡取りを生むオメガの男性を伴侶に迎える事が慣習みたいになっているから、貴族の親たちはこぞって自分の息子を薦めて来るし、自分に近づくオメガの男性はそういう目的があからさまでどんどん苦手意識が高くなってしまったんだ。
ゲームの攻略では、主人公の純真で打算のない態度に絆されて惹かれていくっていう流れだった。セレスティンも王子を思う気持ちは純真だったけど、貴族の仮面の下に隠してしまっていたから伝わるわけもなかったし、余りしゃべらなかったのも悪くとらえられていて、高位貴族だからとお高く留まっているように見えていたようだ。
まあ俺は王子に特別な感情は持っていないから普通にしゃべれると思うので、悪いイメージを払拭出来るように頑張るしかないな。
そして恐ろしい事に気が付いてしまった。
今は三学期が始まったばかりという事は、暦は一緒だから三ヶ月後には主人公が学園に入学してきてしまうということだ。それまでに王子とそこそこ親しくなっていないとまずいのに、入学から今まででほとんど進展していない関係をどうやって詰めたらいいんだ?
何とか接点を作れないかとゲームの記憶を探っていたら、王子は日曜に孤児院を訪れていたことを思い出した。時間は限られている。とにかく行動あるのみだ。
孤児院には学園前から定期的に出ている馬車に乗ればすぐに着いた。教会に併設されていて、子供たちの面倒はシスターと教会の職員が看ている。高位貴族は教会や孤児院へ必ず寄付をしているから、俺が入口で身分を名乗ると快く中に入れてもらえた。案内してくれているシスターによると子供たちは教室で勉強をしている最中らしいので、まずはそれを見学させてもらう事にした。そこに王子がいるかもしれないしな。
結果として、王子はいなかった。でも子供たちの様子を見るのは楽しい。
子供たちが凄く真剣に授業を受けていて感心していたら、それには理由があるとシスターが教えてくれた。
「読み書きと算術が出来るとここを出る時に就職が有利になります。自分の将来がかかっていますから皆真剣なんです」
「そうなんですか。こんな小さいうちから、皆偉いなぁ…」
妹を溺愛していた俺は子供も大好きだ。必死に頑張っている姿を見ると無性に応援したくなる。
算術の授業が終わって休み時間になったところで、シスターが俺を教壇まで即して皆の前に連れて行って紹介してくれた。
「こちらはアッシュフィールド公爵家ご子息のセレスティン様です。今日は皆さんの授業の様子を見に来ていただいただけでなく、差し入れも持ってきて下さいました」
「セレスティン・アッシュフィールドです。みんなが凄く勉強を頑張っていて感動したよ。クッキーを持ってきたから食べてね」
笑顔で挨拶をしたら子供たちが静まり返ってポカンとした顔でこちらを見ている。
なんだ? 何か変な事を言ってしまったかな。…と思っていたら急にワッと騒がしくなった。皆の目がキラキラしている。
「キレイっ! お兄ちゃん、すっごくキレイね!」
「天使様なの? でも髪が黒い天使様いたかな?」
そうだった、セレスティンは超絶美少年だった。普通の大学生だった俺と違って美少年の笑顔は子供でもこの反応になるんだな。シスターがなだめて静かになってから食堂に移動して、差し入れに持ってきたクッキーを配って皆で食べた。
そういえば、学園を出る前に購買で大量にクッキーを買ったから売り子のおばちゃんがびっくりしてたっけな。
この後は外に出て運動の時間だというのでそれにも参加させてもらう事にした。特にやる事が決まっていなくて自由時間みたいだったから遊びを提案してみた。
外で子供たちと出来る遊びと言えば「だるまさんがころんだ」だよな。流石にダルマは知らないだろうから「天使様がころんだ」に改名した。ルールを教えて俺が鬼になって広場の木に向かう。離れている子供たちが最初の合図を大きく叫んだ。
「「「「「はじめのいーっぽ!」」」」」
「てーんーしー様がーこーろーんーだ!」
振り返って見たらみんな頑張って動かないようにしているけど、足を上げたポーズで止まった子が耐えられずに下ろしてしまった。
「はい、そこの金髪の子、アウト!」
「僕ニールだよ! 一番手かよ~」
「じゃあニールは私と手をつないで。次いくよ~! てーーんーしーーー様がーこーろーんだっ!」
言い方を変えたら子供たちに受けた。「変な言い方~」とか「笑っちゃうだろ」と言っていて実際クスクス笑い声も聞こえてきた。
「こうやって言い方を変えて相手のミスを誘うものなんだぞ。はい、こっちの青い髪の女の子、アウト!」
「やーん、私はマリカっていうのよ」
「はーい、マリカはニールとつないでね。どんどんいくよ~。てんしーさーまがーこーろんだ! はい、花壇の側の、…え? で、殿下?」
振り返って動いている子供を探す視界に特徴的な赤色の髪が映って、直ぐにジークハルト殿下だと気付いた。少し戸惑ったような表情をしてこちらを見ている殿下と目が合うと、自分の鼓動が跳ねあがったのがわかった。
クルストが帰る前に用意してくれた朝食を食べてから、机に向かってノートに思いついた事をメモしていく。俺の無効化の範囲は半径五メートルだから、遮蔽物が無ければ視界に入ってしまう距離だ。出来るだけ攻略対象者の近くにいるようにするためには親交を深めておいた方が良いだろう。ちなみに、ノートとペンは吸収することが出来た。
攻略対象者は全部で五人。
まず一人目はこの国の王子であるジークハルト・ガルブレイス殿下。同級生で同じクラス。学園の生徒会長。とにかく主人公とくっつけちゃいけない人物だ。
次は、クラレンス・スタインハウアー公爵令息。一学年上で頭脳明晰。殿下の側近候補と言われていて生徒会の会計。
更に次、イグナーツ・クラウベルク侯爵令息。この人も一学年上で剣術を得意とする殿下のもう一人の側近候補で生徒会副会長。婚約者の伯爵令息がいるけど、ルートによっては主人公に攻略されてしまう人物。
四人目、ダニエル・シェーファー侯爵令息。同級生だけど別のクラス。ゲームでは最初セレスティンの事が好きだったはず。生徒会の庶務。
最後、アイザック・コルトレーン先生。主人公のクラスの担任教師。伯爵家の次男で二十六歳。
五人全員がアルファだ。そして俺、というかセレスティンはオメガ。
男性のオメガからは優秀なアルファが生まれる確率が高く、その為身分の高いアルファは男性のオメガを伴侶に選ぶ事が多い。オメガバースについては妹が攻略本の説明ページを抜き取ってしまって、最低限ゲームに必要なことしか教えられていなかったからセレスティンの記憶で補完した。妹が隠したがった理由が…まあ、色々とわかった。この世界では質の良い薬が普及していて、アルファとオメガは服用していれば問題なく生活できる。それでも万が一に備えてオメガはチョーカーは常に付けているけどね。
十六歳から三年間通うこの学園は、レベルが高い男子校で優秀なアルファとオメガが入学してくる。貴族にとって社交を学ぶ場であり、伴侶探しの場でもあるというわけだ。もちろん優秀なベータも入学してくる。と言うか半分以上がベータだ。高位貴族のいる学園で人脈づくりが主な目的らしい。まあ伴侶探しもするんだろうけどね。
攻略対象者の内四人が生徒会の役員だから、取りあえずは積極的に生徒会に参加するようにしよう。セレスティンも役員だしな。それに、王子の近くにいるためにはもう少し親しくならないといけない。今までのセレスティンは王子が好き過ぎて上手くしゃべることが出来なかったみたいだから、あんまり親しいっていう感じはしないんだよな。問題は王子が身分の高いオメガに苦手意識を持っているところか…。
王族は優秀な跡取りを生むオメガの男性を伴侶に迎える事が慣習みたいになっているから、貴族の親たちはこぞって自分の息子を薦めて来るし、自分に近づくオメガの男性はそういう目的があからさまでどんどん苦手意識が高くなってしまったんだ。
ゲームの攻略では、主人公の純真で打算のない態度に絆されて惹かれていくっていう流れだった。セレスティンも王子を思う気持ちは純真だったけど、貴族の仮面の下に隠してしまっていたから伝わるわけもなかったし、余りしゃべらなかったのも悪くとらえられていて、高位貴族だからとお高く留まっているように見えていたようだ。
まあ俺は王子に特別な感情は持っていないから普通にしゃべれると思うので、悪いイメージを払拭出来るように頑張るしかないな。
そして恐ろしい事に気が付いてしまった。
今は三学期が始まったばかりという事は、暦は一緒だから三ヶ月後には主人公が学園に入学してきてしまうということだ。それまでに王子とそこそこ親しくなっていないとまずいのに、入学から今まででほとんど進展していない関係をどうやって詰めたらいいんだ?
何とか接点を作れないかとゲームの記憶を探っていたら、王子は日曜に孤児院を訪れていたことを思い出した。時間は限られている。とにかく行動あるのみだ。
孤児院には学園前から定期的に出ている馬車に乗ればすぐに着いた。教会に併設されていて、子供たちの面倒はシスターと教会の職員が看ている。高位貴族は教会や孤児院へ必ず寄付をしているから、俺が入口で身分を名乗ると快く中に入れてもらえた。案内してくれているシスターによると子供たちは教室で勉強をしている最中らしいので、まずはそれを見学させてもらう事にした。そこに王子がいるかもしれないしな。
結果として、王子はいなかった。でも子供たちの様子を見るのは楽しい。
子供たちが凄く真剣に授業を受けていて感心していたら、それには理由があるとシスターが教えてくれた。
「読み書きと算術が出来るとここを出る時に就職が有利になります。自分の将来がかかっていますから皆真剣なんです」
「そうなんですか。こんな小さいうちから、皆偉いなぁ…」
妹を溺愛していた俺は子供も大好きだ。必死に頑張っている姿を見ると無性に応援したくなる。
算術の授業が終わって休み時間になったところで、シスターが俺を教壇まで即して皆の前に連れて行って紹介してくれた。
「こちらはアッシュフィールド公爵家ご子息のセレスティン様です。今日は皆さんの授業の様子を見に来ていただいただけでなく、差し入れも持ってきて下さいました」
「セレスティン・アッシュフィールドです。みんなが凄く勉強を頑張っていて感動したよ。クッキーを持ってきたから食べてね」
笑顔で挨拶をしたら子供たちが静まり返ってポカンとした顔でこちらを見ている。
なんだ? 何か変な事を言ってしまったかな。…と思っていたら急にワッと騒がしくなった。皆の目がキラキラしている。
「キレイっ! お兄ちゃん、すっごくキレイね!」
「天使様なの? でも髪が黒い天使様いたかな?」
そうだった、セレスティンは超絶美少年だった。普通の大学生だった俺と違って美少年の笑顔は子供でもこの反応になるんだな。シスターがなだめて静かになってから食堂に移動して、差し入れに持ってきたクッキーを配って皆で食べた。
そういえば、学園を出る前に購買で大量にクッキーを買ったから売り子のおばちゃんがびっくりしてたっけな。
この後は外に出て運動の時間だというのでそれにも参加させてもらう事にした。特にやる事が決まっていなくて自由時間みたいだったから遊びを提案してみた。
外で子供たちと出来る遊びと言えば「だるまさんがころんだ」だよな。流石にダルマは知らないだろうから「天使様がころんだ」に改名した。ルールを教えて俺が鬼になって広場の木に向かう。離れている子供たちが最初の合図を大きく叫んだ。
「「「「「はじめのいーっぽ!」」」」」
「てーんーしー様がーこーろーんーだ!」
振り返って見たらみんな頑張って動かないようにしているけど、足を上げたポーズで止まった子が耐えられずに下ろしてしまった。
「はい、そこの金髪の子、アウト!」
「僕ニールだよ! 一番手かよ~」
「じゃあニールは私と手をつないで。次いくよ~! てーーんーしーーー様がーこーろーんだっ!」
言い方を変えたら子供たちに受けた。「変な言い方~」とか「笑っちゃうだろ」と言っていて実際クスクス笑い声も聞こえてきた。
「こうやって言い方を変えて相手のミスを誘うものなんだぞ。はい、こっちの青い髪の女の子、アウト!」
「やーん、私はマリカっていうのよ」
「はーい、マリカはニールとつないでね。どんどんいくよ~。てんしーさーまがーこーろんだ! はい、花壇の側の、…え? で、殿下?」
振り返って動いている子供を探す視界に特徴的な赤色の髪が映って、直ぐにジークハルト殿下だと気付いた。少し戸惑ったような表情をしてこちらを見ている殿下と目が合うと、自分の鼓動が跳ねあがったのがわかった。
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